人生100年時代の先人:続・絵で見るドラッカーの人生(魂よ永遠に)【2008年】(2006年〜)


続・絵で見るドラッカーの人生(魂よ永遠に)【2008年】

訳者まえがき〜仕事と人生を高める5つの質問(『経営者に贈る5つの質問』)

いつの間にかわれわれの社会は、組織社会になった。社会が組織化されたということではない。社会が組織からなる社会になったという意味である。

これまでの人類の歴史から言うならば、つい昨日のこととも言うべき今から230年前の産業革命によって、物的な生産手段が大規模化した。その後の知識革命によって、知的な生産手段が高度化し、したがって専門化した。

その結果、今日の先進国社会では、一人ひとりの人間が必要とするもののほとんどが、個人と家族と村落共同体から。、企業をはじめとする組織の手にゆだねられた。財だけではない。医療や教育など、われわれが必要とするサービスのほとんどが多様な組織の手にゆだねられることになった。

同時に、ほとんどの人間が組織で働くようになった。その結果、「お仕事は何ですか」ではなく「お勤めはどちらですか」と聞くようになった。生計の質、社会との絆、自己実現も組織を場とするようになった。

したがって、それらの組織がどれだけの成果をあげるかによって、あらゆる意味において、われわれの豊かさは左右されるようになった。そのための方途がマネジメントである。

ドラッカーは真実をさらりと言ってくれる。「組織はすべて、人と社会をより良いものにするために存在する。すなわちミッションがある。目的があり、存在理由がある」

マネジメントの中核にあるものがミッションである。もちろん、それぞれの組織にはそれぞれのミッションがある。しかしわれわれは、ドラッカーの「5つの質問」に答えていくことによって、それぞれのミッションを探り当て、われわれ自身、組織、社会をより良いものに成長させていくことができる。

かくして本書こそ、ドラッカー全経営理想の真髄である。

上田惇生

『経営者に贈る5つの質問』訳者まえがきより

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五月女 圭司

『人生を変えるドラッカー』を読んで「人生は変えられるよ!」と、神さまの声が聞こえた57歳の会社員。己と向きあうには師匠がいる。私の師匠はドラッカー教授の「ことば」。この「ことば」が自らを成長させてくれます。私のミッションは「人」と「音楽」と「ドラッカー」をつないで『みんなが今日を生き生きと働くために、心から「笑顔になれる機会」を与えるになる!』こと。 【何によって覚えられたいか?】 「いつも笑顔でチャレンジしている人」と覚えられたい!

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