第6章「意思決定とは何か」(その1)エグゼクティブ特有の仕事

エグゼクティブ特有の仕事
意思決定はエグゼクティブの仕事の一つにすぎない。通常、時間もわずかしかとらない。しかし、意思決定はエグゼクティブに特有の仕事である。(中略)基本を理解して決定すべきものと、個々の事情に基づいて決定すべきものとを峻別しなければならない。最も誤りやすい決定は、間違った妥協である。正しい妥協とそうでない妥協の見分け方を知らなければならない。『経営者の条件』P154・P155
ドラッカー読書会も後半戦にさしかかった。第6章は「意思決定」の章。意思決定についての事例がたくさん書いてある。「経営者の条件」はセルフマネジメント。実践しないと!!!
この「意思決定」の章を読むと、函館けいりん場の事業所長時代の「意思決定」を思い出す。。。
それは…
函館けいりん場を盛り上げるため、函館けいりん場のPRキャラクター、くまの「りんりん」にミッションを与えて、応援してくれるファンを通してけいりん場に興味を持ってもらう企画。ミッションは、1年間の目標入場者数を設定して、達成できなければPRキャラクターを降りてもらうというミッション。さまざまなPR活動を通して応援してくれるファンを創る。「りんりん」のPR活動ラスト1ヶ月になった時、目標の入場者数には到底届かないことが判明。
さぁ!どうする???
そんな時、本社から「ニコニコ生放送」で「りんりん」のPR活動を紹介して入場者数を増やそう!という企画が立ち上がった。本社予算を組み、広告宣伝、PRを行っていよいよ最終日。函館けいりん場内では、ちびっこが、入場者数のカウントを上げるために、入場ゲートの出入口をぐるぐる回ってカウンターを増やしてくれてる。。涙。。
この模様はメディアでも大きく取り上げられ、函館けいりん場「ゆるキャラりんりん!目標達成できなければクビ!」と注目を集めた。
結果は、正規の入場者数には届かなかったものの、ニコニコ生放送の入場者数をカウントすると目標をみごとに達成しているのだ!やった!りんりん生き残った!!!
それって目標達成なの?
ニュースになるほど取り上げてもらったけど、結果について「ニコニコ生放送」の入場者数は、正規のカウントではない?最初から出来レースだったのでは?と目標達成結果について賛否の意見が飛び交う始末。。
SNSからは「目標達成ではない!」という厳しい意見。
本社では、予算を組んで結果がでたんだから堂々と目標達成を宣言しなくちゃダメだ。これだけメディアに取り上げられて注目を集めたのに、PRキャラクターを降ろすなんてもったいないじゃないか!という意見。
正しい意思決定とは何か?間違った妥協とは何か?
みんなで目標達成についての議論。予算をかけて「りんりん」を救ってくれたこと、ちびっこたちの想い、厳しいファンからの指摘…なかなか決まらない。
「何のための施策だったのか?」問題の根本をもう一度考え抜いて出した答えは
「ニコ生の入場者数をカウントすると目標は達成。ただし、正規の入場者数には届かなかったため、修行期間として、全てのPR活動を一年間休止する」
という意思決定を行った。
それから一年間は、「りんりん」の代わりに、スタッフがPR活動を実施して一年後に復活。一年間の休止活動の間「りんりん」はというと、パワーアップのためにドラッカーを学び、さまざまなトレーニングをして、待ってくれているファンの前に登場し、ファンにも、メディアにもあたたかく迎え入れられたのだった。
正解はわからない。けど、あの時に受け入れ易い妥協をして生き残っても、こんなにもあたたかく迎え入れてはくれなかったと思う。
「意思決定」を行う時は、正しい意思決定とは何か?を考えなければならないことを再認識させられる。
(つづく)
前回まで

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五月女 圭司
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そういった背景があったのですね。路面電車・函館けいりんりんりん号に出会うたび自然とワクワクします。カラフルですし、にっこりにこにこりんりんいっぱいスマイルもいっぱい。こちらもつられてにっこり。とーってもハッピーな気分になります。りんりんに会いにけいりん場行ってみたいという気分になります。一年間の修行期間にさらなる磨きがかかったりんりん。なすべきことをわかって働いてくれているんだろうなぁ〜。当時の関係者の方々の思いを考えると…あーん泣けてきます。これからはりんりん号見かけるたびに手を合わせちゃいそう(o^^o)
瀬川さん
ありがとうございます!路面電車のりんりんは、何度も「中止」の危機にありました。今では「りんりん号に出逢った日は、いいことある!」とうわさになるほどメジャーに復活。一年間もトレーニングしましたから(笑)。。
https://m.youtube.com/watch?v=bSCKVu26YIc
どうりで(o^^o)確かにりんりん号に出逢った日はルンルン楽しいこと、おきますおきます! 危機をチャンスと乗り超えてきたチームりんりんのパワーと、にっこりりんりんのスマイルにつられ思わずにっこりしちゃう微笑みが相乗効果となってハッピーを招くのかもしれませんね。りんりんをきっかけに、命をかけてペダルを踏む競輪というスポーツの本当の素晴らしさがたくさんの方々に伝わるといいですね!
ありがとうございます〜♫