著者が語る『人生を変えるドラッカー』を100倍生かす方法!読書会ファシリテーター東堂先生による【ことば解説】「6.『廃棄』の定義」


皆さんこんにちは!

今週も東堂先生による「言葉」解説をお送りいたします!

「言葉」の解釈が違っていると同じ本を読んでも読み手にとって大きな差異が生まれます。

言葉の定義を知ることはドラッカーのマネジメントを学ぶ上でとっても大切です!

ドラッカー仲間で話していると、

「廃棄」という言葉がとても多く出てきます。

『経営者の条件』の読書会でとてもよく聞きます。

ドラッカーのセルフマネジメントを語る上で、なくてはならない考え方、それが廃棄なのです。

ところがドラッカーの本自体にはあまり登場するワードではありません。

意味的には重要なのですが、具体的にはどういうニュアンスで捉えたらいいのでしょうか。

今週も東堂先生のお力を借りましょう☆

東堂先生による【ことば解説】「6.『廃棄』の定義」

ドラッカーは『経営者の条件』の中で、「成果をあげる5つの能力」について書いています。

「成果をあげる5つの能力」

1)汝の時間を知れ 

2)貢献に焦点を合わせる 

3)人の強みを生かす 

4)最も重要なことに集中する 

5)成果をあげる意思決定をする

そのうちの四つ目。「最も重要なことに集中する」。

この集中の章で「廃棄」という考え方が出てきます。

どのように出てくる考え方なのか、引用を読んでいきましょうね♪

 

引用を始めます。

東堂はいつもの丁寧な筆跡でホワイトボードに板書した。

・どこに(集中) 

・どれだけ(時間・人、などの資源)

「つまり、限られた資源を『どこに』『どれだけ』投入するか。その組み合わせが肝心なのです。長時間忙しく働いたからといって、成果があがるわけではありません。”ながら仕事”も品質や生産性が下がる要員となりえます。だから『集中』なのです」

堀川徹は、思わず低い声でうなった。

すかさず東堂が指名する。「堀川さんがいかがですか」

「あ、はい」。徹が、飛び上がるようにして読み上げた。

成果をあげられない人のほうが多くの時間働いている。(『経営者の条件』p141)

「時間の記録の効果は、たしかにすごいと思いました。ただ、売上はまだまだなんです。朝から夜中まで働いているわりに、お客さんが増えなくて……」

「そうでしたか。効果あったでしょう、時間の記録は」。東堂がにっこり笑う。

「とはいえ、ご指摘の箇所、耳が痛いですよね。ドラッカーは成果のあがらない人の特徴を、同じく141ページで三つ挙げています。ちょっと書き出してみましょう」

成果のあがらない人は、

・第一に、一つの仕事に必要な時間を過小評価する

・第二に、急ごうとする

・第三に、同時にいくつかのことをする

 

「ああ、まさにそうなんです。いつも焦ってしまって、一度にあれこれ手を出してしまうんです」、徹がうなだれる。

「我々は聖徳太子じゃありませんから、全部いっぺんに成果をあげようとしても、なかなかできるものではありません。ドラッカーは、最も重要なことを最初に行うべく集中しなさい、と言います。この章の英文タイトルは”First Things First”、大事なことを先に、という意味です」

東堂がほかのメンバーを見回しながら説明を続けた。「そのためには、時間管理と同様、いらないものはどんどん廃棄します。こんな一説がありますよ」

集中のための第一の原則は、生産的でなくなった過去のものを捨てることである。(『経営者の条件』p142)

「そして何より、最も大事なことが何かを明らかにしなければなりません。そこで、優先順位と劣後順位を考えるわけです」

本当に行うべきことは優先順位の決定ではない。優先順位の決定は比較的容易である。集中できる者があまりに少ないのは、劣後順位の決定、すなわち取り組むべきでない仕事の決定とその決定の遵守が至難だからである。(『経営者の条件』p149)

 

引用を終わります。

廃棄という言葉、ここではドラッカーの文章ではなくファシリテーターである東堂先生が使っています。

ドラッカーの文章では「捨てる」という言葉が出てきていますね。

意味合いは一緒です。

 

何を廃棄するか。

それによって「集中」がかなっていきます。

 

時間管理をして得た時間に何を投入するか。

真になすべきことを決めて、そうでないものを捨てていく。

 

どんどん生活が、考えが、仕事そのものがすっきりしていきますね。

成果があらわれるのはもうすぐだ!という感じがしていくので、私は廃棄が大好きです。

 

さて、皆さんは何を廃棄しますか?

次回も東堂先生の「ことば解説」です☆

お楽しみに!

 

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吉田麻子
(株)カラーディア代表取締役、カラーセラピスト、パーソナルカラーリスト、カラーコンサルタント、ドラッカー読書会ファシリテーター、志喜彩塾塾長、作家、函館市西部地区にあるブックカフェirodoriオーナー。 ◎色彩検定1級、東商カラーコーディネーター検定ファッション色彩1級、東商カラーコーディネーター商品色彩1級、東商カラーコーディネーター環境色彩1級。 ◎「人は必ず輝く!」をテーマに、色彩やドラッカーなどの講演、講座、セミナー、執筆等の活動を実施。志を立て、身の回りのことに喜び、彩り豊かに生きる「志喜彩塾」を全国(札幌、青森、岩手、仙台、新潟、東京、浜松、名古屋、伊那、富山、大阪、神戸、福山、徳島、高知、下関、北九州、久留米、熊本)で実施するほか、なないろ塾、カラーセラピーやパーソナルカラー、ドラッカー読書会、カラーリストと読む源氏物語等の講座を実施している。オーナーである函館のブックカフェirodoriにて連日実施している「カラー占い」も好評。 ◎ 著書に『7色のすごいチカラ!』、『実践する色彩学』(ともにエイチエス)。 『人生を変えるドラッカー』(ダイヤモンド社)。◎ほぼ毎日発行のまぐまぐ有料メルマガ「吉田麻子のLOVEPOWERエッセイ」が好評。

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