こんにちは!7月の海開きを前に茅ヶ崎の海岸では海の家の建設が始まりました。ご存知ですか?海の家は常設ではありません。夏場だけ建設されるのです。海の家の建設が始まると夏が来るなぁと感じます。
先日、ファシリテータ-の五月女さんと一緒にコンセプト化した、茅ヶ崎での着地型観光ツアー。前回の記事はこちらです。今日はその後の続きです!
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「湘南・まくのうちコミュニケーション」とは
茅ヶ崎の地元で売られている様々な物をツアー形式で入手しながら海岸や里山(※茅ヶ崎の北部には豊かな里山があるんですよ!なんとヤギも居るんです!)を目指し、ゴール地点となる自然の中で、それらを簡単に調理したりして野外でキャンプのような時間を楽しむツアーです。
茅ヶ崎は駅前にチェーン店の居酒屋がほとんど無いまち。個店が賑わうまちです。個店の店主や店員さんはそれはそれは素敵な方が多く、こういったステキな方とのコミュニケーションも楽しんでもらいたい。
また、まち中には個性的な壁面や家々も多く、街並みも目で楽しんでもらいたい。
そんな様々な要素を「幕の内弁当」のようにいっしょくたに楽しむコミュニケーションの旅が「湘南・まくのうちコミュニケーション」です。
やったー!やりました!自分の中で整理されました!五月女さん、ありがとうございますー!!!
そこで、次なる段階は
これらのツアー案を実際に作ってみて、果たして本当に人に喜んでもらえるのかを検証すること!
その為には、ツアー案を作るところからスタートです。
行動から生まれた正しい問い
ある日、地元の仲間に、この話しをしました。ツアー案を作るために情報収集の意味もありました。
私「こんな風なことをやりたいと思っているんだよね」
仲間は「へぇー!面白そうですね!」と感想をくれた後、続けます「ターゲットは誰ですか??」
意気揚々と答えた!筈なのですが、心と頭にスッキリしない感だけが残り、その時は、うまく答えられませんでした。。。。
ターゲット
私たちファシリテーターは読書会運営のために自主的に定期的に研修会に参加しています。
その中で、はじめの頃に聴いたのはドラッカーは「ターゲット」という言葉ではなく「顧客」という言葉を使っていたこと。
「事業の目的は顧客の創造である。買わないことを選択できる第三者が、喜んで自らの購買力と交換してくれるものを供給することである。」
顧客にとっての新しい価値や満足を創造することが事業の目的であって、まるで狙い落とすような対象としては顧客をイメージしていなかったこと。
それを知って以来、「ターゲット」という言葉に不思議な違和感を持つように私はなっていました。そして、違和感と同時に、本来必要な「顧客は誰か」について考えることも都合良く放棄していたのだと思います。
その仲間からの問いに、スッキリ答えられなかったことがとても悔しく残念でしたが、一方で、私がイメージするような人物像の方々は、顧客にはなりえない可能性があることも、続くやりとりで分かりました。
ドラッカーが経営者に贈った5つの質問の2つ目「われわれの顧客は誰か」に応えていない自分に気づきました。これを自分の中で腹落ちさせないと、先へは決して進めないことをも経験上知っています。
「顧客とは満足させるべき相手である。顧客を満足させられなければ成果はない」
「組織が成果をあげるには、活動対象としての顧客を絞らなければならない。『われわれの顧客は誰か?』という質問に答えなければならない。焦点を絞らなければ、エネルギーは放散し、成果はあがらない。」
私たちが満足させるべき相手は誰でしょう。満足させることができる相手は誰でしょう。
焦点を絞ることには勇気が必要です。「これでいいのだろうか」という不安が拭えることはありません。
でも、それを決定しないと私たちのエネルギーはどこにも集中できません。
あやふやな「われわれの顧客は誰か」にこたえます!
(つづく)



Chihiro- C

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