「自分の強み(長所)の見つけ方/自分を活かすトリセツのつくり方」【第4回】作品(仕事)を振り返って気づくこと


ここまでの記事

【第1回】あなたの『自分取扱説明書』をつくりましょう!

【第2回】あこがれた職業は、自分の仕事観を示す。

【第3回】自分の仕事を「作品」として見てみる

Q:前回の「作品(=仕事)一覧」はスラスラとかけましたか?

 前回の『作品(=仕事)一覧』はうまくできましたでしょうか?

 なお、はじめて取り組んだときに
 「アウトプットだとか、作品だとか言われても、あんまり頭に浮かばなかった。」
 というのはよくあることです。落ち込む必要はありません。

 ふだんのお仕事をしているときは、仕事の出口となる「成果の価値や量(アウトプット)」よりも、仕事を終わらせるためにやんなきゃいけない「努力の量や仕掛け(インプット)」に目が奪われがちだからです。

実は、私もはじめてとりくんだときには少し苦労しました。
アウトプットだから・・・と「お客様に感謝してもらった仕事」を思い出そうとしました。
でも、どちらかといえば、むしろ自分が感謝したい人の顔や一緒に働いたメンバーの顔を思い浮かんでしまいます。どうせなら・・・と、そのみなさんの顔を浮かべてみると、どんな仕事をしていたかが芋づる式に出てきました。

二度目にもっと偏りなく一覧を埋めようとしたときは、事務所での自分の机の配置の変遷を書き出してみると効果的に思い出せたりしました。

そのうえで、そこから「その仕事のアウトプットは何だったのか?」を考えて書き足したり修正したりするうちに、
ふだんの仕事のなかで、より「成果」を意識するようになってきました。

そういう意識づけ、習慣づけの意味でも、
きっと「二度とやらなくてもよいように、一度にたっぷり時間をとって行う」よりも、
思いついたものを思いついたときに書き足していく方がよいと思います。

その仕事の「成果」を意識するクセを身につけた状態で、前回の二つ目の問い
『「作品一覧」に書き加えていきたい仕事』についても思いつくたびに書き足していくと、
よりいっそう、仕事をつうじて自分の強みを磨く効果が高まるはずです。

 さて、今回は、ここまでで記入した『作品一覧』をざっとながめながら、次からの問いに応えてみてください。
 問いに答える過程で思いついた作品もどんどん書き足してくださいね。

 

 

Q:これまでの「作品(=仕事)一覧」を見て気づいたことは何ですか?

前回の『作品(=仕事)一覧』を作ってみて気づいたことはありますか?

 これまで『作品一覧』を見て気づいたことを書いていただいたときには、、

  • その渦中に居るときにはわからなかったけれど、今見てみると「この仕事にかかわってから、課題が変わったんだ」という次元をかえるきっかけを見つけた。
  • 空中分解した革新的なプロジェクトを冷静に振り返ると、それまでの仕事にあきて浮気しただけなのかも・・と反省した。
  • 継続できなかったと思っていた仕事の経験が、実はスキルや知識の上では、現在の仕事の中核となってので自信がわいてきた。
  • いろんな人に向けての仕事をしてきたようで、うまくいくのは結局主婦向けの仕事だけでした。。
  • 「これは作品といえるかも。」という仕事を探していたら、何となくモチベーションがあがった!
  • どうやらものごとを完結させるのが苦手らしい・・・。いつも「未完の大作」だらけだった。
  • お客さまの顔が見える仕事を選ばなければ、やる気にも、業績にも良くないことに気づいた。
  • 若い頃と同様に仕事ができているつもりで、実際には全く違う仕事のやり方をしている自分に気づいた。

 といったものがありました。

時間を置いて改めて見直すと、価値や評価は変わります。
世の中の価値判断はもちろん、自分自身の能力や価値観も当時とは変わってきているからです。

こうした『長い期間を振り返って気づくポイント』の内容そのものも、
自分の思考癖、思考パターンや独自の関心領域に関連するので、是非メモを残しておいてください。

《ドラッカー教授の言葉》
自社の知識を把握するための知識分析の最善の方法は、自社が成功してきたものと失敗してきたものを調べることである。

『創造する経営者』p.149

Q:これまでの「作品(=仕事)」をあげるだけで気づいたことは何ですか?

Q:これまでのあなたの職業人生に大きな影響を与えた「作品(=仕事)」は何ですか?

Q:現在の中心的な活動の起源となった「作品(=仕事)」は何ですか?

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清水祥行
『ドラッカーを読んだら会社が変わった!(日経BP社刊)』編集協力。 中小企業におけるドラッカーのマネジメント実践をサポートする[実ドラ・実践ナビゲータ]。 『実ドラ:実践するドラッカー』シリーズ(ダイヤモンド社)をテキストに、1日一冊で、マネジメントを実践的&体系的に学ぶ[実践するマネジメント講座]の講師を全国で務める。  趣味は、受講企業に訪問して実践事例を取材するとともに、自社では気付かない強みをフィードバックすること。

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