著者が語る『人生を変えるドラッカー』を100倍生かす方法!主役の一人、徹の場合その5「廃棄と集中で組織の会話が変わる!?」―人生を変えるキッカケとなる5つの習慣


皆さんこんにちは!

今週も『人生を変えるドラッカー』の内容を使って、ドラッカー『経営者の条件』の成果をあげる5つの能力を解説していきますね!今週も「最も重要なことに集中する」です!

主人公の一人、堀川徹と共に集中について学んでいきましょう!

どうぞよろしくお願いいたします☆

 

成果をあげるべき者が行っている仕事の膨大な部分は、ほかの人間によっても十分行うことができる。(『経営者の条件』p61)

 

「りょう、お前ハンドドリップしてみたいか」

ついについに堀川徹が、「人に仕事を任せる」という決断をしました。

カフェプレミアンは「マスターが淹れたコーヒー」を廃棄しました。

組織が成果に向かって、廃棄と集中をしはじめた瞬間です。

ここからカフェプレミアンが変わっていきます。

具体的にどんな変化が現れたのかを見ていきましょう!

 

廃棄と集中で組織の会話が変わる!?

 

以下引用です。(一部省略や追加をしています)

 

りょうがコーヒーを淹れるようになって、仕事の流れが大きく変わった。これまでは徹に業務が集中し、りょうは暇を持て余すことすらあった。しかし、徹を束縛していた業務が減ったことで、空いた時間が生まれた。

カフェプレミアンの成果に向けて、何をすればよいのか。具体策を考えるために二階のオフィスに籠ろうとして、ふと礼美とりょうの顔が思い浮かんだ。

一人で考えるより、三人で考えた方が、いいアイデアが浮かぶかもしれない。

「忙しいのに、時間をもらってすまない。これまでは自分一人で頭を抱えていたけれど、二人の知恵を借りたくてね」

「大歓迎」「嬉しいです」、二人ともやる気にあふれている。

「ありがとう。まず、うちの求める成果がこれだ」

“お客さんにいい読書をしてもらうこと”

「この成果、どうしたら得られると思う?」

「そもそも、うちが読書できるカフェだって、ご近所のみなさんはご存知かしら」

「えっ?」、礼美の意外な一言に、徹が驚く。

「私、近所の奥さんから、おたくのご主人お洒落なバーを始めたのね、って言われたことがある。お店の外観からだと、コンセプトがわかりづらいんじゃないかな」

「じゃあ、黒板を外に置いて『大きな本棚にたくさん本をご用意しています。どうぞごゆっくり読書をお楽しみください』って書いたらどうでしょう」

りょうのグッドアイデアに、徹がすかさず乗る。「いいね、さっそくやろう!」

「ねえ、本屋さんにチラシ置いてもらったら?」

「徹さん、太宰治の読書会やってくださいね」

「太宰なんて、もう時代じゃないだろう?」

「あら、あなた何でも読むじゃない。いまどきの流行作家の読書会もやりつつ、太宰の読書会も混ぜちゃえばいいのよ」

「えっ、そんなにたくさんやるのか。カレンダーをつくらなきゃな……。あ、ホームページも変更しないといけないな」

りょうが訊ねる。

「ホームページ、僕がやっちゃだめですか? 一応、専門学校を出ています」

「でもなあ、そんなに何でもかんでも、申し訳ないよ」

「やらせてくださいよ。僕がどうして徹さんについてきているか、知っていますか」

りょうの言葉に、徹が首を傾げた。

「楽しいんです。徹さんみたいになりたいんです。ドリップだって、死ぬ気で練習したらできるようになった。だから、ホームページもできるようになりますよ。徹さんは、徹さんじゃなきゃできないことを、どんどんやってください!」

自分の時間をつくるだけではない。人に仕事を任せるということは、任せた相手が生かされ、輝いていくことでもある――りょうの笑顔から徹は学んだ。

引用を終わります。

徹はこれまで経営者としての責務を果たす気持ちでいっぱいいっぱいで、周りが見えていなかったんですね。とにかく朝から晩まで自分の仕事に追われるので精一杯。

時間の記録をして若干の余裕ができましたが、すべての行動を成果に向けてやっているわけではありませんでした。

そもそもスタッフが暇なのに、経営者の自分ばかりどっさり仕事を抱えている状態だったのです。

礼美やりょうは、そんな徹を少し遠くから黙ってみていたのでしょう。

「仕事を人に任せる」という考えをドラッカー読書会で学び、「マスターが淹れたコーヒー」を廃棄したカフェプレミアン。

この廃棄をした瞬間からカフェプレミアンの中のメンバー同士の会話が変わっていきます。

会話が成果に向かってなされるようになっていきます。

ここからほんの小さいものかもしれませんが「成果」が生まれ始めるのです。

次回はどんな成果が出たのかについてお伝えしますね!

お楽しみに!

お読みくださりありがとうございました☆

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吉田麻子
(株)カラーディア代表取締役、カラーセラピスト、パーソナルカラーリスト、カラーコンサルタント、ドラッカー読書会ファシリテーター、志喜彩塾塾長、作家、函館市西部地区にあるブックカフェirodoriオーナー。 ◎色彩検定1級、東商カラーコーディネーター検定ファッション色彩1級、東商カラーコーディネーター商品色彩1級、東商カラーコーディネーター環境色彩1級。 ◎「人は必ず輝く!」をテーマに、色彩やドラッカーなどの講演、講座、セミナー、執筆等の活動を実施。志を立て、身の回りのことに喜び、彩り豊かに生きる「志喜彩塾」を全国(札幌、青森、岩手、仙台、新潟、東京、浜松、名古屋、伊那、富山、大阪、神戸、福山、徳島、高知、下関、北九州、久留米、熊本)で実施するほか、なないろ塾、カラーセラピーやパーソナルカラー、ドラッカー読書会、カラーリストと読む源氏物語等の講座を実施している。オーナーである函館のブックカフェirodoriにて連日実施している「カラー占い」も好評。 ◎ 著書に『7色のすごいチカラ!』、『実践する色彩学』(ともにエイチエス)。 『人生を変えるドラッカー』(ダイヤモンド社)。◎ほぼ毎日発行のまぐまぐ有料メルマガ「吉田麻子のLOVEPOWERエッセイ」が好評。

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