著者が語る『人生を変えるドラッカー』を100倍生かす方法!読書会ファシリテーター東堂先生による【ことば解説】「27.『一般的な問題と例外的な問題』の定義」


皆さんこんにちは!

今週も『人生を変えるドラッカー』の「言葉」解説をお送りいたします!

これまで

知識労働者

貢献

成果

強み

集中

廃棄

意思決定

読書会

エグゼクティブ

なすべきこと

セルフマネジメント

修練

知覚

セルフマネジメント2

記録

責任

動機づけ

位置と役割

卓越性

成長

塊の時間

成果その2(三つの領域)

優先と劣後

強みと弱み

フィードバック分析

自己開発

の言葉の定義をお伝えしてきました!

今週は『一般的な問題と例外的な問題』です。

よろしくお願いします♪

 

 

東堂先生による【ことば解説】「27.『一般的な問題と例外的な問題』の定義」

 

皆様、いかがお過ごしですか?

新型コロナウィルス感染拡大防止策として、何をすべきか、どう判断するべきかを問うシーンの多い日々をお過ごしのビジネスマンの方も多いことかと思います。

今回は「正しい意思決定のための五つのステップ」から、「一般的な問題と例外的な問題」について書いていきたいと思います。

これまでの歴史において、今回のようなウィルス感染による世界的な危機は複数回ありました。

その都度、いろいろな意思決定が行われてきたわけですから、「例外的な問題」とは言えないかもしれません。

しかし、昨今のように飛行機や鉄道が張り巡らされ、人々が気軽に世界の国を行き来するようになっての事態、さらにはSNS等により個人が気軽に発した情報が力をもつ可能性がある時代においての事態、ということでいうと、その局面から考えれば今回の事態はこれまでに経験したことのない「例外的な問題」かもしれません。

では「一般的な問題」と「例外的な問題」はそれぞれどういうことなのか、今回も東堂先生に解説をお願いしましょう!

ではまずは『ジンドラ』の引用からです。『成果をあげる意思決定をする』の章の読書会シーンからです。

 

ー以下引用ですー

東堂久志が参加者の前に立つ。

「成果をあげるための五つの能力、いよいよ最後は意思決定です。ドラッカーは『成果をあげるエグゼクティブを論ずるにあたって、意思決定は特別の扱いを受けるに値する』と言っています」

「思い出してください。知識労働者とは、自ら考え、決定し、行動する人でしたね。どの行動の前にも意思決定があります。経営者だけでなく、誰もが意思決定をするのです」

「意思決定、ちょっと難しかったな」。星はるかが頬を膨らませる。

「そうですね、通常は大きな事業上の決断や、長期的な決断を連想するかもしれません。ですが……」

東堂は明るい調子で言った。

「セルフマネジメントのレベルで考えてみてください。みなさんがこの読書会に来ているのは、みなさんがそのように意思決定したからです。過去の多数の意思決定によって、現在のみなさんがあるわけです。はるかさんがアイドルを志しているのも、ダンスレッスンに通っているのも、はるかさんの意思決定によるものですよね」

はるかが大きくうなずいた。「そうです、私が意思をもって決めたことです」

「言い換えれば、今日の意思決定が、明日のみなさんをつくる。そう考えると、おざなりにするわけにはいきませんね。成果をあげる意思決定を目指しましょう。では、青柳さんから発表していただきましょうか」

夏子がうなずいた。「私はここです」

エグゼクティブたる者は、いくつかの明確な要素と手順から構成される体系的なプロセスとして、それらの意思決定を行わなければならない。(『経営者の条件』p154)

 

「意思決定って難しいですよね。『通常、時間もわずかしかとらない』って書いてありますが、もし間違った意思決定をしちゃったら大変だし、勇気がなくて決められないこともあります。その都度その都度、気分で決めてしまうのも危なそう。でも、意思決定には手順があると知って、ちょっとほっとしました」

「そうなんです。意思決定には手順がある。ドラッカーは第6章で、ヴェイルとスローンの事例から意思決定の原理を導いています。それが、この五つのステップです」

 

成果をあげる意思決定の五つのステップ

①問題の種類を知る

②必要条件を明確にする

③何が正しいかを知る

④行動に変える

⑤フィードバックを行う

 

「第一に『問題の種類を知る』。その問題が、一般的な問題か、例外的で特殊な問題なのかを問います」

堀川徹が手を挙げる。「具体的にはどういうことでしょうか」

「では、かみ砕いて考えましょうか。『問題の種類を知る』。一般的か、例外的か。世の中ではよくあることなのか、本当にレアケースなのか」

「そういえば、うちのクライアントのネイルサロンなのですが、お客さんから肌荒れのクレームが来て悩んでいたみたいなんです。そういうのは……」

ふと柊介が問うと、東堂がうなずいて言った。

「ああ、例があるとわかりやすいですね。そのケースを使わせていただきましょう。肌荒れの原因にもよるでしょうが、もし使用している製品の何らかの成分が原因であれば、そのサロンで初めての経験であっても、世の中で唯一の事例というわけではないですよね。つまり、一般的な問題なので、原則と手順で解決できます。『こんな大変なことが初めて起こった!』ではなく、『ネイルサロンにはこういうことは起こりうる』と対処できる。『あのお客さんみたいな怖いクレーマーは珍しい』ではなく、『一般的な問題だから対処していこう』と思えるわけです」

 

―引用を終わります―

 

さて、ここからは東堂先生、どうぞ!

 

「この『一般的な問題と例外的な問題』については、佐藤等先生の『実践するドラッカー【行動編】』でさらに解説を追加しておきましょう。p58です。

 

「一般的な問題、例外的な問題」

 

まず初めに、一般的な問題か例外的な問題か、何度も起こることか個別に対処すべき特殊なことかを問わなければならない。基本的な問題は、原則と手順を通じて解決しなければならない。これに対し例外的な問題は、状況に従い個別の問題として解決しなければならない。『経営者の条件』p165

●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

問題は、一般的な問題と例外的な問題に分けることができ、両者の解決方法は大きく異なります。

例外的な問題とは特殊なものであり、そうそう生じるものではありません。この種の問題には個別に対処し、解決します。

他方、一般的な問題は、次の三つに分けられます。

①自分にとっては例外的でも世の中では一般的な問題

②自分にとっても世の中でも一般的な問題

③新しい種類の一般的な問題

●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

 

「行動編からの引用は以上です。

何かの問題に直面したとき、感情が出てくることがありませんか。焦ったり、テンパったり、喜怒哀楽を強く感じたり。

そのようなとき、私はその直面としている問題を「これは一般的?例外的?」と問うことで、冷静になることができます。

こうしてみると、本人にとっての大問題が社会においてはよくあることというケースが思ったよりも多そうですよね。

このようにすっと頭の中がシンプルに落ち着くのもドラッカーの言葉の効用のように私は思っています!

意思決定の手順のまずはその①をお伝えしました」

 

東堂先生ありがとうございます!

この「一般的か例外的か」は効力のある問いだと筆者の私も思います。

私は40代を親の介護で過ごし、両親とも他界したのですが、

その40代のはじめ頃、いちばん最初に父が倒れたときは、私の人生にとって親にそういうことが起きるというのは生まれて初めての大事件でしたので、とても焦り、感情もたっぷり味わい、テンパって、どうしたらいいかオロオロしました。

けれどもそのときにこの言葉を思い出すことができました。

「一般的か、例外的か」。

私にとっては大事件でも、この高齢化社会において高齢者が倒れることはとても一般的なことです。

その後の入院手続きや、介護申請、住むところの手配や、私がいない間の母のこと、など、問題は山積みでしたが「これは一般的な問題で、世の中には解決策があふれているはずだ」と思うことができたので、とても精神的に楽でした。

ドラッカーのセルフマネジメントは人生においてもいろいろな場面で助けてくれるように私は思いますよ☆

 

今後も「東堂先生が言うであろうちょっとした一言」をお伝えしていきましょう!

ではでは!

次回もお楽しみに!

 

●皆さんはご自分の「強み」をご存知ですか?

自分の強みを知ることにご興味のある方は私の個人ブログとなりますがこちらの記事もご参照ください。

吉田麻子ブログ『asakoの7色LOVEPOWERDAYS』

※↓↓↓当たる!自分がわかる!とご好評をいただいております↓↓↓

「7色で強み診断!(お問い合わせ多数につき、まとめ記事アップしておきます)」

FavoriteLoadingお気に入りに追加
The following two tabs change content below.
吉田麻子
(株)カラーディア代表取締役、カラーセラピスト、パーソナルカラーリスト、カラーコンサルタント、ドラッカー読書会ファシリテーター、志喜彩塾塾長、作家、函館市西部地区にあるブックカフェirodoriオーナー。 ◎色彩検定1級、東商カラーコーディネーター検定ファッション色彩1級、東商カラーコーディネーター商品色彩1級、東商カラーコーディネーター環境色彩1級。 ◎「人は必ず輝く!」をテーマに、色彩やドラッカーなどの講演、講座、セミナー、執筆等の活動を実施。志を立て、身の回りのことに喜び、彩り豊かに生きる「志喜彩塾」を全国(札幌、青森、岩手、仙台、新潟、東京、浜松、名古屋、伊那、富山、大阪、神戸、福山、徳島、高知、下関、北九州、久留米、熊本)で実施するほか、なないろ塾、カラーセラピーやパーソナルカラー、ドラッカー読書会、カラーリストと読む源氏物語等の講座を実施している。オーナーである函館のブックカフェirodoriにて連日実施している「カラー占い」も好評。 ◎ 著書に『7色のすごいチカラ!』、『実践する色彩学』(ともにエイチエス)。 『人生を変えるドラッカー』(ダイヤモンド社)。◎ほぼ毎日発行のまぐまぐ有料メルマガ「吉田麻子のLOVEPOWERエッセイ」が好評。

コメント