著者が語る『人生を変えるドラッカー』を100倍生かす方法!主役の一人、柊介の場合その3「組織で共有できる言葉になった!」―人生を変えるキッカケとなる5つの習慣


皆さんこんにちは!

今週も、『人生を変えるドラッカー』の著者吉田麻子がドラッカー『経営者の条件』の成果をあげる5つの能力を登場人物のエピソードとともに解説していきます♪

成果をあげる能力の2つ目「貢献に焦点を合わせる」ということについて書いております。

登場してもらうのは今週も杉並柊介です。

同じ課のトップ営業マン、陣内光秀が突然「お客さんのことが数字にしか見えない」と燃え尽きてしまいます。

そのことをきっかけに、「自分たちの組織は目先の数字を追いかけるだけでいいのか」「なにか根本的にずれているのではないか」と悩み始める柊介。

ある日、ドラッカー読書会の刺激的な学びに感銘を受けて、自分の組織でもみんなでドラッカーを読みたいと思い、「みんなでドラッカーを読みませんか?」と組織のメンバーに投げかけるのです。

かくして柊介の所属する組織(広告代理店フレッシュエージェンシーの自社媒体『マチ・フレ』の広告営業をする営業四課)でドラッカー勉強会が始まったのです!

組織で共有できる言葉になった!

ー以下引用ですー

 それから三週間が経った。営業四課のドラッカー勉強会も三回目、第3章「どのような貢献ができるか」に差し掛かっていた。

 柊介の説明を聞き、メンバーたちは身につまされているようだった。

「貢献、か。私、目の前のことで必死だった」

「成果は外にある、なんて考えたこともなかった」

「僕は、凡人でも成果があがる、というドラッカーの考え方が刺さりました」

 島課長もゆっくり、しかし響くように話し出した。

「俺も忙しいとつい棚上げしちまうんだが、組織は道具なんだよな。『マチ・フレ』という道具を使って世の中でどういう役割を果たしたいのか。それを忘れちゃいけない。社長が以前、社内報に『人生を変える1ページの集合体――それが『マチ・フレ』の目指す姿です、と書いていたよ」

 人生を変える一ページの集合体。その言葉に、メンバーの心が沸き立つ。

「そう、『マチ・フレ』に掲載される広告は、クライアントの想いなんだ。それが読者に伝われば、生活や人生を変える可能性がある。間接的にでも、誰かの人生に関わるんだ」

 いつもは数字の話しかしない嶋課長の熱い語りを、みんな目を輝かせて聞いていた。

「誰かの人生を変える仕事って……」

「何だか、ドラッカー的ですね」

「そうだ! まさに『成果は外にある』だ!」 

 メンバーの意識が、カチッと切り替わった。自分たちが日々やっている仕事の意味に気づいた瞬間だった。

―引用を終わります―

ここで営業四課に重要な共通言語が生まれます。

組織の中に成果は存在しない。すべての成果は外にある。
                              (『経営者の条件』p31)

 この「成果は外にある」というキーワードが、これからの柊介をはじめ、営業四課の合言葉になっていくのです。

さてさて、ドラッカーのセルフマネジメントにおける「成果をあげる5つの能力」。

ここでおさらいすると、

●成果をあげる5つの能力
・汝の時間を知れ
・どのような貢献ができるか
・人の強みを生かす
・最も重要なことに集中せよ
・成果をあげる意思決定をする                         

の5つでしたね。

現在は二つ目の「どのような貢献ができるか」について柊介のエピソードを用いてお伝えしています。

読書会では東堂先生がホワイトボードにこんなことを書いて説明しました。

・成果=組織の成果 → 成果は外にある
・貢献=組織に属する個々人が行う、組織の成果への貢献

「貢献」の章においては、「成果」と「貢献」という言葉をしっかり押さえておくことで格段に理解しやすくなります。

柊介の場合だと、「俺はうちの組織の成果のためになにができるかな!?」と考え、

「うちの組織の成果ってなんだろ、みんなで数字を追いかけているよな」となった。

しかし同僚陣内が「お客さんのことが数字にしか見えない」と燃え尽きてしまったように、目先の数字だけが組織の成果ではないはずだ、と考えます。

そこで出会ったのが「組織の外、つまり社会に変化を起こすことが成果である――成果は外にある」というドラッカーの考え方だったのです。

「貢献」をするためには「組織の成果」が明らかになっている必要があり、それを課のみんなで共有すべくドラッカー勉強会を社内でやったのですね。

そしてみんなで「成果は外にある」という言葉を共有できるところに至ったわけです。

この柊介の一環した姿勢そのものが「貢献」の姿勢でもあるわけです!

 

次回もこの続きです。「成果は外にある」が柊介の組織に何をもたらしたのかを見ていきましょう。

お楽しみに!

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吉田麻子
(株)カラーディア代表取締役、カラーセラピスト、パーソナルカラーリスト、カラーコンサルタント、ドラッカー読書会ファシリテーター、志喜彩塾塾長、作家、函館市西部地区にあるブックカフェirodoriオーナー。 ◎色彩検定1級、東商カラーコーディネーター検定ファッション色彩1級、東商カラーコーディネーター商品色彩1級、東商カラーコーディネーター環境色彩1級。 ◎「人は必ず輝く!」をテーマに、色彩やドラッカーなどの講演、講座、セミナー、執筆等の活動を実施。志を立て、身の回りのことに喜び、彩り豊かに生きる「志喜彩塾」を全国(札幌、青森、岩手、仙台、新潟、東京、浜松、名古屋、伊那、富山、大阪、神戸、福山、徳島、高知、下関、北九州、久留米、熊本)で実施するほか、なないろ塾、カラーセラピーやパーソナルカラー、ドラッカー読書会、カラーリストと読む源氏物語等の講座を実施している。オーナーである函館のブックカフェirodoriにて連日実施している「カラー占い」も好評。 ◎ 著書に『7色のすごいチカラ!』、『実践する色彩学』(ともにエイチエス)。 『人生を変えるドラッカー』(ダイヤモンド社)。◎ほぼ毎日発行のまぐまぐ有料メルマガ「吉田麻子のLOVEPOWERエッセイ」が好評。

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