ドラッカーとの出逢い 〜己を突き動かしてくれるもの〜


2018年5月、大宮「実践するマネジメント読書会」の2クール目がスタートしました。私はベーシックコースのファシリテーターを担当させて頂きます。

 

ここにたどり着くまでに色々な出来事がありましたが、今、思えばドラッカーを学ぶ人たちと出逢い、ドラッカー教授の「ことば」に突き動かされてきたのも偶然ではないと確信しています。

私がドラッカー教授の「マネジメント」を知ったのは会社員になってずいぶん経ち、社内管理職向けに研修プログラムをつくり、自ら教えるという仕事にたずさわってから。お恥ずかしい話しなのですが、大学でマネジメント工学を専攻していたのに、ドラッカーも、マネジメントも、この歳になるまで知りませんでした(苦笑)。

本の情報のみで「マネジメントとは?」を一日で学ぶ社内管理職向けプログラムをパワーポイントで半年かけてつくりました。数回研修を実施したところで現場への異動命令が。。

現場での立場は現場責任者。「マネジメントの知識を現場で生かしてくれ!」という温かい?上司の激励を胸にいざ現場へ。

売上をあげれば何をやってもよい

現場での仕事は、地方自治体に代わって競輪場を運営し、市の財政に繰入すること。競輪場は世の中の変化、ファンの高齢化、レジャーの多様化などによるギャンブル離れで経営が悪化して、民間が運営をはじめるところが増えていました。

売上をあげるには?私が独学で学んだマネジメントにも、売上をあげる方法なんて書いてなかったし、そもそも競輪事業って何のために存在しているのか?という根本的なことも考えたことがありませんでした。

本社で学んだはずのドラッカーマネジメントは、そのことばの意味も、本質も、使い方も分からず悪戦苦闘が4年つづきました。そんな時、ひょんなことから、読書会を通してドラッカーを学ぶ人たちに出逢います。

ドラッカー読書会は理解ではなく実践

競輪場の会議室でドラッカー読書会がスタートしました。「この読書会は、理解することが目的ではありません。ドラッカーのことばを持ち帰って明日からの行動につなげて下さい。」とファシリテーターの川島理事は熱く語ります。今まで私はマネジメントを理解しようとしていただけで、現場では使うことができなかった。。衝撃を受けました。

利益は目的ではなく条件

「利益は目的ではなく条件」。このドラッカー教授のことばに出逢い、私の中で「売上をあげれば何をやってもよい」という問いに対して、モヤモヤしていたものがスッと消えた瞬間でした。毎月一回の読書会が待ち遠しくてしかたありません。ドラッカーも学べて、色々な業種の方に出逢えて、何より競輪場に足を運んでくれるのです。私の現場は北海道にひとつしかない函館市にある函館競輪場。人生はじめての単身赴任であり、現場経験。知らない土地、知らない人、経験のない現場で出逢ったドラッカーを学ぶ人たちに助けられて、函館競輪場は少しづつ元気になっていきます。この奮闘記は別の機会にご紹介します(笑)

『人生を変えるドラッカー』

函館競輪場での奮闘も半ば、埼玉県が運営する大宮・西武園競輪場への異動命令。また、ゼロからのスタートかと思うと途方に暮れてしまいます。ドラッカー読書会とも、ドラッカーを学ぶ人たちとも何となく遠ざかって2年が過ぎた頃、函館でお世話になった方が『人生を変えるドラッカー』を出版されたと聞いて、さっそくネットでポチッと。そこには、私が経験した「ドラッカー読書会」が物語になっていて、私には、お世話になった函館が舞台のように感じられ、涙が溢れて止まりませんでした。そして、東京での出版記念講演会へ足を運び、ドラッカーを学ぶ人たちに再びお逢いして、会場で行われた公開読書会を久しぶりに体感したとき、今度はドラッカーを広める立場で「再びドラッカーを学びたい」と心から感じたのです。

私にとってのドラッカー

ドラッカー教授の「ことば」は、人を行動へと導いてくれる。そこには、「人」が生き生きと働くために、私たちは何を考え、いかに行動するかという問いを、一人ひとりが自分ごととして実践せよ!というドラッカー教授の想いが込められているのではないかと思うのです。

『実践するマネジメント読書会』は、自らがドラッカー教授の「ことば」に出逢う機会。私がひとりでドラッカーを理解しようと勘違いしてくじけたように、ドラッカーは難しい、理解できないと思っている方へ、ドラッカーを学ぶ人たちと一緒に教授の「ことば」をお伝えしたい。そして、ひとりでも多くの方に、それぞれのドラッカーと出逢って欲しい。理解ではなく実践するために。

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五月女 圭司

『人生を変えるドラッカー』を読んで「人生は変えられるよ!」と、神さまの声が聞こえた気がした55歳の会社員。己と向きあうには師匠がいる。私の師匠はドラッカー教授の「ことば」(お逢いしたことはありませんが…)。個人も組織も「地域貢献」が人生のテーマ。私のミッションは「人」と「ドラッカー」と「音楽」をつないで笑顔が絶えない社会を創るために日々まい進すること。

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