著者が語る『人生を変えるドラッカー』を100倍生かす方法!読書会ファシリテーター東堂先生による【ことば解説】「3.『成果』の定義」


皆さんこんにちは!

今週も東堂先生による「言葉」解説です。

ドラッカー教授は「言葉は道具である」といいます。

言葉が定義されているからこそ、言葉を道具として使うことができます。

「この言葉はどう定義されているか」という視点をもってドラッカーを読むと、ぐっと理解が進みますよ。

『人生を変えるドラッカー』の読書会のシーンで、東堂先生が「ドラッカーの言葉」の説明をしています。

今週もそれをピックアップして、東堂先生による言葉の解説を確認していきましょうね!

東堂先生による【ことば解説】「3.『成果』の定義」

ドラッカーは『経営者の条件』の中で、「成果をあげる5つの能力」について書いています。

「成果をあげる5つの能力」

1)汝の時間を知れ 

2)貢献に焦点を合わせる 

3)人の強みを生かす 

4)最も重要なことに集中する 

5)成果をあげる意思決定をする

そのうちの二つ目の「貢献に焦点を合わせる」。

この「貢献に焦点を合わせる」についての読書会で、東堂先生は「貢献」という言葉の解説(先週の記事をご覧ください♪)とセットで「成果」という言葉についても解説しました。

「成果」という言葉の定義。

『経営者の条件』を読むうえでとてもとても大切なのです!!!

さっそく東堂先生に説明してもらいましょう!

 

引用を始めます。

「杉並さん、どうですか」

「あ、はい」、柊介が姿勢を正して本を開いた。

「僕はここです」

成果をあげるには、自らの果たすべき貢献を考えなければならない。手元の仕事から顔を上げ目標に目を向ける。組織の成果に影響を与える貢献は何かを問う。そして責任を中心に据える。(『経営者の条件』p78)

 

「僕ら広告営業は毎月、目標数字に追われています。みんな余裕がなくて、話しかけられてもパソコン画面を向いたまま答えたりしているんです。目の前の仕事しか見えていない、そんな状況でいいのかな、と。ただ、『組織の成果に影響を与える貢献』という箇所が引っかかって……そもそもうちの成果が何なのか、それすらもわからなくなってきました」

突然ポキッと心が折れてしまったトップ営業マン、陣内光秀の様子を思い出し、柊介はまた胸が苦しくなった。

「杉並さん、ありがとうございます。成果とは何か……とても大切な問いだと思います。そこでまず、成果と貢献、これらの言葉について説明しましょう。『経営者の条件』のなかでは、特に言及がない限り、このような意味だと思ってください。

・成果=組織の成果

・貢献=組織に属する個々人が行う、組織の成果への貢献

 

「杉並さん、先ほど、成果が何なのかわからなくなった、とおっしゃいましたね」

東堂は『経営者の条件』を手に取ると三十一ページを開くよう促した。

組織の中に成果は存在しない。すべての成果は外にある。(『経営者の条件』p31)

そして先ほどのホワイトボードに言葉を書き足した。

・成果=組織の成果 → 成果は外にある

・貢献=組織に属する個々人が行う、組織の成果への貢献

東堂が続ける。

「組織の外、つまり社会に変化を起こすことが成果である――ならば、自分の力を使って世の中に対して何をなすか?」

東堂は柊介に問いかけた。

「杉並さんの組織にとって成果は何でしょうね」

「成果は外にあるんですよね」

「そうです。はるかさんのアルバイト先で言えば、喫茶店の売上でしょうか?」

「いえ、お客さんたちが過ごしたいように過ごすこと……」

(そうだ。毎月の営業数字は、あくまで社内目標だ。仲間も自分も内側だけを見て、ニンジンを追いかけていたんだ……。じゃあ、うちのめざすものって何だ?)

「みなさんの組織は、外、つまりお客様や社会に何を差し出すためにあるのでしょうか。それこそが組織の成果なのです。答えは簡単に見つからないかもしれません。でも、いつもの仕事から目線を上げてみてください。視野を広げてみてください。必ず見つかるはずですよ」

引用を終わります。

本編ではここで杉並柊介が「成果は外にある」という言葉と衝撃的な出会いをして、自らの仕事への考え方を一新していきます。

「成果は外にある」ということについて、東堂先生が解説しているシーンを今回はお伝えしました。

ちなみに、『経営者の条件』では、三つの英単語がいずれも「成果」と訳されています。

result

performance

effective

です。

「成果は外にある」の『成果』は、resultです。残した結果、というようなニュアンスです。

東堂先生はこの「成果は外にある」という重要な言葉を忘れないために自分が経営する塾の名前を『リザルト学習塾』としています。

performanceも成果ですが、「業績」というニュアンスです。

毎月の売り上げ数字、出店店舗数などの業績は内なる目標ではありますが、組織が追いかけている成果の一つでもあります。(ちなみに『経営者の条件』では、貢献の章で、組織は三つの成果を求めなければ腐りやがて死ぬと書いています。その三つの成果とは『直接の成果、価値への取り組み、人材育成』です)

 

effectiveは『効果的に』とか『うまくやる』というニュアンスです。

『経営者の条件』の原題は、『The Effective Executive』でしたね。

仕事ができる人、のようなニュアンスのタイトルなのです。

 

ということで『成果』の意味として、東堂先生は「成果は外にある」というドラッカーの言葉を中心に説明をしていました。

本編の柊介のように、この魔法の言葉「成果は外にある」を心の中に置いてお仕事をするだけでいろいろなものが変わって見え始めるかもしれませんね!次回も東堂先生の「ことば解説」です☆

お楽しみに!

 

 

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吉田麻子
(株)カラーディア代表取締役、カラーセラピスト、パーソナルカラーリスト、カラーコンサルタント、ドラッカー読書会ファシリテーター、志喜彩塾塾長、作家、函館市西部地区にあるブックカフェirodoriオーナー。 ◎色彩検定1級、東商カラーコーディネーター検定ファッション色彩1級、東商カラーコーディネーター商品色彩1級、東商カラーコーディネーター環境色彩1級。 ◎「人は必ず輝く!」をテーマに、色彩やドラッカーなどの講演、講座、セミナー、執筆等の活動を実施。志を立て、身の回りのことに喜び、彩り豊かに生きる「志喜彩塾」を全国(札幌、青森、岩手、仙台、新潟、東京、浜松、名古屋、伊那、富山、大阪、神戸、福山、徳島、高知、下関、北九州、久留米、熊本)で実施するほか、なないろ塾、カラーセラピーやパーソナルカラー、ドラッカー読書会、カラーリストと読む源氏物語等の講座を実施している。オーナーである函館のブックカフェirodoriにて連日実施している「カラー占い」も好評。 ◎ 著書に『7色のすごいチカラ!』、『実践する色彩学』(ともにエイチエス)。 『人生を変えるドラッカー』(ダイヤモンド社)。◎ほぼ毎日発行のまぐまぐ有料メルマガ「吉田麻子のLOVEPOWERエッセイ」が好評。

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