先日、「渋澤ドラッカー研究会」に、はじめて参加させて頂きました。
ドラッカーの木
会場は40名を超える参加者の皆さんで熱気ムンムン。でもなぜか、その居場所が心地よいのです。きっとドラッカーの学びを通して共通の価値観が生まれているから。
この日は色々な方のお話を伺ったのですが、私の心に一番響いたのは井坂先生の『ドラッカーの木』のお話。
人は生まれてから、環境や出逢った人に影響を受けて、成長していく中で意思決定、自己開発をしていく。ドラッカー教授も、1909年に生まれ、2005年に亡くなるまでに、「書く」ことを通して自身を磨き続けた。人生を一本の「木」に例えると、根っこから、色々な栄養、成分を吸収して根を伸ばし、大地から芽を出して、太陽の光を浴びて、大地へ降りそそぐあらゆるものを吸収して、「葉」をつけ呼吸して「実」をつけ「花」を咲かせる。
そして、大地から芽を出すとき、必ず人には「分岐点」があるという。ドラッカー教授の分岐点は、ニューヨークへ渡ったとき。
自分の「根っこ」は何か?
自分の「分岐点」は何か?
ドラッカーの学びは、ドラッカー教授の人生そのものからも、多くの気づきをくれるのです。
自らのワークスタイルを知る(読み手か?聞き手か?)
今回の勉強会で感じたのは自分自身のワークスタイル。
「成果をあげるエグゼクティブは、自分自身であろうとする。他の誰かであろうとしない。自らの仕事ぶりと成果を見て、自らのパターンを知ろうとする。『ほかの人には難しいが自分には簡単にやれることは何か』を考える」。
『実践するマネジメント読書会🄬』に参加するまでは、そんなこを意識すらしませんでした。
「人には『読む人』と『聞く人』がいる」とドラッカー教授は言います。
さて自分は?
スタッフから報告を受けるとき、人から情報を得るとき、自分は「読み手か?」「聞き手か?」
今回気づいたのは、私は「聞き手」であるということ。でも、それだけでは脳にインプットできないので、聞きながら、ひたすら「書く」。とにかく絵でも、文字でもペンで書かないとインプットできないことに気づきました。
アウトプットも「書く」。インプットもアウトプットも書くことで、頭の中が整理されて実践で使えるようになる。
この気づきも『実践するマネジメント読書会🄬』に参加してわかったこと。実践のヒントと、実践する人たちと出逢える機会を与えてくれる私にとっては、なくてはならない場所になりました。
五月女 圭司
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