今回は九州で英語と算数の学習塾を経営されている株式会社NESの南里洋一郎氏の事例です。
利益をあげることが会社の目的ではありません。
会社の目的は一つ。ミッション(使命)を果たすこと。
そのために、顧客価値を創造し、お客様のご満足の対価をいただくのです。
利益は、より多くのお客様に、より深く、より長く価値を提供するために必要な種もみです。
そう考えると、企業の「成果」は、利益や売り上げなどの企業側が獲得するものの「業績」ではなく、
地域や社会や市場や業界によい影響を与えることです。
この「成果」を定義することが、ナレッジワーカーの集まる現代の組織では、非常に重要な要素となっています。
素晴らしい「成果」を定義をすると、やるべき仕事は変わってきますが、
一緒に働く人は生き生きと働き始めます。
そんな、素晴らしい成果定義をされた事例です。
この事例は、『経営者に贈る5つの質問』というツールを非常に効果的に使用した事例でもあります。
- われわれのミッション(使命)は何か
- われわれの顧客は誰か
- 顧客にとっての価値は何か
- われわれにとっての成果は何か
- われわれの計画は何か
さて、どんな「成果」の定義をされたか、ぜひご覧くださいませ。
一つひとつ実践のヒントを掴んでいただければ嬉しいです。


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