みんなのためにドラッカーを学ぶ入り口の役割になりたい、(株)彩暮(サイクル) 専務取締役 インテリアコーディネーター・2級建築士 相澤元恵さん@旭川


  

みんなのためにドラッカーを学ぶ入り口の役割になりたい

(株)彩暮(サイクル) 

専務取締役 

インテリアコーディネーター・2級建築士

相澤元恵さん

 

1968年、士別市生まれ。

旭川工業高校卒業後、水道工事会社を経てフリー。

2006年、夫と起業、現在に至る。

 

 

住宅を施主の意向を汲んで整えていく

 

—最初の会社はどんな業種?

社会人のスタートは旭川市の水道工事会社でした。配管図面を書いたり、役所への書類を作ったりする仕事。10年間勤め、結婚のため退社しました。

しばらくは専業主婦をしていたのですが、あまりにもヒマすぎて。何かを勉強しようと思いました。そこで、カルチャーセンターへ行き、1年くらいインテリアコーディネートの勉強をしました。1998年に資格を取得しました。

たまたま行ったツアー旅行でご一緒した人と仲良くなり、その人のご縁でガーデニングの仕事をやらせてもらいました。次の資格として建築士を取得しました。水道工事店時代の知人から、「資格があるならインテリアコーディネートの仕事をしませんか?」と。フリーで受注していました。

 

—転機が訪れる?

もともと好意にしていたインテリア・カーテンの店があり、その店が廃業するという話しを聞きました。社長が病気で倒れたのです。「もし、やってくれるんだったら、仕入先とか紹介してあげるよ」と。「あなた方、夫婦で社名を変えてもいいからやりなさい」とありがたい申し出をいただきました。

それで、夫を社長にしてカーテンの仕事を担当してもらい、わたしはそのまま、インテリアコーディネーターの仕事をすることにしたのです。これまで、ずーっと、こうした人のご縁だけで来ているんです(笑)。

 

—現在の会社は?

12年前・2006年に個人から法人に、株式会社彩暮(サイクル)としました。会社としては、わたしのインテリアコーディネートの仕事と、社長が担当しているオーダーカーテンの取り付け・工事などの2つです。

社員・パートさんなど数人でやっています。事務所とショールームは旭川市の街中にあります。

 

 

—具体的に仕事をおしえてください

わたしの仕事のメインは、道北を中心に展開しているハウスメーカーから仕事が来ます。基本図面を渡され、その図面を元に施主であるお客さまの元へ行ったりショールームなどで、要望などを聞きとります。外壁を選んだり、照明プランをつくったり。家の中の造作物や家具の役割をするものの図面や、配線図を書いたりします。

ひとつのコンセプトに基づいて、全体を統一感ある建物にまとめていく仕事です。基本プランはハウスメーカーのものを使って、その他の細かい部分をすべてツメて進めていく業務です。

 

—同業者との違いは?

インテリアコーディネーターって一般には、キッチンを選ぶとか照明を選ぶとか、すでに存在しているものから選択するという印象があるかもしれません。しかし、わたしは「知りません」とか「それは専門外なのでやりません」というようなことは言わないようにしています。

浅いかもしれませんが、広く住宅のことを知っているところが他のインテリアコーディネーターと違うところかもしれません。

 

 

ドラッカーの読書会が趣味

 

—ドラッカーに出会ったのは?

ドラッカーに出会ったのは、北海道内4カ所で「ビジネス塾」などを開催している「ナレッジプラザ」に入ったのがきっかけです。2010年のことです。旭川の女性経営者にずっと誘われていました。

旭川で開催していたドラッカーの読書会に参加したのですが、めちゃくちゃわけがわからなかったことを覚えています(笑)。その時の本はきっと『創造する経営者』だったような気がします。

当時、会社設立して数年がたち、経営に悩んでいました。スタッフの定着が悪かったのです。それで社内読書会を始めようと思いました。この会社をどうしていこうかなと、考えていました。

 

—ファシリテーターになったきっかけは?

ドラッカーに出会って3年後、旭川の読書会メンバーの後押しがあったからです。

わたしの強みの1番は「学習欲」なのです。とにかく何でも勉強したい。現状打破をいつも考えている性格なんです。なのでチャレンジしてみようと思いました。

 

—その後、のめり込む?

ドラッカーに引き込まれていったのは、最初「自分が勉強したいからとか、自分が知りたいから」という理由でした。ファシリテーターになってからは、学んだドラッカーのことを使って世の中に恩返しをしていくような感覚。学んだことを人に伝えることが使命、責任のように感じてきました。

今は、ドラッカーを知り学ぶための入口になるようなお手伝いをしている感じです。「わたし個人のことではなく、みんなのために」そう思うようになってきましたね。始めはとても苦しい学びでしたが、途中からだんだんと楽しくなってきました。学び自体もそうですが、学び仲間がいいのです。

 

—お気に入りの1冊は

そうですねえ、『経営者の条件』ですかね。読むたびに「ああ、そうだった」と思えます。最初はすごく難しく感じましたが、だんだんと読み込んでいくと、あのことは、ココのことだと理解ができるようになってきました。おもしろくなりました。

最近一番、ストンときているのは『マネジメント<上>』の第15章にある「仕事は客観的な存在である」という部分でしょうか。仕事は人間関係ではないんだ、と。仕事ぶりと人の性格との関係において悩みが少なくなり楽になりました。

 

—読書会への係わりは?

自分が開催している読書会としては、旭川での読書会があります。アドバンスコースを(株)北海道健誠社の瀧野雅一さんとやっています。

札幌で佐藤等さんがやっている読書会には、毎月絶対に参加しようと決めています。佐藤さんのドラッカー読書会のためだけに、旭川=札幌間を往復3時間かけて通っています。わたしの中では、ドラッカーの学びは遊びと一緒なのです。娯楽と同じなのです(笑)。加えて、学び仲間の友達もいるじゃないですか。だから、すごく息抜きになるんです。

「学びばっかりして仕事はどうなっているんだ」と社長から言われたことがありました。「社長がゴルフを好きで行くように、わたしはドラッカーが好きで行っているのです!」と(笑)。趣味はとくだんなくて、ドラッカー読書会が趣味かもしれませんね。

 

 

—今後の抱負は?

インテリアって家の中のことです。主に担当は女性、お母さんのことですよね。女性が生き生きしているいれば、みんなハッピーだと思っているんです。出産育児などでキャリアが一旦止まっても、再度スキルアップして復帰できるような業界全体のしくみを変えていきたいと思っています。

女の人を仕事でも家庭でも、応援していきたいと思います。

 

 

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花岡 俊吾
1965(昭和40)年、北海道恵庭市生まれ。高崎経済大学卒業、(株)ピーアールセンターにて広告・マーケティング業務に従事。2007年独立、「北海道体験.com」のプロジェクトに参画。人口減少の道内経済に貢献すべく、北海道の新しい体験観光情報の発信をライフワークにする。カメラを片手に、年間100日以上をアウトドアフィールドで取材活動。新聞記事連載やWEBコンテンツ制作がメインの仕事。P.F.ドラッカーの読書会、札幌ビジネス塾に10年以上通い、上田惇生先生のサイン入り『経営者の条件』は家宝。著書に『アウトドア&感動体験ガイド北海道』(北海道新聞社)。休日はマラソンと登山に勤しむ。

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