皆さんこんにちは!
今週も『人生を変えるドラッカー』の「言葉」解説をお送りいたします!
これまで
『知識労働者』
『貢献』
『成果』
『強み』
『集中』
『廃棄』
『意思決定』
『読書会』
『エグゼクティブ』
『なすべきこと』
『修練』
『知覚』
『記録』
『責任』
『動機づけ』
『位置と役割』
『卓越性』
『成長』
『塊の時間』
『優先と劣後』
『強みと弱み』
の言葉の定義をお伝えしてきました!
今週は『フィードバック分析』です。
よろしくお願いします♪

東堂先生による【ことば解説】「25.『フィードバック分析』の定義」
前回、「強みと弱み」についてお伝えしました。
皆さんはご自分の強みが何かについてご存知でしょうか。
強みを知る方法としてドラッカーは「フィードバック分析」をあげています。
今週はこの「フィードバック分析」について書いていきますね!
ー以下引用ですー(一部省略して抽出しています。)
北原が社長業に専念するようになったのは、この10年くらいのことだ。それまでは、自分で取ってきた研修を自分で教える、スゴ腕の営業マン兼講師だった。入社当初の夏子はよく研修のサポートに入ったものだ。声がよく通り、ぐいぐい聴衆を惹きつける北原の研修は、夏子も思わず聞き入ってしまうくらい面白かった。
北原のかつての輝く姿を思い出し、夏子はあることを思いついた。
「社長、それからみなさん。私からひとつ提案があります。ドラッカーの本にこんなことが書いてあるんです」
結果を生むには利用できるかぎりの強み、すなわち同僚の強み、上司の強み、自らの強みを動員しなければならない。 (『経営者の条件』p102)
「いまこの状況を突破するためにも、私たちも、全員の強みを生かさなければならないと思うんです。組織の強みを総動員するんです。なかでも一番大きいのが上司の強み、つまり、北原社長の強みです」
ほう、という顔で北原が視線を上げた。
「北原社長はオールラウンドプレイヤーで、どんなお仕事もよくお出来になりますが、とりわけ、人前で話すことに長けていらっしゃるのではないかと…。
私はこれまで十数年見てきて、クライアントさんは北原社長の話す熱意や想いに惹きつけられて、うちの研修を導入してくださったんだと思っています。社長が研修なさる姿は、私、いまでも忘れられません。そこで、です」
「なんだ、夏子。今度は何を思いついた?」
「はい、社長。通常、研修を受注したら、外部委託している契約講師の先生方に報酬をお支払いしますよね。これが原価となり売上から引かれてしまいます」
「そりゃそうだ」
「そこで、社長ももう一度、研修をおやりになってはいかがですか。私が司会を引き受けますので」
北原の表情がにわかに明るくなった。
「研修……久しぶりすぎるな。ざっと10年ぶりだ。でも、悪くない」
「うわー、私、聞いてみたいです!」「私も!」「僕も!」
メンバーたちは大賛成だった。魅力的な北原には、金策に走り回るよりもステージに上がってほしい。脚光を浴びてほしい。かっこよくマイクを持って輝いてほしい。みんなの期待がオフィスに充満していく。
自分のせいで会社が傾いているという自責の念で日々を過ごしていた北原の心に、まばゆい光が差し込んだ。
「よし、わかった。夏子センセイの言うように、俺たちの強みを総動員してみようか」
北原はポキポキと指を鳴らして立ち上がった。
「善は急げ、だ。いまプレゼン中の案件にも、俺の研修を追加しよう。エリ、お前はパソコン作業が得意だから、カリキュラムに使うテキストの作り直しを頼む」
「はい!」
「それからカナ。お前はなじみのクライアントに受けがいいから既存顧客130社に俺がやる研修のリリースを配って歩け」
「承知しました!」
「翔平、導入ワークはお前がぴったりだ。このあと打ち合わせしよう」
「はいっ!」
こうして北原は一人一人に強みを生かせる仕事を振っていった。
―引用を終わります―
さて、ここからはファシリテーター東堂先生の出番です!東堂先生、どうぞ!
「青柳さんは、『経営者の条件』の「人の強みを生かす」を実践し、それを職場で共有しようとされました。
これは大変すばらしいことですね。本だけを読んでいるのではなく、自分の現場で実践してみること。しかも周りとそれを共有しようとしたことがとてもすばらしいです。北原社長がそれぞれの強みを認識していて、それぞれのメンバーの強みを生かす仕事を振っていくのはまさしく成果をあげる組織のありかたとしてとてもよいと思います。さて、青柳さんの会社では北原社長がそれぞれのメンバーの強みを指摘していましたが、皆さんは自分で自分の強みを知っていますか?」
東堂先生はそう言って、『実践するドラッカー【思考編】』を手に取りました。
「ドラッカーが強みを知る方法についてなんといってあるかを見ていきましょう!」
「フィードバック分析を使う」
強みを知る方法は一つしかない。フィードバック分析である。何かをすることに決めたならば、何を期待するかを直ちに書きとめておかなければならない。そして九か月後、一年後に、その期待と実際の結果を照合しなければならない。『明日を支配するもの』p194
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ドラッカー教授は、強みや弱み、得意な仕事の仕方を知る有力な方法としてフィードバック分析を用いました。
フィードバック分析を二、三年も続ければ、自ずと強みがわかってくるのだそうです。
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「思考編からの引用は以上です。
近世初期のイエズス会の修道士やカルヴァン派の牧師の習慣から、そしてドラッカーが若き日に勤めていた新聞社で定期的に仕事を振り返るという指導を受けたことから、ドラッカーはフィードバック分析を用いるようになったようです。
「自分の強みは何か」
「強みをいかにして強化するか」
「自分にできないのは何か」
を問うようになったようです。
皆さんもぜひ、このフィードバック分析をやってみてください。
何かをする前に、何を期待するかを書き留め、のちにそれをフィードバック、振り返りをしていくのです。
これもぜひ年に何回かたっぷり時間を取って行いたい習慣のひとつです。
私もフィードバック分析を定期的にしています。
いろいろな気づきがあり、かけがえのない時間となっていますよ。
ぜひやってみてくださいね!」
ということで今回もブログ読者の皆さん向けに、東堂先生に語っていただきました☆
フィードバック分析を続けていると、
自分にできること、できなかったことが浮き彫りになっていきます。
そのうち、「これはうまく行くことが多い」、「これはあまりうまく行かない」ということが自分でもわかっていきます。
おすすめですよ☆
今後も「東堂先生が言うであろうちょっとした一言」をお伝えしていきましょう!
ではでは!
次回もお楽しみに!
●皆さんはご自分の「強み」をご存知ですか?
自分の強みを知ることにご興味のある方は私の個人ブログとなりますがこちらの記事もご参照ください。
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