人生100年時代の先人:絵で見るドラッカーの人生【1984年】(1909〜2005年)


絵で見るドラッカーの人生【1984年】

人生の舵取り

セルフマネジメントとはいかなるものか。世界を広げる生き方とどのような関係を持つか。ドラッカーは、セルフマネジメントを組織のマネジメントに劣らぬ価値を持つものとした。仕事と人生に舵を与えるものとした。『明日を支配するもの』(1999年)では、セルフマネジメントに必要な条件をいくつか列挙していた。

(1)自らのワークスタイル、強み、価値観を知る。

(2)自らの所を得る。

(3)仕事と社会に果たすべき貢献を知る。

(4)人との関係にかかわる責任を引き受ける。

(5)セカンドキャリアのための助走をする。

世界を広げつつ、同時に人生の舵取りを行うのは、一朝一夕にできることではない。一定の経験の末になしうるものである。一歩一歩積み上げていくものである。

ただし、気をつけておくべきことがある。力が分散してしまうことである。自分にとってかけがえのない価値をおろそかにしてはいけない。

集中しなければ収入が減ることもある。しかし、自分の世界を広げることの最大の問題点は、時間がなくなることである。

ドラッカーの場合  (二つの小説)

ドラッカーといえども、人生は思うようにはいかない。ドラッカーは小説家になりたかった。それは、まさに宿願だった。

かなったのはようやく70代だった。『最後の四重奏』(1982年)と『善への誘惑』(1984年)の二作である。いずれも売れず、話題にもならなかった。すぐに絶版になった。

私はインタビューで、次はどんな小説を書くのかと水を向けた。答えはこうだった。

「そのつもりはない。構想もない。あの二つの小説の登場人物たちのことは、はるか前から暖めていた。今では暖めているものさえ何もない」(2003年1月、インタビューでの発言)『ドラッカーに学ぶ自分の可能性を最大限に引き出す方法』より

※この情報は『ドラッカー入門 新版』p.281~の「ドラッカー年譜」をもとに制作しています。より深い背景の理解には同書をお薦めします。
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五月女 圭司

『人生を変えるドラッカー』を読んで「人生は変えられるよ!」と、神さまの声が聞こえた57歳の会社員。己と向きあうには師匠がいる。私の師匠はドラッカー教授の「ことば」。この「ことば」が自らを成長させてくれます。私のミッションは「人」と「音楽」と「ドラッカー」をつないで笑顔あふれる街を創ること。 何によって覚えられたいか? 「いつも笑顔でチャレンジしている人」と覚えられたい!

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