『マネジメント[課題・責任・実践](上)』第21章「仕事への責任」
仕事への責任
働く者が責任という重荷を負うには何が必要か。いかなる手だて、動機づけ、保障が必要か。責任を負い、責任に応じてもらうために、マネジメントは何をしなければならないか。
『マネジメント[課題・責任・実践](上)』P315
『実践するマネジメント読書会』マネジメントコース第2回目のテーマは「仕事への責任」。
ベーシックコースでは『経営者の条件』で、セルフマネジメントを学び実践してきました。マネジメントコースで取り扱うテーマは「マネジャーの仕事」。「人のマネジメント」、「仕事のマネジメント」は違うということを意識して、マネジャーの視点で仕事を考えていきます。
人のマネジメント、仕事のマネジメントは違う。私もドラッカーマネジメントの原理原則を知るまでは、つい感情的になったり、スタッフの発言や、行動にイライラするすることがしばしばありました。
先日、久しぶりに現場へ行ったら、本社から現場へ異動になった社員が「五月女さんにとても感謝していましたよ」と言っていたことを聞きました。その時の出来事はこちらの記事で…(笑)「職場の日々で使うドラッカー」
セルフマネジメントの視点から、マネジャーの視点に変えて仕事をする。責任をもって仕事してもらうにはマネジャーは何をしなければならないか?
仕事において成果をあげるには、仕事に責任をもてなければならない。そのためには、(1)仕事を生産的なものにしなければならない、(2)情報をフィードバックしなければならない、(3)学習を継続して行わなければならない。
by P.F.ドラッカー
まずは仕事そのものに達成感、充足感がなければならないとドラッカー教授は言います。
そのためにマネジャーが取り組むべきことを、次回から考えていきます!
(つづく)
前回まで
第1話:『マネジメント(中)』第31章「マネジメントの仕事」
第2話:『マネジメント(中)』第31章(1節)「マネジメントの仕事」
第3話:『マネジメント(中)』第31章(2節)「マネジメントの資源は人である」
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五月女 圭司
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