著者が語る『人生を変えるドラッカー』を100倍生かす方法!主役の一人、徹の場合その2「記録する、整理する、まとめる?」―人生を変えるキッカケとなる5つの習慣


カフェプレミアンのオーナー、堀川徹はドラッカー読書会と出会い、「時間管理」を実践していこうとします。


カフェを立ち上げたばかりの徹は毎日が大忙し!
なすべきことになかなか取り掛かれず、雑事に忙殺される日々です。
そんな徹がどうやって時間管理に取り組んでいくのでしょうか。

記録する、整理する、まとめる

徹はドラッカー読書会で東堂先生がホワイトボードに「記録する、整理する、まとめる」と書くところを見ました。
その続き、東堂先生の説明から引用していきますね。

「時間管理において重要なアクションが、記録する、整理する、まとめる、の三つです。まずは現状把握です。記録してみないことには、何にどれぐらい時間を使っているか、わかりませんよね、記憶はあてになりません。記憶より記録、です。だからリアルタイムに記録するのです」 


(記憶より、記録かあ)、徹が思わずうなった。 


「ドラッカーは、年に数回、数週間に渡って自分の行動を記録するよう、勧めています。私も半年に一度、パソコンのスケジューラーで、一〇分刻みで約二週間分、記録するようにしています。手帳につけたり、ノートをつくる人もいますね」 


(うーん、けっこう面倒そうだな)と徹が眉間にしわを寄せる。一方の夏子は(今度、記録用に大きめの手帳を探しに行こう)と前向きな様子だ。


「ドラッカーは、この重要な燃料である「時間」に対する愛情ある配慮ほど、成果をあげている人を際立たせるものはない、といっています。なすべきことをなすためには、まず時間の確保をすることが不可欠です。時間は成果をあげるための燃料なのです」 


「はーい!」と元気よく手を挙げたのが、アイドル志望の高校生、星はるかだった。(※この子もドラッカー読書会の一員なんです) 


「私はここがすごいと思いました!」

『する必要のまったくない仕事、何の成果も生まない時間の浪費である仕事を見つけ、
捨てることである。すべての仕事について、まったくしなかったならば何が起こるか
を考える。何も起こらないが答えであるならば、その仕事は直ちにやめるべきである』
                           『経営者の条件』p.58         

「する必要のまったくないこと、何の成果も生まない時間って、私の場合、何かなって考えてみたんです。それで、ゲームの時間をやめてみました。まだ三日しか経ってないけど」 


「すごいじゃないか、はるかさん」、東堂は目を細めた。 


「時間を浪費している非生産的な活動を見つけて整理すれば、新たな時間を生み出すことができますねそこで二つ目のアクション、活動の整理について説明しましょう」 


 女子高生に負けじと、夏子のメモをとる手に力が入る。 


「まず一つ目が、はるかさんがやったように、その活動自体を”やめる”という方法です。忙しいと嘆く人の多くが、実はやめても問題のないことに時間を費やしています。会議、打ち合わせ、会合、パーティ……それは本当に参加すべきでしょうか。実は成果に関係ないものも多々あるのではないでしょうか。プライベートの時間においても、ゲームやTV、何となく惰性で行く飲み会など、非生産的な活動があるかもしれませんね」
 

「それから二つ目」、東堂は指を二本立てた。
 

「”人にまかせる”です。あなたに限らず、他の人でもやれることがあるはずです。ずっと同じ業務のベテランでいいのでしょうか。後輩にその仕事を譲れば、自分は新たな成長のために自分でなければできない仕事に挑戦していくことができるかもしれません」
 

 東堂は参加者を見渡して言った。
 

「こうして時間を整理すれば、おそらくいくつもの浮いた時間ができるはずです。それをなるべく、大きなかたまりにしてください。本当に重要なことをじっくり考えるには、細切れの時間ではできません」
 

「私たち知識労働者にとって、時間は貴重な資源です。この代替不可能な資源にどう向き合うか、これが、第一番目の成果をあげる能力なのです」
 

 堀川徹が腕を組み、低い声でうなっていた。

―引用を終わりますー
さあ、徹さんどうするのでしょうか。
うなっております。
まずは「記録する」から実践したいものです。
素直で早い夏子はもう記録用のノートを買いに行きそうな雰囲気です。
忙しすぎる徹は、時間管理とどのように向かい合うのか!?

次回をお楽しみに!

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吉田麻子
(株)カラーディア代表取締役、カラーセラピスト、パーソナルカラーリスト、カラーコンサルタント、ドラッカー読書会ファシリテーター、志喜彩塾塾長、作家、函館市西部地区にあるブックカフェirodoriオーナー。 ◎色彩検定1級、東商カラーコーディネーター検定ファッション色彩1級、東商カラーコーディネーター商品色彩1級、東商カラーコーディネーター環境色彩1級。 ◎「人は必ず輝く!」をテーマに、色彩やドラッカーなどの講演、講座、セミナー、執筆等の活動を実施。志を立て、身の回りのことに喜び、彩り豊かに生きる「志喜彩塾」を全国(札幌、青森、岩手、仙台、新潟、東京、浜松、名古屋、伊那、富山、大阪、神戸、福山、徳島、高知、下関、北九州、久留米、熊本)で実施するほか、なないろ塾、カラーセラピーやパーソナルカラー、ドラッカー読書会、カラーリストと読む源氏物語等の講座を実施している。オーナーである函館のブックカフェirodoriにて連日実施している「カラー占い」も好評。 ◎ 著書に『7色のすごいチカラ!』、『実践する色彩学』(ともにエイチエス)。 『人生を変えるドラッカー』(ダイヤモンド社)。◎ほぼ毎日発行のまぐまぐ有料メルマガ「吉田麻子のLOVEPOWERエッセイ」が好評。

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