西日本豪雨を乗り越えてー岡山の「実践するマネジメント読書会🄬」ファシリテーターが被災、会社再建の日々を語るー第4回


仕事ができない。先が見えない。経験したことのないことが毎日起こる。(被災の状況は第1回で)

経験したことない状況だからこそ、お互いの考えや日々の情報を確認しあう場が必要だ・・・でも、どうすれば?

普段の読書会からお世話になっている先輩ファシリテーターKさんに相談したところ、情報の共有には2つの段階があると教えて頂きました。(先輩ファシリテーターKさんの投稿はこちら)

①社員の不安軽減を目的にどんどん情報を開示し、共有する段階
②会社(組織)を運営していく、元の状態に戻す(再建する)ために、必要な情報を提供し方向性を決める段階

 

①から②へ段階的に変えていく。

 

分からないなりに、とりあえず一日の終わりに4人で情報を確認しあう場をつくり、そして話し合った内容を社員向けにLINE(ライン=無料通信アプリ)することにした。当時、私は「LINEはすぐに広がり、これで社員全員が一気に情報を共有できる!」と考えていましたが、メンバーが集まるまでには予想以上に時間がかかりました。

話し合いはただ報告を聞いて、日々の発信は手探り状態。

さっきの報告、どのラインのことだっけ?

この人には分かるけど、あの人には分からないじゃー意味ないよな??

っていうか、社員のみんなはどんな情報を欲しがっている???

 

悩みながらも続けてみて、時には動画を載せてみて、

「あの動画観たよ」「もうここまで進んだんやな」

って言ってくれる人がポツポツ出てきて。

 

振り返ると、毎日情報を発信し続けたことで、社員の要求や期待が少しずつ見えてきて、方向性(再稼働する大まかな目標時期など)を示すことに繋がった気がします。

それは、社員の不安を減らし、いつもの日常を取り戻すための話し合いの場が、現場の声に耳を傾ける場に変わり、方向性を定める場になった。

一日の進捗状況だけでなくメンバーが期待すること、決めてほしいことを聞くようになり、私自身もメンバーへの期待を明確にすることを心掛けながら話し合いに臨むようになった。

コミュニケーションとは期待である(中略)われわれは受け手が期待するものを知ることなくコミュニケーションを行うことはできない。マネジメント(中)第38章

どんな課題であっても、「仕事のしやすさ」は自分自身ではなく、相手(受け手)の期待を知り、応えて欲しいことに応えることで良くなっていく!という仮説の下、小さく実践し、少しずつ先が見えていったように思います。

FavoriteLoadingお気に入りに追加

コメント