終章「成果をあげる能力を修得せよ」(その1)成果をあげることは使命
成果をあげることは使命
本書は二つの前提に立っていた。
(1)エグゼクティブの仕事は成果をあげることである
(2)成果をあげる能力は修得できる
(中略)
本書は教科書ではない。その理由の一つは、成果をあげることは学ぶことはできるが教わることはできないからである。つまるところ成果をあげることは教科ではなく修練である。しかし本書の構造と内容の扱い方から推測されるように、本書の主題は「成果の向上に資するものは何か」であった。「なぜ成果をあげなければならないか」という問いはほとんどしていない。成果をあげることは当然としたからである。『経営者の条件』P218〜219
本書は教科書ではない?
えーーーっ!教科書だと思ってたのに。。
そう言えば、ファシリテーター大先輩の和光さんが、こんなことを言っていた。
「私たちファシリテーターは、読書会の参加者の方へマネジメントを教えることはできないのです。私たちができるのは、ドラッカー教授のことばを正確に伝えること。参加者が自ら気づき、実践して初めてマネジメントが知識として蓄積されるのです。」
なるほどっ!
いつも「理解しようとしてはダメ。ドラッカーのことばを使い、実践しなさい!」とも言ってた。
だから『実践するマネジメント読書会🄬』なのだ。
他の人間をマネジメントできるなどということは証明されていない。しかし、自らをマネジメントすることは常に可能である。 by ピーター
そういえば、この本の「まえがき」にも書いてあったっけ。
成果をあげることは「使命」。がんばらなくちゃ!
(つづく)
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五月女 圭司
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