「ひとりドラッカー読書会『経営者の条件』第1章:成果をあげる能力は修得できる②」メイキング裏ストーリー&読書会ムービー(3)


<バックナンバー>

第1回:『経営者の条件』まえがき

第2回:『経営者の条件』第1章①

 

はじめてのスランプ。

スタートして約1週間、今日アップした動画のあたりで、私は1回目のスランプに陥っていました。

たった5分くらいの動画を撮るだけなのに、何度も撮り直しになって、1時間以上かかってしまったり。

「なんでこんなこと、始めちゃったんだ!」

もう、辞めたい気持ちで一杯でした(笑)

 

今でこそ、講座の講師として人前に立たせていただいていますが、もともと私は、人前で話すのがとっても苦手。というか、人前だからという訳じゃなく、そもそも自分の思いを言葉にして話すことが苦手なのです。

もともと聞く能力が高いらしく、人とのコミュニケーションでは、私は基本的に聞き役になります。聞き役をしながら合いの手を入れればコミュニケーションは十分に成立するので、今までそうやって生きてきました。

子どもの頃からそうだったので、たぶん私の脳の言語領域は、あまり発達していないのではないかとすら思います。つまり、言語化ができないのです…(^^;

 

話すことが苦手な私が、毎日動画で話すという苦行を始めたものだから、もう大変!

目の前に人がいれば、相手が欲していることに合わせて話すことも出来ますが、私の前の前にあるのは無機質なノートパソコン。

パソコン相手では、ますます話題も浮かびません(笑)

 

そんなこんなで、心折れそうになりながらも毎日1本づつの動画を配信し続けていたのですが、毎日何10テイクも撮り直しているうちに、だんだん自分の話の組み立て方の癖のようなものが、分かってきました。

「書き言葉でしゃべろうとしている」

もともと私は文章を書くとき、書きながら推敲するスタイルで、自分の書いた原稿を読み直しながら、何度も何度も推敲しています。

出来上がった文章はそれなりに綺麗にまとまっているので、他人からは文章を書くのが得意だと思われますが、それはものすごい時間をかけて推敲しなおした結果。決して文才がある訳ではありません。

にも関わらず、動画で話すときに頭にあったゴールイメージは、推敲し終えた原稿のようにスムーズな言葉をイメージしていたのです。

そう、理想があまりにも高すぎたのです(笑)

 

理想を下げるのには心理的な抵抗もなくはなかったのですが、実現不可能な理想をいくら掲げていても仕方ありません。

これ以降、もう少し自分の能力の身の丈に合った話し方を模索するようになり、最初のスランプからは徐々に抜け出して行きました。

人は自分の持っている能力でしか、社会に貢献することはできない。何度もドラッカーから学んできたはずなのに、「まだまだ実践できてないな~」と思う出来事でした(笑)

 

さて、そろそろ動画に参りましょう!!

 

<ひとりドラッカー読書会8 『経営者の条件』第1章:成果をあげる能力は修得できる(5)>

【本文該当箇所】 21ページ:
知識労働者は、それ自体が独立して成果となるようなものを生み出さない。

【一言コメント】
現代社会は組織の社会。組織に属する一人ひとりは、それぞれの専門分野を持ち、専門的な知識を活用して成果をあげます。成果とは、組織の外の世界における変化です。仕事を通して組織の外に何かプラスの変化を起こしたとき、われわれは成果をあげたと言えるのです。専門化が成果をあげるためには、周りの人と手を携え、共通の成果に向けてそれぞれの専門分野から貢献を行うことが重要なのです。

 

<ひとりドラッカー読書会9 『経営者の条件』第1章:成果をあげる能力は修得できる(6)>

【本文該当箇所】 23ページ:
今日の組織では、自らの知識あるいは地位のゆえに組織の活動や業績に実質的な貢献をなすべき知識労働者は、すべてエグゼクティブである。

【一言コメント】
かつての組織は、マニュアルワーカー(肉体労働者・作業労働者)が中心となる組織でした。彼らに求められたのは、言われたことを、正しく行うこと。ゆえに、現場で働く一人ひとりが自分自身で何かを判断することは求められませんでした。
ところが現在は、ナレッジワーカー(知識労働者)を中心とする組織になりました。知識労働者は、成果をあげるべく自分自身で考え、判断し、行動することが求められます。ゆえに知識労働者は「成果をあげる能力」を身につけておく必要があるとドラッカーは言っているのです。

 

<ひとりドラッカー読書会10 『経営者の条件』第1章:成果をあげる能力は修得できる(7)>

【本文該当箇所】 25ページ:
知識労働は量によって規定されるものではない。コストによって規定されるものでもない。成果によって規定されるものである。

【一言コメント】
かつてのマニュアルワーカーの仕事は「量」によって規定されました。単位時間あたりの生産量が多ければ、彼らはより大きな成果をあげたと言えました。
ところがナレッジワーカーの仕事は「量」によっては規定されません。もちろん「量」が関係する場合もありますが、ナレッジワーカーの仕事は主に「質」によって規定されます。
「効率性」という量の生産性を高めるための考え方だけではなく、「効果性」という質の生産性を高めるための考え方を、われわれは身につけなければなりません。

 

<ひとりドラッカー読書会11 『経営者の条件』第1章:成果をあげる能力は修得できる(8)>

【本文該当箇所】 27ページ:
組織に働く者の置かれている状況は、成果をあげることを要求しながら、成果をあげることを極めて困難にしている。

【一言コメント】
われわれが「組織」という道具を使って働くようになったのは、つい200年ほど前のこと。実は人類はまだ、「組織」という道具の使い方に習熟しているとは言えません。
「組織」という道具を使いこなし、「知識」によって成果をあげることが、マネジメントに期待される役割。組織で働いているからこそ起こる課題には、一定のパターンがあります。これら予期できるパターンに対しては、一人ひとりがセルフマネジメントを意識することで、乗り越えていかなければなりません。

 

 

<おわりに>

生きていれば誰にでも、大小さまざまなコンプレックスがあるのではないかと思います。

私にとって「話すことが苦手」というのもそう。

子どもの頃から、ずっとそう思い込んで生きてきました(笑)

 

すべてのコンプレックスがそうだとまでは言いませんが、今回、我が身に起こったことを振り返って思うのは、「理想が高すぎるとコンプレックスになる」というパターンもあるという事。

 

憶えていないので、“たぶん” の予想ですが、、、

私の「話すこと」へのコンプレックスは、子どものころ誰か話が上手で人気者の友達を見て、あこがれたからとか、そんな些細なことが原因だと思うのです(笑)

 

「高すぎる理想は、いったん降ろしてみる」

こんなところにも、自分らしく生きるヒントがあるのだな~と思った、今回の出来事でした!

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鹿島晋

鹿島晋

ドラッカーのマネジメントをベースに「目を輝かせながら明日のことを話す」企業を増やすコンサルタント。ネット通販業界では18カ月間で売り上げ120倍を達成した実績を持ち、現在は中小企業の経営企画アドバイザーとして活動する。 読書会ファシリテーターとしては、関東・中国地方を中心に160回以上の読書会を開催(2018年12月現在)。実践するドラッカー講座では実践ナビゲーターも担当する。 サキュオ・コンサルティング株式会社 代表取締役。一般社団法人はぐ・くむ 代表理事。1978年 横浜市生まれ。

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