成果をあげる能力を身につけよう!
成果をあげるために特別の才能や、適性や、訓練が必要なわけではない。物事をなすべき者が成果をあげるには、いくつかの簡単なことを行うだけでよい。成果をあげるには、本書で述べているいくつかのことを実行すればよい。しかもそれらを実行するために生まれつき必要なものは何もない。『経営者の条件』まえがき より。
ドラッカー読書会の課題本『経営者の条件』の“まえがき”に書かれている衝撃的なフレーズ。
「成果をあげる人になりたいっ!」。私がドラッカー読書会に参加した理由はズバリ、成果をあげるため。
そして、読書会に参加してみると、なぜ?成果をあげられなかったのか?その理由が明らかに…。
自らの仕事で業績をあげられない者は悪しき手本となるだけである
ドラッカー教授は、サラッと厳しいことを言うなぁ。。
自分でも気づかないうちに、己の努力にフォーカスしてしまう。自分では一生懸命やってるのに…自分は評価されていない…と思っちゃう。自分はそうでした。
そもそも、「貢献」や「成果」のことばの意味を理解できていなかった。
「貢献」:なされるべきことを考える。組織のことを考える。
「成果」:組織の外にある変化
自分では組織のために、がんばってるつもり。でもそれって、自分目線で考えた、自分のやりたいことじゃないですか〜?
自分たちの都合だけを考えた利益確保や、組織の内側にフォーカスしてないですか〜?
え〜〜っ!そんなことはないよ…。って思う。ちょっと反省してスタッフに聞いてみる。
「それって所長の仕事でしょ!」
「ファンのことちゃんと考えてる?」
撃沈…。自分がやってることも理解されてないし、誰が顧客なのか?も合ってない。
成果をあげている人はみな、成果をあげる力を努力して身につけている。特別な才能は必要ない。『経営者の条件』に書かれている「成果をあげる5つの能力」を身につければいい。いや、身につけなければならない。とドラッカー教授は言います。
ドラッカー読書会では、この「成果をあげる5つの能力」を一つづつ紐解いていきます。理解ではなく実践。
まずは自らのマネジメントから。『経営者の条件』はセルフマネジメントについて書かれています。
序 章 ◇成果をあげるには
第1章◇成果をあげる能力は習得できる
第2章◇汝の時間を知れ
第3章◇どのような貢献ができるか
第4章◇人の強みを生かす
第5章◇最も重要なことに集中せよ
第6章◇意思決定とは何か
第7章◇成果をあげる意思決定とは
終 章◇成果をあげる能力を習得せよ
読書会参加者の皆さんが、実践で行動に移せる「ドラッカーのことば」を持ち帰れるように!私も皆さんと学びます!
第3話につづく…
五月女 圭司
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