あなたの強みを生かす逆転の働き方(10)~自分を輝かせようとしない【その3】仲間の“可能性”を信じる


今回は「自分を輝かせようとしない!」の三回目。

あなたの強みを生かす「逆転」の働き方シリーズ一覧はこちら。

前々回から、自分を輝かせたいなら
(自分自身の強みを生かして活躍したいなら)
自分ではなく、
仲間を輝かせようとする方が近道。というお話をしております。

自分だけが輝いて、ほかの仲間をひれ伏させる・・・。
そんな組織が、(短期的にはともかく)長きにわたって反映し、大きな成果をあげる組織にはなりえません。

ところが、この仲間を輝かせる、ということを、
一種の仕事術や仕事のテクニックとして受け止められることも多いようです。

そこで今回はそんなお話から・・。

仲間の評論・評価を「自分のものさし」で行っていませんか

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一つの行動だけが正しく、ほかの行動はすべて間違っている
という仮定からスタートしてはならない。
「自分は正しく、彼は間違っている」という仮定からスタートしてもならない。
(中略)

もちろん、ばかな者もいれば、
無用の対立をあおるだけの者もいることは承知しておく必要がある。
だが、明白でわかりきったことに反対する者を、
ばかか悪者に違いないと思ってはならない。
反証がないかぎり、反対する者も知的で公正であると仮定する。

『マネジメント(中)』 第37章 意思決定
~正しいという思い込みの危険~

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ともに働く人について
「この人は愚かだ」とか、
「未熟だ」とか、「偏屈だ」などと、
思って、実際に切り捨てるのは論外ですが、

腹の底ではそう思っているけれど
「自分ならば、この愚か者をうまく利用してみせる。」
なんていう自分本位の考え方でも、やはりうまくいきません。

ともに働く仲間を輝かせるには、

その仲間の問題意識や、
その仲間が見えているもの、
その仲間が経験してきたことを

尊重し、敬意を払って受け止めることが必要です。

 

これは、「自分は間違っている」という前提で
仲間の意見を優先せよというお話ではありません

 

仲間の意見そのものではなく、
仲間の可能性を信じるということです。

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欠陥を中心に据えたのでは、
継続してともに働くことは不可能となる。

「経営者の条件」第4章 人の強みを生かす
~その人間にできることか~

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よくあるお話ですが、
「あの人はどうだこうだ」と
仲間の人格や可能性・将来性の評論をして
それを根拠にその人の意見を切る捨てる人ほど

自分の意見が受け入れられなかったときには、
「自分の人格が否定された」という思い込んで凹む方が多いようです。

まずは仲間を切り捨てる根拠を探すをやめて、

仲間の可能性を信じて、
あなたが気づいている弱みはフォローしていく・・。

そんな姿勢が仲間を輝かせるはずです。

仲間の可能性を信じる態度って?

「またか・・・コイツは。」

そんなことを心の底で思いながら、
「いいよー、気にしなくて。」
と口にしたとしても、相手には伝わっています。

それは、幼い子供でさえ敏感に感じ取っているはずです。

普段から
「これくらいはやってもらわないと・・・」とか
「もし、私の言う通りにしないのなら・・・」とか
そんな言動をしている人から、

いきなり
「あなたの可能性を信じているから挑戦してみて。」
と言われても、言葉の裏を読んで拒否されるのが当然です。

相手の可能性を信じている姿勢・態度と、
信じていない姿勢・態度。

それは、業務連絡や報告面談、アドバイスや注意に至るまで、
さまざまな場面で、相手に伝わっているはずです。

もちろん、現在の仕事ぶりはきちんと見て、
必要だと考えるフォローは行わなければなりません。

そこにあなた自身の強みを発揮できるチャンスがあります。
しかし、相手の成長を前提としなければ、
強みを生かし合う関係は形成されません。

まずは、ご自分の姿勢・態度を振り返ってみましょう。

その姿勢・態度があなたが仲間を輝かせる習慣的な能力へと進化するはずです。

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したがって、知的な傲慢を改め、
自らの強みを十分に発揮するうえで必要な技能と知識を身につけていかなければならない。

明日を支配するもの 第6章自らをマネジメントする
~1 強みは何か~

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Q:人格や可能性・将来性を信じている仲間は誰ですか?

Q:その方にどんな姿勢・態度を示していますか?

Q:同様の姿勢・態度を示せない仲間はいますか?

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清水祥行
『ドラッカーを読んだら会社が変わった!(日経BP社刊)』編集協力。 中小企業におけるドラッカーのマネジメント実践をサポートする[実ドラ・実践ナビゲータ]。 『実ドラ:実践するドラッカー』シリーズ(ダイヤモンド社)をテキストに、1日一冊で、マネジメントを実践的&体系的に学ぶ[実践するマネジメント講座]の講師を全国で務める。  趣味は、受講企業に訪問して実践事例を取材するとともに、自社では気付かない強みをフィードバックすること。

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