<バックナンバー>
私事で恐縮ですが、、、
つい先日、「日本一」になりました🎊
ひとり読書会をはじめて200日あまり。ドラッカーのマネジメントの動画を、日本で一番多く、配信している人になりました!
まあ、本数だけなのですが…(^^;
実はこれにはカラクリがあります(笑)
実は、私よりはるか昔から、Youtubeでドラッカーの動画を配信している方がいらっしゃって、私など足下にも及ばないくらい沢山のファンがついていました。言うなれば、象とアリくらいの差がある状態からスタートした訳なんですが、、、
どうせやるなら何かの分野で一番にならなければ、「ひとり読書会」を続けていっても将来的な成果につながりづらいと思い、始めて2~3か月が経った頃、ドラッカーの原理原則に則って、「まずは本数に集中する」という作戦を立て、その作戦に集中してきたのです。
『イノベーションと企業家精神』には、こんな一節があります。
・イノベーションに成功するには焦点を絞り単純なものにしなければならない。
・イノベーションに成功するには小さくスタートしなければならない。
・とはいえ、イノベーションに成功するには最初からトップの座を狙わなければならない。
以前も書いたとおり、「ひとり読書会」は思いついて2時間後にスタートしたこともあって、単純かつ小さくスタートしました。ラッキーなことに、はじめからドラッカーの言う条件のうち、2つをクリアしていました。(怪我の功名みたいなもんですが…笑)
残る課題は「何でトップの座を狙うか」だけです!
その答えも、とっても簡単でした。
ドラッカーの動画を毎日配信している変わり者なんて、たぶん世界中を探しても私しかいません(笑) ブログやメルマガを毎日配信する人は山ほどいますが、ビジネス動画の世界は、比較的新しいツールという事もあって、ぽっこり大穴が空いていました。
新しいことを始める際、「小さく始める」の方を実践する方は多いと思いますが、「はじめからトップを狙う」を実践している方は、意外に少ないのではないかと思います。
成果をあげる上では、前者より後者の方がはるかに重要であることは明らかです。
今年もあと2カ月を切り、そろそろ来年の目標を立てる方が増えてくる時期かと思います。新たに何かを始める際、「はじめからトップを狙う」を意識してみてはいかがでしょうか?
それは、私のように簡単なことで良いと思います。
それでは、本日の動画に参ります!
<ひとりドラッカー読書会31 『経営者の条件』第3章:どのような貢献ができるか(1)>
【本文該当箇所】 78ページ:
成果をあげるには、自らの果たすべき貢献を考えなければならない。
【一言コメント】
「成果」という言葉から、みなさんは何をイメージするでしょうか? 売上や利益、自分自身が達成したい目標などをイメージする方が多いと思います。しかし、ドラッカーの言う「成果」とは、「(組織の)外の世界における(プラスの)変化」を言います。組織とは社会の機関であり、仕事とは社会にプラスの変化を起こすことです。われわれは組織という道具を通して、一人で行動するよりさらに大きな貢献を行うことが可能となります。
<ひとりドラッカー読書会32 『経営者の条件』第3章:どのような貢献ができるか(2)>
【本文該当箇所】79ページ:
貢献に焦点をあわせることによって、自らの狭い専門やスキルや分野ではなく、組織全体の成果に注意を向けるようになる。
【一言コメント】
現代の組織は、専門家を中心とした組織です。それぞれ自らの専門知識を使って貢献を行うことで成果をあげています。しかし専門知識を扱う者は、意識していないと自らの専門分野に閉じこもってしまったり、違う専門分野の人を下に見てしまうような思考癖があるとドラッカーは指摘します。自らの専門知識を他の人に利用してもらうべく、組織全体の成果に向けた貢献を行うことが専門家が成果をあげるための鍵なのです。
<ひとりドラッカー読書会33 『経営者の条件』第3章:どのような貢献ができるか(3)>
【本文該当箇所】81ページ:
なすべき貢献にはいくつかの種類がある。あらゆる組織が三つの領域における成果を必要とする。すなわち、直接の成果、価値への取り組み、人材の育成である。
【一言コメント】
組織が存続し、社会の役に立つためには、多様な成果を必要とします。ドラッカーは「あらゆる組織が三つの領域で成果をあげなければならない」と言います。3つの領域とは、「直接の成果」「価値への取り組み」「人材の育成」です。組織はその存続条件である利益をあげるために直接の成果を必要とします。しかし、社会の機関として顧客価値についても成果をあげなければ、組織としての存在意義を失い、直接の成果をあげることも困難になってしまうことでしょう。人材育成については34回目の動画で話しますが、これら3つの領域でおのおの成果をあげることが、組織が存続するための条件だと言えます。
<ひとりドラッカー読書会34 『経営者の条件』第3章:どのような貢献ができるか(4)>
【本文該当箇所】83ページ:
第三の領域が人材の育成である。組織は個としての生身の人間の限界を乗り越える手段である。
【一言コメント】
人材の育成もまた、組織があげるべき成果だとドラッカーは言います。そもそも組織は人の一生を超えて、社会にとって必要な機能を提供するための道具です。それゆえに次の世代を担う人材を育成する必要があります。また、知識労働者が仕事を通して成長し続けるためにも、人材の育成は必須です。同じ仕事を何年も続ければ、仕事を通して自らを成長させることが出来なくなり、自らを二流の存在と見るようになってしまうとドラッカーは言います。仕事を通して誇りやプライドを持つためには、人材を育成し、後輩に仕事を任せ、自らを次なる成長の舞台へと移していくことが重要なのです。
<おわりに>
「日本一大作戦」は無事にミッションコンプリートしましたが、実は作戦には2ndステージがあります。日本一と来たら、、、もちろん次は「世界一」です!(笑)
世界で一番、ドラッカーの動画を沢山配信している人も、たったの340本くらい。あと半年くらいで追い付けることを確認しております。
という訳で、来年の桜のシーズン頃には、私は「世界で一番、ドラッカーの動画を配信している人」になっている予定です。^^
公言してしまったので、まずは世界一の目標を達成できるよう、がんばります!

鹿島晋

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