著者が語る『人生を変えるドラッカー』を100倍生かす方法!主役の一人、徹の場合その4「時間を管理してみよう」―人生を変えるキッカケとなる5つの習慣


「時間を記録する時間がないんだよ……」

カフェの仕事で大忙し、家族にも問題が起こってしまった堀川徹。とにかく時間がありません。

ドラッカー読書会で『経営者の条件』の第二章『汝の時間を知れ』を読み、時間管理は「記録する、整理する、まとめる」の手順でやることを知ったものの、まずは「記録する」を実践するのが大変でした。

忙しすぎてついつい出てしまったセリフがこれでした。

「時間を記録する時間がないんだよ……」

そうなんですよね。

ドラッカーのセルフマネジメントを実践しようとするとまず最初にしなければならないのが時間の記録です!

そこに着手するのには「えいっ!」という気持ちがないとなかなか実践に踏み切れない方も多いのではないかと思います。

徹もそうでした。

けれども仕事だけでなく家族のことでも問題が起きていよいよドラッカーの時間管理に着手しなければこの状況から脱することができない!というところまで追い詰められ、ようやく「時間の記録」に着手したところまで先週の記事に書きました。

さあ、「記録する」の次は「整理する」です。

徹はどんなふうに「整理する」をやっていったのでしょうか。


時間がない!!!


以下、引用です。


時間の記録をするようになって十日が経った。そろそろ、次の「整理する」段階に進んでもいいだろう。
たしか勉強会のとき、東堂は整理する手段として、「捨てる・やめる」、「人に任せる」の二点を挙げていた。びっしり書き込まれたノートを改めて見る。(このなかに、捨ててもいい仕事はあるだろうか……)

徹は一つずつの行動を丁寧にチェックしていった。
業者のアポイントが思ったより多かった。たいして考えもせず、すべて受けていたからだ。一見しただけでも、半分くらいはメールや電話で済みそうだった。
驚いたのは、開店時間内でもパソコンに向かっている時間が、思った以上に多かったことだ。ちょこちょことホームページの不具合に気づいては直したり、店内掲示物を印刷したりしていた。

また、メールの着信音が鳴るたびに内容を確認し、その都度返信をしていることにも気づいた。メール返信の時間をまとめるだけで、新たな時間を創出できそうだ。

そして何より、ネットサーフィンにかなりの時間を費やしていた。これは意識することで大幅に削減できそうだった。
徹は忘れないように、気づいたことをノートに記入していった。


捨てる仕事→メールや電話でできる業者のアポイント、ネットサーフィン
できる工夫→業者から連絡が来たら、メールや電話でもいいかを必ず聞く。パソコンを開く時間帯を決める。メール返信の時間もまとめる。

もう一つ、「人に任せる」ほうはどうだろうか。

他の人間と言っても、あとは田山りょうしかいない。ホールの給仕と雑事全般をしてもらっているが、思い返してみれば、店にお客さんがいないときは手持無沙汰になる。
 しかし、自分が抱えている仕事は自分にしかできないように思えて、任せられるものが浮かんでこない。これは引き続きの宿題とすることにした。
 ともあれ、記録をしたことで得た気づきは大きかった。徹はさっそくその日から「捨てる仕事」と「できる工夫」を実践していった。
 効果は絶大だった。何日もやっていくうちに、どんどん行動がすっきりし、前よりも時間に余裕が生まれてきた。次の定休日は自分も休もう、と徹は決めた。

 

引用を終わります。

ブラボー!!!徹!!!

「整理する」も順調です。無駄な行動もいっぱい見つかりました。これらをやめるだけでかなり大胆な時間の削減ができそうです。

そして、「人に任せる」というテーマが浮上してきました。

カフェプレミアンは徹が社長ですが、田山りょうというアルバイトの男性が働いています。りょうに何をやってもらうのか。これからの大きな課題になりそうです。

ともかく、時間の整理によって「☆彡余裕☆彡」というすばらしいものを手にした徹。時間を記録し、整理することによって、浮かび上がってきた空いた時間をまとめるとお休みをつくることもできそうです。

これまでなかなか父親としての務めを果たせなかった徹にとって休日をつくることができるということはとても大切なこと。

家族も大喜びですね~。

しかし、このあとの「まとめる」に進むとき、徹は課題に直面するのです。このことについては今度『最も重要なことに集中せよ』についての記事で紹介をしていきますね。

徹の時間管理への挑戦、いかがでしたか。

今後読書会は『第二章汝の時間を知れ』から『第三章どのような貢献ができるか』に進んでいきます。主人公の三人の一人、杉並柊介の場合で見ていきたいと思います。

お楽しみに!

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吉田麻子
(株)カラーディア代表取締役、カラーセラピスト、パーソナルカラーリスト、カラーコンサルタント、ドラッカー読書会ファシリテーター、志喜彩塾塾長、作家、函館市西部地区にあるブックカフェirodoriオーナー。 ◎色彩検定1級、東商カラーコーディネーター検定ファッション色彩1級、東商カラーコーディネーター商品色彩1級、東商カラーコーディネーター環境色彩1級。 ◎「人は必ず輝く!」をテーマに、色彩やドラッカーなどの講演、講座、セミナー、執筆等の活動を実施。志を立て、身の回りのことに喜び、彩り豊かに生きる「志喜彩塾」を全国(札幌、青森、岩手、仙台、新潟、東京、浜松、名古屋、伊那、富山、大阪、神戸、福山、徳島、高知、下関、北九州、久留米、熊本)で実施するほか、なないろ塾、カラーセラピーやパーソナルカラー、ドラッカー読書会、カラーリストと読む源氏物語等の講座を実施している。オーナーである函館のブックカフェirodoriにて連日実施している「カラー占い」も好評。 ◎ 著書に『7色のすごいチカラ!』、『実践する色彩学』(ともにエイチエス)。 『人生を変えるドラッカー』(ダイヤモンド社)。◎ほぼ毎日発行のまぐまぐ有料メルマガ「吉田麻子のLOVEPOWERエッセイ」が好評。

“著者が語る『人生を変えるドラッカー』を100倍生かす方法!主役の一人、徹の場合その4「時間を管理してみよう」―人生を変えるキッカケとなる5つの習慣”への2件のフィードバック

  1. 瀬川 智美子 より:

    徹さんが「捨てる仕事」と同時に「できる工夫」を考えていたことがとても参考になりました。私は以前、記録した時間を整理するためにやらなくていいことを決めるまでは比較的スムーズにできたのですが、その後の実行になかなか結びつけられずにいました。徹さんはすべて受けていた業者さんからのアポイントの半分くらいはメールや電話で済みそうだと気づき、以降は「連絡が来たらメールや電話でもいいかを必ず聞く」と決めたり、メールの着信音が鳴るたびに内容を確認していた行動を「パソコンを開く時間を決める」「メール返信の時間をまとめる」と決めたりすることで実際の行動につながるための工夫をしました。私も徹さんを見習って、「やらないこととできる工夫を同時に考え、決める」を意識するようになってから実践につながりやすい時間管理が徐々にできるようになってきました。自分の時間と同じように相手の時間も思いやれるようになれたこと、また、時間に振り回されない自分に出会えることができたのも嬉しい効果です。

    • 吉田麻子 吉田麻子 より:

      瀬川さん!コメントありがとうございます。とても嬉しいです!しかも徹のがんばりに言及してくださり、さらに嬉しいです。堀川徹に代わって感謝申し上げます(#^^#)
      「捨てる仕事」と「できる工夫」。この境地に徹が至れたのはやはり「時間の記録」をやってみてその記録したメモをじっと見たところからの気持ちです。いっぱいいっぱいの毎日のようでも必ずどこかに「捨てる仕事」と「できる工夫」は存在しているんですよね!なにが突破口になるかわかりません。時間管理ができるようになってくると自由意志のもとに生きている感じがしてとても楽しいですよね!感謝。

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