第3章「どのような貢献ができるか」(その4)会議の生産性をあげる
会議の生産性をあげる
会議、報告書、プレゼンテーションは、エグゼクティブの仕事の典型的な光景である。それらは、彼らに特有の日常の道具である。しかもそれらは膨大な時間を要する。
したがって成果をあげるには、会議や報告書やプレゼンテーションから何を得るべきかを知り、何を目的とすべきかを知らなければならない。『経営者の条件』P97
ビジネスマンの宿命とも言える「会議」。ドラッカー教授によると会議は「仕事」ではないらしい・・。会議は「なし」が理想的と言う。とはいっても、そうはいかないから、できるだけ生産的にしなければいけないですね。。
「専任職の貢献とは何か?」を自分なりに考えて、部内ディスカッションを週一回やることにしたけれど、これがうまくいかない。毎週だから1回30分と決めたけれど、いつも時間オーバー。テーマは「われわれの事業とは何か?」を考える。壮大なテーマだけに、その先にある「5年先、10年先にある事業を考える」ところまで行き着けない。ちょっとテーマが重すぎなのかも???
ディスカッションなので、思い思いにフリートーク。まとまらな〜い。。話題はどこへ行くのやら。。正解がないだけに結論もだせず毎回終了。時間で区切るしかないかな。もっと具体的な議論をしなくちゃ。
組織で働く
事業所長から「専任職」になって、はや半年経過。部内ディスカッションの生産性は低いけど、毎回、「ミッションは何か?」「顧客は誰か?」「顧客の価値は何か?」を問いかけていると不思議と、チームで仕事をしている感じになってきた。事業を企画するっていうミッションは、果てしなく壮大なミッションだけど、自分たちの「甲子園」を見つけるには、この問いを考え続けるしかない。こう信じられるようになったのも、ドラッカー読書会で『経営者の条件』を何度も何度も読んで、参加者の皆さんと学び、色々な業種の方々とお話しする機会を得られているからだと思う。
貢献に焦点を合わせるということは、つまるところ、成果に焦点を合わせるということである。
ドラッカー教授の「ことば」は、いつ読んでも新鮮だっ!!!
(つづく)
前回まで
五月女 圭司
最新記事 by 五月女 圭司 (全て見る)
- Help me Peter ! こんなときどうするの?「とめさん流ドラッカーの学び方」セルフマネジメントの極意(第9話)強みとは何か?強みの正体? - 2020年5月20日
- Help me Peter ! こんなときどうするの?「とめさん流ドラッカーの学び方」セルフマネジメントの極意(第8話)ドラッカー・ワークショップ ツアー(後編) - 2020年3月22日
- Help me Peter ! こんなときどうするの?「とめさん流ドラッカーの学び方」セルフマネジメントの極意(第7話)ドラッカー・ワークショップ ツアー(前編) - 2020年3月15日
- 人生100年時代の先人:続・絵で見るドラッカーの人生(魂よ永遠に)【2019年】(2006年〜) - 2019年12月27日
- やってみた!絵で見る『The Effective Executive』(英語版)英語で感じるセルフマネジメント (第3話)Knowledge workers - 2019年12月25日