歯科衛生士である私が学び皆さんに伝えたいドラッカーさんのマネジメントの教え シリーズ一覧
みんなで話し合いをしよ!!
で始まったミーティング。
ふと気づくと、話し合いでみんなの発言が出なくなってしまいました。
あれ?なんでだろう?
話し合えるように、考えられる問題、決めておいたほうがいいこと、
なぜ、話し合いが必要なのかとことん考えました。
みんなが働きやすくなるように、
みんなの仕事がやりがいや、成長の機会になるように…
今日の活動を、未来の成果に繋げたい!!
話し合いをする課題について、
私なりの考えをまとめてみんなに思いを伝えていきました。
行動を起こしていくと、私が期待していた成果と大きくズレてきました。
それは、
「どう思う??」ときくと…
みんな「それでいいと思う」といいます。
(???それでいいと思う???何がいいの?ほんとにいいの??なんで意見を言わないの??)
なんでこんな状況になったんだろう。
みんな、もっといきいき話ができると思ってたのに…
なんで、みんなの思考が止まってしまうんだろう…
すごくすごく自分自身を振り返り考えてみました。いろんな人にも相談もしてみました。
そう!
みんなが考えなくなってた原因は私にありました。
みんな忙しいし、いろいろ難しいことは私が代わりに考えなきゃ!!
→みんなが考えれないだろうから…
→どうせみんなには出来ないだろうから…
(ここまでは考えてたつもりはないですが、深く考えてみると…みんなのこと、信じれてなかったのかもしれないな…)
そうか、私は、もっとみんなのことを信用しなければいけなかったんだな。一人一人の力を信じて、任せることが出来なかった結果だ。
どうしたら、みんなから意見が出てくるようになるんだろうか、
みんなの強みやみんなの持ってる資源を成果に繋げていけるだろうか…
意思決定の章には、意見の不一致を必要とすることが書かれています。
(もし、自分のことをいつも否定され疑われて、信用してもらえなくて、出来ないって思われてる人に意見の不一致はいわないな。
どうせ聞いてもらえない。否定される。って思うもん。)
私がしていたことはこうゆうことだ。
一人で考えれることなんて大したことないんだ。
一人で考えたものを、みんなで考えれたほうが大きく超えていくはずなんだ。
私一人でやるほうが早いし成果になるかもしれない。
でも、みんなで出来たほうが面白い変化になる!私一人がやれることの何十倍にも大きな成果になる!
今回のことは、大失敗だし、問題なのかもしれない。でも、私はドラッカーを学んでる。
この問題を機会に変えることができ、私にできることを考えたい!!
よし、とりあえず、みんなの思考を取り戻したい。
そして、勇気をだしてみんなに宣言をしました。
「ここまで、ミーティングで現状の問題の把握。今後の課題、みんなの目的を一致をしてきました。次回から私はミーティングに参加をしません。一旦みんなに任せようと思います。きっと、みんなで出来るはずだから。私にはミーティングの報告をしてください。」
ショック療法的でめちゃ不安。
本当は、私もミーティングに参加したい。
でも、いま、私はいないほうがいい。
(こっそり、みんなでのミーティングはどうだったかだけ様子は聞きに行くようにしてます。)
みんなが主体性を取り戻すために、少し任せてみよう。
任せること、信じることがこんなに勇気がいることなんだ。
私がでなく、われわれがを考えなくてはいけないんだ。
そんなことから始まった2019年。
今年は、どんな1年になるでしょうか✨
経営者の条件 意思決定より
「エグゼクティブが直面する場面は、満場一致で決めれるようなものではない。相反する意見の衝突、異なる視点との対話、異なる判断の間の選択があって初めてよく行いうる。
したがって、決定において最も重要なことは、意見の不一致が潜在しないときには決定を行うべきではないということである。」
マネジメントは、一人ひとりの力を大きな成果に変えていける素敵なものです。
相手の強みを知り生かすことなんです。
相手になることはできません。
_でも、理解しようとすることはできます。
相手と同じものを見ることはできません。
_ただ、何を見ているのか、なにを知ってるのか、何を感じているのかを聞くことができます。
同じように、
自分と全く同じになることを望むことはできません。自分が見てるものを相手が見てるとは限りません。
_ただ、理解してもらうことを働きかけることはできるかもしれない。
協調性がなく、自分の意見を持つ人。言われたこと、指示命令をそのまま行うことは苦手かもしれません。しかし、何かの決断、選択をしなければいけない場面では大きな強みになるかもしれません。
その人が持つ強みと弱み。光と影です。
人は、出来ることでしか成果をあげれない。と、ドラッカーさんは言います。
私たちの働く組織。
組織は、人の弱みを無力化出来る。これは、組織で働くからこそ得られることです。
優秀な人でないから、成果があげれないわけでないんですね。
組織は、非凡な人たちに成果を上げるようマネジメントを機能させなくてはいけません。
組織、仕事、そこにいるのは人間です。
どんなにすごい大きなプロジェクトでも
どんなに壮大な事業でも…組織とは、人が働くということです。
人は、唯一1+1が5にも10にもなる資源です。(0にもなる可能性もありますが…笑)
そのためには、マネジメントを機能させる必要があります。
今回の話では、意見の不一致を必要とする場面。
そのためには、意見の不一致が出てくる場を作る必要があったことを知りました。
このことを知るために必要だった今回の出来事。
「経験すると、ドラッカーさんの言葉が身にしみるなぁ。そして、修得できるんだな。これでよかったんだ。うん…(T^T)」
そうだな、予期せぬ失敗なんだ。この機会を次にどういかせばいいだろ?
そんな風に、考えられるようになったこと。ドラッカーのマネジメントに出会う前では考えられないような成長だと感じてます✨
意見の不一致が可能となるには、何が必要になるのでしょうか??
満場一致で進む会議や話し合いに違和感を感じたとき、みなさんならどのようにしていきますか?
答えは、それぞれのステージで見つけていけるものだと感じます✨
ドラッカーさんが伝えてくれる成果をあげる意思決定。
これからも、原理原則をしっかり自分の軸として、実践していこうとおもいます✨



yukari1222

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人に任せる…新年の決断…勇気のいることですね。
主体性を取り戻してほしい。
多くの組織でそう願われてなかなか実現しないことでもあります。
『キリンビール高知支店の奇跡』という本は、13名のチームが主体性を取り戻し、ドラッカー教授のいう知識労働者に変わっていく物語です。
ポイントは、組織に方向性を与えることでした。
一定の方向性の中で、はじめて自ら考え、決定し、行動する人になれることを教えてくれる物語でした。
もし時間があればご一読下さい。
ドラッカーさんの言う勇気という言葉をきちんと理解していなかったことにも気づかされした。
主体性を取り戻してほしい。
仕事の意味、役割、責任。
そして、それをすることが自分の成長や自己実現に繋がるんだということを読書会を通じて私は知りました。自分の人生にすら主体性を取り戻すことになることになるんだよ!ということ。
私は周りの人にどのように伝えていけばいいのかな日々悩んでました。
『キリンビール高知支店の奇跡』は以前からい紹介していただいていたので、機会をつくり読んでみようとおもおました(*^^*)
ありがとうございます✨