9月21日土曜日、令和の時代になって最初の読書会サミットが開催されました。
場所は北海道札幌市道銀ビルです。
読書会サミットは今回で7回目ですが、今回初めて北海道で開催されました。
設営を担当してくれたのは、地元札幌でファシリテーターを務める皆さんや読書会参加者のみなさんです。
実行委員長を務めたのは、ファシリテーター養成講座3期の田畑祐司さん。『ドラッカーを読んだら会社がかわった!』で紹介される、札幌市交通局のドラッカー実践者です。
先ず、冒頭は、読書会サミットを主催する一般社団法人実践するマネジメント読書会ファシリテーター機構の代表理事川島眞一さんのご挨拶です。
川島さんは北海道函館市在住のファシリテーターです。
読書会サミットは三部構成で開催されました。
第一部は、「実践するマネジメント読書会®」創始者の佐藤等先生による講演
今回のサミットは「人生100年時代における継続学習」というサブタイトルがついていました。人生100年時代では現役で働く時代が長くなります。そのため継続して学び、自らを成果をあげる存在に育てあげていくことが求められます。また組織も、自らを陳腐化させて新たな顧客価値の創造をすることが求められます。継続学習は欠かせないテーマです。
「知識産業は現代の第一次産業です」との佐藤先生の言葉。
魚や木材のように、素材そのものであるのが、知識。そのままでは、なかなか価値が伝わりにくいのです。それを、求められている目的に従って、受け取りやすいような価値に変換して、相手に届けることが必要になります。
学ぶことが目的になってしまってはいけません。知識は使うためにあるもの。自分がどうやって使うかが大切ですし、ファシリテーターや実ドラナビゲーターとして、学びの機会を提供する場合、相手にとっての価値を考えることが必要ですね。とても考えさせられました。
続いて、第二部は、「オンライン読書会の奇跡」
ファシリテーターの一部が行っていたオンライン読書会の参加者による成果報告がされました。登場したのは、ファシリテーター8期の鈴木さん(長野県伊那市)、9期の上村さん(北海道北広島市)、安田さん(北海道札幌市)、そして、わたくしです。
オンライン読書会からは、私の地元、神奈川県茅ヶ崎市の鮮魚店「魚卓」の浅見卓也さんと、北海道北広島市の魚屋さんでファシリテーターの上村雄輔さんによる交流が生まれました。名づけて「兄弟船プロジェクト」。オンライン読書会での上村さんの魚屋の現場での実践報告を聴いた際、私の身近の魚卓さんを是非、上村さんに紹介したい!と思ったのがキッカケです。その後、上村さんは二度も茅ヶ崎を訪れ、浅見さんとの交流を深めて来ました。
会場では、茅ヶ崎の浅見さんと高山の読書会のファシリテーターの武田さんにもzoomで参加してもらいました。
浅見さんが上村さんとの交流で感じた事や今後に向けての意気込みを語ってくれました。ドラッカーのマネジメントの実践がキッカケとなり、日本を地域から元気に出来たらよいと思います。全国に広がるファシリテーターの存在が可能にしてくれます。
そして、第三部は大読書会です。
3グループに分かれて2交代制で読書会を開催しました。ファシリテートは期の浅いファシリテーターが担当します。
ファシリテーターと参加者が変わると、読書会も変わりますね!
自分の発表に対して、「ここを返してくれるのか!」というのがとても新鮮でした。
初対面の方も多くいらっしゃったのですが、ドラッカーの言葉という共通言語があることで、あっという間に仲間になります。時間が経つのも、あっという間でした。
途中からは、十勝バスの野村文吾社長もご参加。全国の実践者が集まるサミットならではの光景でした。
その後、会場を移して交流会へ
「読書会サミットはなぜ、始まったのか?」
ファシリテーター3期の相澤元恵さんによる説明。
学びと旅で時間を共有してきた歴史。今や全国に広がるファシリテーターやドラッカーの実践者の存在が、学びの時間を豊かにしてくれます。
ビンゴ大会も開催されました。
第1等の商品は、9月26日に出版された、吉田麻子さんの新刊「虹の魔法の物語」。
吉田麻子さんはファシリテーター2期、カラーの専門家としてこれまでカラーの本や、私たちの読書会を題材にした「人生を変えるドラッカー」を出版されました。
みんな欲しい!麻子さんの新刊です!5名の方の下へと渡りました。
続いての商品は、Dカード全集。ドラッカーの生涯と出版した書籍の年譜をイラストで表現した傑作です。ファシリテーター8期の五月女圭司さんの手作りです。
これも欲しい!Dカードはその後、ビンゴで当たらなかった人でも欲しい人が続出しました!
そしてそして、佐藤等先生の書籍「実践するドラッカー」シリーズ
最後の最後、利益編を私はいただくことができました。佐藤先生のサイン入りでした。
今の私に必要な言葉が。。。。
その後、ファシリテーター3期の下川部さんが経営する「かけはし」さんに場所を移し、二次会、そして三次会と、ドラッカリアンの夜は更けていくのでした。
ドラッカーの学びという共通言語があると、共有する価値観がそこにはあります。初対面であっても、また、久しぶりに会っても、明るくイキイキとした会話が生まれます。
それぞれの事業の未来、実践の未来について、情報共有することがワクワクしますし、貴重な機会です。茅ヶ崎と全国各地の繋がりを生むキッカケも生まれたようで。マネジメントを実践して地域から日本を元気にすることをミッションとする私にとっては、とてもワクワクするサミットでした。
次回は2020年の開催です。早くも楽しみです!
実行委員長はじめ設営を担当してくださった実行委員の皆さま、全国からご参加の皆さま、ありがとうございました!
次回、日本のどこかでお会いできることを楽しみにしておりますね!

Chihiro- C

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