広島でドラッカーの『経営者の条件』を使った新たな読書会がスタートしますー【実践するマネジメント読書会®】 プレ体験会レポート(2018/07/24)ー


2018年7月24日(火)19時から、広島市内で「実践するマネジメント読書会 広島2期プレ体験会」が開催されました。

西日本豪雨の影響を考慮し、SNS等での事前告知は一切行いませんでしたが、それでも1期目の参加者が駆けつけてくれ、たいへん質の高い体験読書会となりました。

 

2期目となる参加者は、目的意識も明確です。

大手企業に勤めるNさんは、「チームメンバーとの関わり方を学び、リーダーとしてチームの成果に貢献したいです!」と力強く仰ります。

また、福山の一級建築士事務所でNo2をつとめるIさんは、「個人個人がプロとして働くのはもちろんですが、より大きな成果をあげる組織をつくりあげるために、あらためてマネジメントの原理原則を学びたいです」との事。

ファシリテーターからは、「1クール学んで全体像が把握できているからこそ、2クール目の読書会は学びも深いですよ!」と経験をまじえたコメントもあり、場の熱気はさらに高まります。

(1期目から参加してくださるNさんとIさん)

 

 

 

体験読書会は、『経営者の条件(P.F.ドラッカー著 1966年)』の序章を使っておこないました。

とくに白熱したのは、以下の箇所(序章 p.11)です。

―問題ではなく、機会に焦点を合わせることが必要である。もちろん問題を放っておくわけにはいかない。隠しておけというわけではない。しかし問題の処理では、いかにそれが重大なものであろうとも、成果がもたらされるわけではない。損害を防ぐだけである。成果は機会から生まれる。―

 

参加者からは、「いつもお客様のクレームや障害に対応することを最重要な仕事だと思ってやってきました。けれどもここでは、問題の処理では成果はあがらないと書かれています。正直、困惑しているし、じゃあどうしたら良いのか分からなくて、読んでいてとても気持ちが悪い箇所でした」とのコメント。

 

それに対し、ファシリテーターからは、このようにお返ししました。

 

「まずはじめに、ドラッカーが言う “成果” という言葉の定義を再確認するところから始めましょう。ドラッカーの言う “成果” とは、組織の外の世界(つまり社会)におけるプラスの変化のことです。組織は社会になにがしかの貢献を行い、プラスの変化を起こすからこそ、対価をいただき存続することができます。」

 

さらに話はつづきます。

 

「それに対し、問題はどこにあるか。先ほどのお話にあったクレームや障害は、突き詰めれば誰にとっての問題でしょう?」

 

しばしの沈黙・・・。

さらにさらに、話は続きます。

 

「例えばクレームは、一見するとお客様の課題を解決しているようですが、冷静に考えれば自社の商品やサービスの問題、つまり組織内部の問題です。それは解決されなければならない課題には違いありませんが、たとえ解決したとしても、マイナスがゼロに戻るだけで、社会にプラスの変化はもたらされません。」

 

「自分たちの仕事をとおして社会にプラスの変化を起こすなら、組織の外の世界にある状況を精査し、ギャップやニーズを見つけ、それを自社にとっての事業機会にしなければなりません」

 

「事業をとおして社会にプラスの変化を起こすことが本来の仕事だとするならば、クレームや障害を無事に解決することではなく、“そもそもクレームや障害が起こりづらい仕組み” をつくることの方が重要な仕事のはずです」

 

「目のまえの問題の対処に追われるのではなく、外の世界にある機会に焦点を合わせること。ドラッカーの言う “成果” を意識することで、仕事に対する目線も変わってきませんか?」

 

こんな感じで進んでいく広島読書会!

なかなか熱くないですか?(笑)

 

広島2期は、来月8月21日(火)よりスタートいたします。はじめて参加される方は、初回のみ無料で見学・体験していただくことも可能です!

     

(チラシはクリックすると拡大します)

 

1期目の読書会以来、約1年半ぶりに広島に来ましたが、実際に広島の地に足を踏み入れて、先日の豪雨の影響が大きかった地域では「今はまだ学んでる場合じゃない」という状況が続いていることを、身をもって感じております。

まずは日々を安心して暮らせる状況を整えることが先決ではありますが、安心や安全が確保できたあと、真の意味での再建・復興へと向かうために、いずれ「知識」という道具が必要になる日がやってくるはずです。

このタイミングで再び広島の地に来たことも、なにか意味があるはず。微力ではありますが、知識を通して地域の復興に少しでも貢献できたらと思う次第です。

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鹿島晋

鹿島晋

ドラッカーのマネジメントをベースに「目を輝かせながら明日のことを話す」企業を増やすコンサルタント。ネット通販業界では18カ月間で売り上げ120倍を達成した実績を持ち、現在は中小企業の経営企画アドバイザーとして活動する。 読書会ファシリテーターとしては、関東・中国地方を中心に130回以上の読書会を開催(2018年4月現在)。実践するドラッカー講座では実践ナビゲーターも担当する。 サキュオ・コンサルティング株式会社 代表取締役。一般社団法人はぐ・くむ 代表理事。1978年 横浜市生まれ。

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