【会計事務所では教えない?経営者のためのマネジメント会計入門】第4回 「マネジメントにもっとも必要な情報とは何か?」

「どのような情報が組織の経営に一番必要な情報なのでしょうか」前回このように問いかけて終わりました。

答えは…事業に関する情報です。

事業は組織の目的(ミッション)を果たすための具体的な手段です。手段の実効性を高めることで組織の目的が達成されます。

2006年、日本最古の会社と言われている金剛組が経営破綻しました。創建は西暦578年。最初の発注者は聖徳太子といわれています。

バブルで傷を負った宮大工集団の金剛組を救ったのが地元のゼネコン高松組(1部上場)です。新金剛組を設立し、人とノウハウをその組織に移転しました。旧金剛組はその後、破産処理されました。

金剛組の本社は大阪の四天王寺の近くにあります。聖徳太子が建立した四天王寺が過去2回全焼しても再建できたのは金剛組の存在があったからです。つまり同社の宮大工という事業は世の中になくてはならない存在になっていたのです。

 

社会にとって重要なのは組織ではない

この事例が示す端的な一つの事実があります。

社会にとって重要なのは組織ではなく事業であるという事実です。経営者にとってはゾッとする話ですが組織が社会の道具であるという原理から考えると当然といえば当然の結果です。

それゆえマネジメントに最も必要な情報は事業に関するものであるということができます。ここまでくるとそれは「部門別会計のことですか」と問う声があがってきます。

ハイ。正解です。

しかしそれは一部でしかありません。

何が足りないのか。

その答えは少しあとに取っておきましょう。

 

その前に「事業とは何か」について考えてみたいと思います。

この問いも難敵です。

皆さんなら何と答えますか。

長くなりましたので次回のテーマにしましょう。

(つづく)

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<実践するマネジメント読書会®>創始者。『実践するドラッカー』(ダイヤモンド社)シリーズ5冊の著者。 ドラッカー学会理事。 マネジメント会計を提唱するアウル税理士法人代表/公認会計士・税理士。 ナレッジプラザ創設メンバーにして、ビジネス塾・塾長。 Dサポート㈱代表取締役会長。 ドラッカー教授の教えを広めるため、各地でドラッカーの著作を用いた読書会を開催している。 公認ファシリテーターの育成にも尽力し、全国に100名以上のファシリテーターを送り出した。 誰もが成果をあげながら生き生きと生きることができる世の中を実現するため、全国に読書会を設置するため活動中。 編著『実践するドラッカー』(ダイヤモンド社)シリーズは、20万部のベストセラー。他に日経BP社から『ドラッカーを読んだら会社が変わった』がある。 2019年12月『ドラッカー教授 組織づくりの原理原則』を出版。 雑誌『致知』に「仕事と人生に生かすドラッカーの教え」連載投稿中

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