著者が語る『人生を変えるドラッカー』を100倍生かす方法!主役の一人、徹の場合その4「その仕事、人に任せてみては?」―人生を変えるキッカケとなる5つの習慣


皆さんこんにちは!

今週も『人生を変えるドラッカー』の内容を使って、ドラッカー『経営者の条件』の成果をあげる5つの能力を解説していきますね!今週も「最も重要なことに集中する」です!

主人公の一人、堀川徹と共に集中について学んでいきましょう!

どうぞよろしくお願いいたします☆

 

 

本当に行うべきことは優先順位の決定ではない。優先順位の決定は比較的容易である。集中できる者があまりに少ないのは、劣後順位の決定、すなわち取り組むべきでない仕事の決定とその決定の遵守が至難だからである。(『経営者の条件』p149)

 

徹の脳裏にさっきのコーヒーメーカーの営業マンの言葉が響いた。

――他の方がコーヒーを淹れられるようになれば、オーナー様のお時間にも余裕ができます。

これこそ、大きな廃棄対象ではないか。徹の胸は高鳴った。

 

なにを廃棄するか!

集中のための重要な問いです。

堀川徹は、コーヒーメーカーの営業マンの言葉から大きなヒントを得ました。

そして、礼美とりょうとの会話から、「徹主宰の読書会の実施」がカフェプレミアンの成果に直結する行動であることを認識しました。

読書会を始めるためには忙しい徹の時間を管理して、活動を廃棄しなければなりません。

徹はどうやらカフェプレミアンのメンバーの仕事の割りふりのしかたに「間違った思い込み」があったことに気づいたようです。

具体的にどんなことをしていったのか見ていきましょう!

 

その仕事、人に任せてみては?

 

以下引用です。(一部省略や追加をしています)

〈カフェプレミアン〉の成果は、お客さんにいい読書をしてもらうこと……。

その成果のために、行動しているか?

みんなの行動を、成果に集中させるには?

堀川徹は、ドラッカー読書会で得たアドバイスを手帳にメモして、読み返していた。

このところ、ひとつ悩んでいることがある。

(コーヒーのドリップを、俺以外に任せるか?)

徹はドラッカーの『経営者の条件』を開いた。

 

成果をあげるべき者が行っている仕事の膨大な部分は、ほかの人間によっても十分行うことができる。(『経営者の条件』p61)

 

(マスターが丁寧に淹れたコーヒー、そのことにこだわっていたのは、俺だけかもしれない。俺だってついこの間まで素人だった。訓練して、できるようになったんだ……)

「りょう」、意を決して、カウンターを片づけている田山りょうに声をかけた。

「お前、ハンドドリップしてみたいか?」

りょうの動きが止まった。

「はい!僕、いつか徹さんからカウンター任されるようになりたいなと思っていたんです。自分一人のときでもカフェプレミアンをまわせるようになったら、一人前かなって」

徹はショックを受けた。りょうを単なるアルバイトだと認識していたことが、恥ずかしくなった。

(ドラッカーは、人材育成も成果のひとつだと言っていたじゃないか……)

かくして、ハンドドリップの特訓が始まった。りょうは乾いたスポンジのように徹の言うことを吸収し、ぐんぐん上達していった。

カフェプレミアンは、「マスターが淹れるコーヒー」を廃棄した。

 

引用を終わります。

記念すべき瞬間です。

日々当たり前のように「これは自分の仕事」と思い込んでいるものはどれだけあることでしょうか。

ときには若い人に任せることでその人の成長になったり、むしろほかの人がやったほうが成果があがったりすることはよくあります。

「自分がこれをやることは果たしてベストなんだろうか」

そう考えることで思い込みの枠をいくらでも毎日外すことができるのです。

このカフェプレミアンという小さい組織でもやはりそうです。

徹がやっていたハンドドリップをりょうがやることになることによって、カフェプレミアンという組織はどのように「成果に向かう」ことになっていくのでしょうか。

カチャンと「成果があがる組織」に切り替わる瞬間は無数にあるかもしれませんが、このように「誰かに任せた瞬間」は、その一つであると言えましょう!

さあ、カフェプレミアンがこの瞬間から変わっていきます。

具体的な変化を次回お伝えしますね!

お楽しみに!

お読みくださりありがとうございました☆

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吉田麻子
(株)カラーディア代表取締役、カラーセラピスト、パーソナルカラーリスト、カラーコンサルタント、ドラッカー読書会ファシリテーター、志喜彩塾塾長、作家、函館市西部地区にあるブックカフェirodoriオーナー。 ◎色彩検定1級、東商カラーコーディネーター検定ファッション色彩1級、東商カラーコーディネーター商品色彩1級、東商カラーコーディネーター環境色彩1級。 ◎「人は必ず輝く!」をテーマに、色彩やドラッカーなどの講演、講座、セミナー、執筆等の活動を実施。志を立て、身の回りのことに喜び、彩り豊かに生きる「志喜彩塾」を全国(札幌、青森、岩手、仙台、新潟、東京、浜松、名古屋、伊那、富山、大阪、神戸、福山、徳島、高知、下関、北九州、久留米、熊本)で実施するほか、なないろ塾、カラーセラピーやパーソナルカラー、ドラッカー読書会、カラーリストと読む源氏物語等の講座を実施している。オーナーである函館のブックカフェirodoriにて連日実施している「カラー占い」も好評。 ◎ 著書に『7色のすごいチカラ!』、『実践する色彩学』(ともにエイチエス)。 『人生を変えるドラッカー』(ダイヤモンド社)。◎ほぼ毎日発行のまぐまぐ有料メルマガ「吉田麻子のLOVEPOWERエッセイ」が好評。

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