皆さんこんにちは!
本年も『人生を変えるドラッカー』の内容を使って、ドラッカー『経営者の条件』の成果をあげる5つの能力を解説していきますね!
どうぞよろしくお願いいたします☆
今週からは成果をあげる能力の3つ目「人の強みを生かす」について書いていきます。
まずは「人の強みを生かす」について読書会シーンを引用し、東堂先生に解説をしてもらいましょう!
『人の強みを生かす』とは!?
ー以下引用ですー(一部省略して抽出しています)
リザルト学習塾では三月のドラッカー読書会が行われていた。
「今月は第四章『人の強みを生かす』を読んでいきましょう。ここでいう強みとは、得意なことと言うよりも、気質や性格に近いです。後天的に修得できることと言うよりは、持ち前の性質、といった感じでしょうか。さあ、今日もお一人ずつ、まいりましょう」
「はい、では僕から発表させていただきます」、杉並柊介が立ち上がる。
結果を生むには利用できるかぎりの強み、すなわち同僚の強み、上司の強み、自らの強みを動員しなければならない。強みこそが機会である。強みを生かすことは組織に特有の機能である。 (『経営者の条件』p102)
「ここ数週間、社内でドラッカー勉強会を開いているんです」
「杉並さん、ちょっと学校の先生みたいだもんね」、はるかが夏子にささやいた。
「説明が上手だしね。うちに営業に来たときもそうだった」と徹もあいづちを打つ。
「あのとき堀川さんに言われて気づいたんです。わかりやすい説明ができる、というのは僕の強みかもしれないって。それを勉強会というかたちで組織の成果に差し出した結果、うまくいっているのかもしれない――この箇所を読んで腑に落ちました。これからは、ほかのメンバーの強みも引き出していけたらいいなと思っています」
「すばらしい」、東堂が感心した。「自分の強みをきちんと把握している人は、そんなに多くありません。勘違いしていることもよくあります。それは、杉並さんが気づいたように、組織の成果につながっているかどうかがポイントなのです!」
そして、関連してこの文章もおすすめです、と東堂は紹介した。
強みを生かすことは、行動であるだけでなく姿勢でもある。しかしその姿勢は行動によって変えることができる。同僚、部下、上司について、「できないことは何か」でなく「できることは何か」を考えるようにするならば、強みを探し、それを使うという姿勢を身につけることができる。やがて自らについても同じ姿勢を身につけることができる。 (『経営者の条件』p133-134)
「この『できることは何か』の前に、”組織の成果のために”と言葉を補うとよいかもしれません。組織の成果のための貢献を、自らの強みによって行う、ということです。杉並さん、実践報告の続きを楽しみにしていますよ」
柊介の話を聞いて、夏子は<ポテンシャル>の仲間の顔を思い浮かべていた。この話はうちにも活用できそうだ。家に帰ったら、みんなの強みを生かすということについて、もう一度集中して考えてみよう。
さて、読書会の柊介の発言を聞いて夏子の胸中になにか起こったようです。
夏子は自分の組織で「強みを生かす」ためにどんなことをするのでしょうか!?
具体的なことを来週からお伝えしていきますね!
ちなみに、筆者吉田の場合は、自分の強みを生かすということを知るのは仕事の成果をあげる大きなきっかけとなりました。いろいろな強みが誰にでもありますが、私の場合はなにかを伝達や表現をする際に、わいわいと盛り上がりながら会話で表現するよりも、どこかで一人になって集中して文章にするほうがやりやすく自分らしいということがわかりました。
そこで「小説を書く」というやり方を見つけることができたのです。自分の強みは何だろう、と問いかけたおかげかもしれません。
あなたの強みは何でしょうか。
来週からは具体的に夏子がどんなことをしていったかを書いていきますが、一緒に皆さんの場合の強みについても考える機会になればとても嬉しく思います。
では来週もお楽しみに!
お読みくださりありがとうございました☆



