著者が語る『人生を変えるドラッカー』を100倍生かす方法!読書会ファシリテーター東堂先生による【ことば解説】「14.『セルフマネジメント』の定義その2」


皆さんこんにちは!

今週も『人生を変えるドラッカー』の「言葉」解説をお送りいたします!

これまで

知識労働者

貢献

成果

強み

集中

廃棄

意思決定

読書会

エグゼクティブ

なすべきこと

セルフマネジメント

修練

知覚

の言葉の定義をお伝えしてきました!

今回は前にもお伝えした「セルフマネジメント」を違う側面からもうひとつ定義したいことがあるので、「セルフマネジメントその2」としてお伝えしますね。

よろしくお願いします♪

 

 

東堂先生による【ことば解説】「14.『セルフマネジメント』の定義その2」

 

ではまずは引用です。小説冒頭部、夏子が乗ったバスの中で乗り合わせた男性二人の会話から、ドラッカーの存在を知るシーンです。

この男性二人のうち、年上の叔父らしき男性の言葉に注目。どうやらドラッカーに精通している人物のようです。

ではここから引用スタート。

 

車内を見渡すと、これから結婚披露宴にでも出席するのだろうか、礼服姿の男性二人が並んで座っている。そのひとつ前の座席が、ちょうど空いていた。
早々に腰をおろし、シートに寄りかかってため息をつく。

(ほんとにもう、最悪の社長なんだから……)

 頭の中で文句を言っている夏子の耳に、ふと、後ろの二人連れの会話が飛び込んできた。

「ほんとにもう、最悪の社長なんですよ!」

(えっ?)

 一瞬、自分の脳内の言葉が声に出てしまったのかと、夏子はびっくりした。

 礼服姿の二人は、叔父と甥といったところだろうか。若い方が年輩の男に、さかんに愚痴をこぼしている。

「うちの社長、超ワンマンなんですよ。人の話なんて、全然聞く気がない。全部自分の思い通りにならなきゃイヤなんだ。もう、うんざり」

 夏子は思わず、聞き耳を立ててしまった。

「若手は若手で、すっかりやる気なくしちゃって……。雰囲気悪いし、数字もダダ下がりだし、このままじゃ、うちの会社は沈没しちゃいますよ。どうしたら変わってくれますかね」

 年輩の方が、おもむろに口を開いた。

「そうは言っても、他人を変えるなんてできないだろう。……お前、ドラッカーって、知っているか?」

「ああ、『もしドラ』とかの?読んだことはないけど、一応、名前ぐらいは」

「そうか、読んでないのか。ドラッカーはこう言っているんだ。『ほかの人間はマネジメントできないが、自分はマネジメントできる』ってね。さっきから人のことばっかり言っているけど、自分はどうだ?まずは自分が変わって見たらどうだ?」

 その言葉を受けた若い方は、不服がありそうだ。

「そんなの理想論じゃないですか。いっぺんうちの社長を見てから言ってほしいですよ。ほんと子どもみたいなんですから。思いつきで突っ走るし、無神経だし、社員の都合なんてまったく考えてないし。トップが変わってくれない限り、どうしようもないじゃないですか」

 思わず夏子は心の中で大きくうなずいた。(そうそう、無神経よね。うちの社長みたい)

「ドラッカーは理想論じゃないんだけどな」。年輩の男が諭すように言う。

「だいたい会社で起きる問題には、共通点があるもんだよ。しょせん人間の集まりなんだから。そんな状況でどう考えるべきか、どう行動すべきか、原則と方法論が書かれているんだ」

「本なんか読んだって、うまくいくとは思えませんね」と若者が憤る。「問題は、社長なんです。社長が変わらないとどうしようもない。よく事情も知らないで、僕が変わればいいなんて言わないでくださいよ!」

 年配の男は思わず苦笑した。

「……ほら、お前だって、俺から何か言われたって変わろうという気にならないだろ?社長だって若手だって同じだよ。他人を変えることなんて、誰にもできないんだ」

 そう言うと、優しい眼差しになってこう続けた。

「それでも、自分なら変えられるし、その方法だってある。ドラッカーのいう『自らをマネジメントすることは常に可能である』、だ。何かを成し遂げたいなら、成果をあげたいなら、まずは自分からだ」

(自分なら変えられる?自分が変わればいい??)

 昨日の憤慨が収まらないままだった夏子の気持ちに、うっすら新しい感情が湧いてきた。(私、なにか、大きな勘違いをしていたかもしれない……)

 

引用を終わります。

では東堂先生なら何て言うかを想像して書きます!

~以下東堂先生から皆さんへ~

「夏子さんはバスの中でドラッカーに出会ったのですね!人生で重要な出会いはいつどこであるかわかりませんね!それにしてもその叔父さまはドラッカーに精通している人物のようですね。ぜひお会いしてみたいなあ!

さて、重要なことを話しているので解説しますね。

「そうは言っても、他人を変えるなんてできないだろう」

「社長だって若手だって同じだよ。他人を変えることなんて、誰にもできないんだ」

「それでも、自分なら変えられるし、その方法だってある。ドラッカーのいう『自らをマネジメントすることは常に可能である』、だ。何かを成し遂げたいなら、成果をあげたいなら、まずは自分からだ」

すばらしいですね!

では、お手元の『経営者の条件』をご覧ください。

まえがきにある言葉です。

何度もこの読書会で紹介しているのでおなじみですね。

【自らをマネジメントすることは常に可能である   『経営者の条件』(まえがき)】

 

「この言葉を、「事業や組織のマネジメントではなく、自分を仕事ができる人物に成長させる5つの能力」というように捉えることももちろん大切なのですが、「他者は変えられないのだから自分を変える」という側面でもしっかり定義しておくと、いまなぜ私たちがドラッカーを学び、セルフマネジメントをしていこうとしているのかの大前提に立つことができますね。

夏子さんがバスの中で聞いたという会話の通り、誰だって人のせいにしたくなることがあります。

それでも!

他者は変えられないのだ、自分なら変えられる、そう思うことで、ドラッカーのセルフマネジメントを実践しようとする心のくさびが深くなるように思いませんか?

あらためて、「セルフマネジメント」という言葉をこの側面からも捉えてみてくださいね!」

 

ということで今回はブログ読者の皆さん向けに、特別に東堂先生に語っていただきました☆

ではでは!

次回もお楽しみに!

 

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吉田麻子
(株)カラーディア代表取締役、カラーセラピスト、パーソナルカラーリスト、カラーコンサルタント、ドラッカー読書会ファシリテーター、志喜彩塾塾長、作家、函館市西部地区にあるブックカフェirodoriオーナー。 ◎色彩検定1級、東商カラーコーディネーター検定ファッション色彩1級、東商カラーコーディネーター商品色彩1級、東商カラーコーディネーター環境色彩1級。 ◎「人は必ず輝く!」をテーマに、色彩やドラッカーなどの講演、講座、セミナー、執筆等の活動を実施。志を立て、身の回りのことに喜び、彩り豊かに生きる「志喜彩塾」を全国(札幌、青森、岩手、仙台、新潟、東京、浜松、名古屋、伊那、富山、大阪、神戸、福山、徳島、高知、下関、北九州、久留米、熊本)で実施するほか、なないろ塾、カラーセラピーやパーソナルカラー、ドラッカー読書会、カラーリストと読む源氏物語等の講座を実施している。オーナーである函館のブックカフェirodoriにて連日実施している「カラー占い」も好評。 ◎ 著書に『7色のすごいチカラ!』、『実践する色彩学』(ともにエイチエス)。 『人生を変えるドラッカー』(ダイヤモンド社)。◎ほぼ毎日発行のまぐまぐ有料メルマガ「吉田麻子のLOVEPOWERエッセイ」が好評。

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