【ドラッカーの名言に学ぶマネジメントを実践するための秘訣】その3 学ぶことはできるが教えてもらうことはできない

マネジメントを教えてもらうことはできません。
しかし学ぶことは出来ます。

学ぶとは身につけるということに他なりません。

教えてもらうという姿勢から生じるのでしょうが、マネジメントが座学で身につくという誤解があります。

筆者はマネジメントのテキストを求めて古今東西の書籍を探したことがあります。しかし1冊も手にできませんでした。ちなみにマネジメントを教えてくれる先生に未だに出会ったことはありません。

テキストもない、先生もいない世界。
それが、マネジメントが置かれている世界です。

ドラッカー教授が「成果をあげることは学ぶことはできるが、教わることはできない」『経営者の条件』といった真の意味がここにあります。

このようなことから分かる、実践の妨げになる一つの誤った思考があります。
「ある範囲の情報を知ってから行動を起こそう」

この思考の根底には、「ある範囲の情報を知って点数をとればいい学校に入れる」という教育の弊害があるように思います。社会に出れば誰でも常に通用する模範解答はないことは知っています。しかし、いつまでも「誰かが教えてくれるある範囲を知ることが重要である」との思考は抜けないのです。

マネジメントにおいて「ある範囲の情報」という考え方は存在しません。あるのは行動に必要な一つの言葉(情報)です。

つまり今必要としている情報は何か。そこを起点とすることです。

一つの情報を実践して、はじめて一つの知識を手にすることができます。一つの知識は次の情報を要求します。こうして一群の知識が形成されます。この範囲を増やしていくことがマネジメントを身につけていく唯一の道筋です。

ドラッカー教授は言います。
知識は、本の中にはない。本の中にあるものは情報である。知識とはそれらの情報を仕事や成果に結びつける能力である」『実践するドラッカー〔思考編〕』p.4

真の知識を獲得していきましょう。

ポイントをまとめておきます<実践の秘訣 その3>

①知識と情報を混同しない

②一言の実践から始める

 

ここまでの連載

その1:最初から理解しようとしない

その2:失敗してもやめない

 

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<実践するマネジメント読書会®>創始者。『実践するドラッカー』(ダイヤモンド社)シリーズ5冊の著者。 ドラッカー学会理事。 マネジメント会計を提唱するアウル税理士法人代表/公認会計士・税理士。 ナレッジプラザ創設メンバーにして、ビジネス塾・塾長。 Dサポート㈱代表取締役会長。 ドラッカー教授の教えを広めるため、各地でドラッカーの著作を用いた読書会を開催している。 公認ファシリテーターの育成にも尽力し、全国に100名以上のファシリテーターを送り出した。 誰もが成果をあげながら生き生きと生きることができる世の中を実現するため、全国に読書会を設置するため活動中。 編著『実践するドラッカー』(ダイヤモンド社)シリーズは、20万部のベストセラー。他に日経BP社から『ドラッカーを読んだら会社が変わった』がある。 2019年12月『ドラッカー教授 組織づくりの原理原則』を出版。 雑誌『致知』に「仕事と人生に生かすドラッカーの教え」連載投稿中

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