実践するマネジメント読書会🄬は、セルフマネジメントに焦点を当てたベーシックコースと、チームマネジメントに焦点を当てたアドバンスコースと、事業のマネジメントに焦点を当てたプレミアムコースとがあります。
プレミアムコースではトップマネジメントの仕事やイノベーションなどについてドラッカーの著作を読みます。

実践するマネジメント読書会🄬7つのコース
そのプレミアムコースの読書会のファシリテーションを務めるための講座を修了しました。
これで実践するマネジメント読書会の全コースを開催することができるようになりました。
告白すると、当初、私はこのように読書会のコースを分けること自体について懐疑的でした。
アドバンスコースや、プレミアムコースでは、いくつかの著作の中から、それぞれのコースで必要な章をピックアップして全10回の読書会を構成します。
一方、私が昔から参加していた佐藤等先生の読書会は、ドラッカーの本を一冊づつ丸ごと読んでいく形式でした。それなので、それがあるべき姿であるように思えたのです。
しかし、これまでアドバンスコースの読書会を数サイクル開催していくなかで、「あー、これは必要かもしれない」と感じ始め、プレミアム養成講座を修了したときは、「確かに必要だ」と確信するに至りました。
一冊の本を章だて通りに読むことは、著者であるドラッカーの意図をその文脈から味わうという意味では確かに有意義なのですが
では、実際に私たちが生身の人間としてドラッカーの言葉を使う時に、そういう読み方(つまり、章だて通りに読む)をしているか、というと必ずしもそんなことはなくて、むしろ必要な箇所をピックアップして読むことの方が多いのです。
もちろん、そのピックアップは自分で行えるのがベターです。
しかし、そこに至るには膨大な著作の読み込みが必要になりますし、そこまでしなくても、その人にとって適切なドラッカーの言葉に出会うことができれば、その人がドラッカーを使うことはできるのです。
そして、それを実現するためにあるのが、私たちの実践するマネジメント読書会🄬です。
私は、自ら会社を経営するトップマネジメントの一人ですが、確かに読んでるんですよ、プレミアム読書会で読む箇所を。社長っぽい仕事をするときには。
ですから、やっぱり必要です。
ドラッカーは使ってなんぼですから。

和光 良一

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