皆さんこんにちは!
今週も『人生を変えるドラッカー』の内容を使って、ドラッカー『経営者の条件』の成果をあげる5つの能力を解説していきますね!今週も「成果をあげる意思決定をする」の続きですよ~!
夏子のチャレンジを引用しながら意思決定について学んでいきましょう!
どうぞよろしくお願いいたします☆
本書の主人公のひとりである青柳夏子の会社に、北星銀行からクレーム。
北原社長は「今回は、夏子が意思決定をしてごらん」といいます。
夏子はドラッカー読書会で読んだ『成果をあげる意思決定』の「5つのステップ」に基づいて、この問題解決をはかろうとします。
成果をあげる意思決定の五つのステップ ①問題の種類を知る②必要条件を明確にする③何が正しいかを知る④行動に変える⑤フィードバックを行う
今週は四つ目のステップをどう当てはめたかを見ていきましょう!
どんどんアイディアが湧いてきた!
以下引用です。(一部省略や追加をしています)
第四の手順は、「行動に変える」である。
決定を行動に移すには、「誰がこの意思決定を知らなければならないか」「いかなる行動が必要か」「誰が行動をとるか」「その行動はいかなるものであるべきか」を問う必要がある。(『経営者の条件』p182)
勢いづいて、夏子は白い紙に具体的行動を書き出していった。
「この意思決定を社員みんなに伝達する」
「秋のイベントの詳細を詰める。チケットの値段を明らかにする」
「新たな企画書を作成し、北原社長に同行してもらって北星銀行にプレゼンに行く」
「他のクライアントにも広くリリースする」……
すべての行動は、原則に基づいていなければならない。相手の成果に向かってプレゼンしなければならない。自社の社会における役割を果たしていなければならない。
どんどんアイディアが湧いてきて、思いのたけを書き尽くした。
いよいよ第五の手順、「フィードバックを行う」である。
引用を終わります。
「問題の種類を知る」
「必要条件を明確にする」
「何が正しいかを知る」
そして四つ目の手順が今回の「行動に変える」です。
夏子の思いが加速していくところが印象的です。
行動力のあるタイプの方は、ついつい「すぐに行動に移す!」をやってしまうかもしれません。
かくいう私もそのタイプです。
「よしやろう!」と思ったら、すぐに動いてしまう。
けれども意思決定には手順があるのです。
「問題の種類を知る」
「必要条件を明確にする」
「何が正しいかを知る」
の三つの手順を経て意思決定をしているからこそ、「行動に変える」のときに自分の内側にしっかりとした確信が宿り、行動力に弾みをつけることもできるかもしれません。
夏子は白い紙に行動計画をどんどん書いていきました。
勢いづいてどんどん書けるのは、手順に沿った意思決定をもとにやっているからなのではないでしょうか。
行動に「ずれ」があると、全体的に見た時に軸のない意思決定になってしまい、都度都度判断や曲がりくねった一本筋の通らない仕事になってしまう恐れがあります。
意思決定の手順に沿っていれば、ずれない、ぶれない、行動をすることができるのです。
そんな境地で意思決定ができたら素敵ですよね!
そしてこれだけでは終わりません。
五つ目が重要なんです。
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次回は五つ目の手順を見ていきましょう!
お楽しみに☆




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