人生100年時代の先人:続・絵で見るドラッカーの人生(魂よ永遠に)【2015年】(2006年〜)


続・絵で見るドラッカーの人生(魂よ永遠に)【2015年】

勝つために必要なのは全員の「居場所」だった。(『もし高校野球の女子マネジャーがドラッカーの「イノベーションと企業家精神」を読んだら』)

私立浅川学園高校に通う岡野夢は、友人の真実に誘われて、野球部のマネジャーになることを決心します。

夢と真実はドラッカー の経営書『イノベーションと企業家精神』を読みながら、競争しなくても勝てる、まったく新しい野球部をつくろうとします。

ドラッカー の教えをもとに、マネジャーと、選手たちが力を合わせてイノベーションを起こし、甲子園を目指す青春小説。

主な登場人物

岡野 夢          浅川学園野球部のマネジャー

児玉 真実      夢の友人。野球部のマネジャー

柿谷 洋子      野球部のマネジャー。企画担当

神田 五月      野球部のマネジャー。実務担当

木内 智明      野球部のマネジャー。野球戦略担当

松葉 楓          野球部のマネジャー。グランド整備担当

一条 隼人      野球部の投手

北条 文乃     元程久保高校野球部マネジャー

二階 正義     元程久保高校野球部キャプテン

若き経営者はチャレンジャーたれ、イノベーターたれ!

ピーター・ドラッカー

聞き手・翻訳/藤島 秀記

われわれはいま大変革期に立っています。次なる経済、次なる社会にまだ到達してせんが、すでにどこに向かっているかを知っており、われわれのすぐそばに来ています。それはこれまでとは、まったく違う経済として姿を現しつつあります。とりわけ日本の若いエグゼクティブたちにとっては、まったく新しい挑戦となるでしょう。

ご存知のように40年余り前、私は日本のエグゼクティブたちと仕事をしてきました。そして日本のマネジメントが成し遂げた驚異的な成果を目の当たりにしてきました。日本がこれまで世界の経済大国に発展してきたのは、何にもまして日本のマネジメントの成果といえるでしょう。ですから私は、まず次の問いかけから始めたいと思います。

日本の21世紀を担うエグゼクティブが直面する課題は、あなた方の先輩が4,50年前に直面し、見事にやり遂げた課題とどこが大きく違うのか。この新しい世代の最も重要な課題は何か。

みなさんの先輩は戦争に負け、意気消沈した国を再建しなければなりませんでした。そして、30年も経ずしてそれを成し遂げたのです。このような目覚ましい発展は歴史に例がありません。ひとつもないのです。あなた方の先輩たちはどん底からスタートしました。その後を継ぐ21世紀の若きエグゼクティブたちは、きわめて大きな遺産を手にスタートすることになります。あなたたちはトップもしくはトップに近いところからスタートすることになります。それは危険なところです。そこから落ちるのは簡単です。

21世紀を担うエグゼクティブはマネジメントのイノベーターでなければならないのです。とりわけ知識労働者という新しい時代をマネジメントし生産性を高める方法に取り組まねばならない。またあなたがたはチャレンジャーでなければならないのです。単に基準を改善するだけでなく、基準を創造し設定しなければならないのです。

これからますます競争が激しくなるグローバル経済の中にあって、これは素晴らしい課題、重要な課題、取組みがいのある課題なのです。この課題への挑戦、すなわち新しい経済、新しい企業への挑戦が成功するかどうかは、21世紀の若きエグゼクティブの肩にかかっているのです。

(本稿は2000年秋、クレアモントのドラッカー博士自宅でインタビューしたものである。)

『ドラッカー フォーラム』創刊号 2015年4月1日発行 より

◆ドラッカー学会ホームページ

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五月女 圭司

『人生を変えるドラッカー』を読んで「人生は変えられるよ!」と、神さまの声が聞こえた57歳の会社員。己と向きあうには師匠がいる。私の師匠はドラッカー教授の「ことば」。この「ことば」が自らを成長させてくれます。私のミッションは「人」と「音楽」と「ドラッカー」をつないで笑顔あふれる街を創ること。 何によって覚えられたいか? 「いつも笑顔でチャレンジしている人」と覚えられたい!

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