人生100年時代の先人:絵で見るドラッカーの人生【1918年】(1909〜2005年)


絵で見るドラッカーの人生【1918年】

ドラッカーは8歳まで一つの帝国の中で育てられ、その世界しか知らなかった。

払拭不能な原体験

そのような世界しか知らないのに、ある日突然、帝国が崩壊し、現実と思っていた世界は無効と宣告された。いわばゼロ体験である。このゼロ体験は、個の人生の中でとてつもない意味を持つ。その社会で価値ありとされていたものを自らの価値として内面化していた少年が、ある日、それを捨てろと言われたわけだから。

そのような断絶体験を経て、その知的な、あるいは感性的な深みは決定された。その後も、ドラッカーは驚くほど似たパターンをいくたびも実人生で行っている。ひと言で言えば、成功体験の体系的廃棄と呼べるものである。(中略)

ドラッカーは、ある時点で以前の自分を切り離し、決別して、今日から新しい自分が始まるといった生き方を死ぬまで続けた。そこに喜びさえ見出した。後に「断絶」という表現を持って、文明の根源的な変化を捉えていくわけだが、われわれはドラッカーの実人生が文明とマネジメントへの視座に忠実に映しこまれているのを見る。『ドラッカー入門 新版』より

※この情報は『ドラッカー入門 新版』のp.281~の「ドラッカー年譜」をもとに制作しています。より深い背景の理解には同書をお薦めします。

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五月女 圭司

『人生を変えるドラッカー』を読んで「人生は変えられるよ!」と、神さまの声が聞こえた気がした55歳の会社員。己と向きあうには師匠がいる。私の師匠はドラッカー教授の「ことば」(お逢いしたことはありませんが…)。個人も組織も「地域貢献」が人生のテーマ。私のミッションは「人」と「ドラッカー」と「音楽」をつないで笑顔が絶えない社会を創るために日々まい進すること。

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