『非営利組織の経営』第Ⅴ部「自己開発」(第1章)自らの成長
自らの成長
自らの成長のために最も優先すべきは卓越の追求である。そこから充実と自信が生まれる。能力は、仕事の質を変えるだけでなく人間そのものを変えるがゆえに、重大な意味をもつ。能力なくしては、優れた仕事はありえず、自信もありえず、人としての成長もない。『非営利組織の経営』P206
「実践するマネジメント読書会」全10回のラスト10回目の課題本は、『非営利組織の経営』を読み進めます。
はじめて参加した時は、ラストの課題本が「何で非営利組織なの?」という疑問がありました。
でも、非営利組織で働くからこそ、明確に見えてくるものがあるんだなぁ…とこの章を読んで感じます。
私も社会に貢献したい!という思いから埼玉県に住むようになってから、「生活支援サポーター」として福祉支援協会に入りました。ボランティアの人たちは、自らが成長するために活動をするから、成長しないものは選ばない。自分もそう…考えてみると福祉支援協会からの「お知らせ」は色々来るんだけど、参加するものは「己がこれなら貢献できそうだ」「これならワクワクして成長できそうだ」というものを選んでいることに気がつきました。
ドラッカーマネジメントでの「組織」は、「営利組織」と「非営利組織」との区別がありません。
組織は道具であり、社会において特有のミッションを果たすこと、人を成長させること、社会の新しい課題を解決することを目的としているのが、ドラッカー教授の「組織」だからです。
ボランディアは、金銭的な報酬を得ていないからこそ、仕事そのものから多くを学ばなければならない。
そう書いありました。
己の組織はどうか?
「金銭的な報酬を得ているのだから、もっともっと優れた仕事をしているか?」
「自己成長のために卓越性を追求しているか?」
そんなドラッカー教授の声が聞こえちゃいました。。がんばらなきゃ。。
(つづく)
埼玉県さいたま市読書会のお知らせ
2019年6月11日(火)よりライターの五月女氏がファシリテーターを務める読書会が埼玉県さいたま市にて始まります。
無料のお試し参加もできますのでご興味のある方は是非お申し込みください。
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第33話「自らをマネジメントする」(明日の生き方)Introduction


五月女 圭司
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