時間の使い方を診断する(Time Diagnosis, 『経営者の条件』第2章「汝の時間を知れ」)
解説
時間は普遍的な制約条件でありながら,その存在は記憶にとどまらず,常に無駄に使わせる圧力が働いています.時間をどのように使っているかを知る上で,「診断する」「整理する」「まとめる」ことが有効な時間管理の方法として知られています.
この投稿では「診断する」に主眼を置いています.診断するにあたり,常に流れて動いている時間を記録し,その結果を定期的に見直していきます.まるで病院のカルテのように時間の使い方を記録します.そして
- 何の成果も生まない時間の浪費である仕事を見つけ,捨てる
- 他の人間でもやれることは何かを考える
- 自らがコントロールし,自らが取り除くことができる時間浪費の原因を排除する
という処置を状況に応じてとります.常に流れて動く時間のカルテをとる看護師を中央に配置し,下部には何の成果も生まない時間浪費の一例として毎晩の会食を,他の人間に権限を移譲する様子を,時間浪費の原因の排除の一例として会議の前の連絡メモ(いつどこで会議を行うか,もし必要であれば参加するよう促す案内)をモチーフとして描いています.
この記事では,筆者の解釈でドラッカーの言葉をアール・ヌーヴォー風に擬人化してお送りしております. ぜひこの記事も読んでみてください
じゅふぃ
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- アール・ヌーヴォー風に綴るドラッカーのことば〜セルフマネジメント編〜 - 2019年8月6日
じゅふぃさん
アール・ヌーボー風ってすごいです!
時間をこんな風に絵に描いてみることができるのですね。不思議な世界感に引き込まれました!