『非営利組織の経営』第Ⅴ部「自己開発」(第3章)第二の人生としての非営利組織
第二の人生としての非営利組織
(ドラッカー)
:ボブ、ビジネスマンでありながらリーダーシップ・ネットワークを設立されたのが40代半ばでした。
何が一番大変でしたか。
(バフォード)
:積み上げていく世界があるビジネスから、奉仕の世界である非営利組織への意識の転換でした。
(ドラッカー)
:価値の転換ですか。行動の転換ですか。
(バフォード)
:価値の方は変っていません。変ったのは行動の方です。
(ドラッカー)
:ビジネスマンだった頃でも、お金を目標にしていなかったのではありませんか。
(バフォード)
:目標にはしていませんでした。しかし、お金は尺度としては便利でした。ところが、いまの第二の人生に入ってからは、尺度も変えました。ゲームではルールが大事です。この新しいゲームではミッションを考えていかなければなりません。
『非営利組織の経営』P221〜222
第二の人生を考えるとき、目標と価値を考えなければならない。定年ともなれば、企業しないかぎり年収も今まで通りではないし、できることが制約されちゃう。
今までは、そう思っていました。でも、あらためて『非営利組織の経営』第V部自己開発を読んでみて、考えを改めました。
価値観は変っていない。変ったのは行動。
確かに、収入が制約されたからといって価値観が変わるわけではありません。収入に制約されない価値の方が本質なのかもしれません。
自分について知っていることは、仕事の目的について知っていることと同じように重要です。スキル中心では方向転換できません。突然行き止まりになってしまいます。「目的は何か」「大事なことは何か」からスタートするということです。道具は同じものを使う。しかし、つくりあげるものは違う。by P.F.ドラッカー
目的は何か?大事なのことは何か?
そっか、このことを集中して、真摯に考えるとき、「廃棄」という考えが必要なのかも。全てはできないから。
「廃棄は資源の開放である」と教授も言ってた。
大事なこと考えてみます。バフォードと同じように、もっと意味のある人生を送りたいと思ったから。。。
(つづく)
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五月女 圭司
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