(第6回からの続き)
一人で続けるには限界がある…2010年当時、私は年間70回の読書会を行っていました。
ファシリテーターを増員しない限り継続は難しい…と考え始めていました。
ビジョンはあるが、方法が未だ…本当にできるのか?
どうやってやるのか?
その時はいくら考えても方法は見つかりません。
無理か、やめるか?
しばしの葛藤の中、毎年お盆明けに作成している翌年の計画に「養成講座」開催の日付を勇気を奮い立たせ手帳に入れていました。
1月31日夜、オリエンテーション。2月から10月まで4回の合宿。
日程は決まった。定員6名、参加費8万円。
原価割れ…自信のない現れ…笑
しかも未だ方法は見つからない。
自分が400回(当時)も行ってきたことを再現できるのか。
今では普通にできるようになったことを一からどうやって伝えるのか。
数カ月、難問に取り組みました。
しかし結論は出ず、案内をし、これは大いなる実験ですと宣言。
定員を上回る応募に勇気をもらいました。
本当に有難い。
皆さん、古くからの読書会のベテランぞろい。
やっとスタートラインに着いたのです。
こうして2010年が暮れようとしていた頃、事件が起こります。
帯広から参加を予定していた方が急遽キャンセル。
どうしよう…帯広の読書会の運営者がいない…
急遽帯広の読書会参加者と相談の上、指名し、応じてもらい急場をしのぎました。
しかし読書会参加3回の初心者…大丈夫かなぁ?
上手くいくだろうかどうかと考える間もなく年が明け、開催日を迎えました。
養成の方法は一応考えた。
一応…
こうして読書会は閉塞した局面を打開すべく一抹の不安を伴いながら新しいステージに突入して行ったのです。
とはいえ養成講座を修了し、ファシリテーターとなるには2011年いっぱいかかります。
さて果たしてファシリテーターの養成はうまくいくのやら…2011年は不安で始まったのです。
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