今日の講師は『人生を変えるドラッカー』の著者、吉田麻子さん(㈱カラーディアの代表者)です。現在は函館のカフェ「イロドリ」も経営。
仙台に本社を置く㈱S・Yサークルさんのゲスト講師として、実践するマネジメント読書会🄬のファシリテーターでもある麻子さんが登壇です。司会は内藤洋子さん。ご両人は函館出身。しかも小中学校の先輩と後輩。11年ぶりの再会です。
以下は、中継レポートです。
文中の>・・・は私のコメントです。
人生や経営のお役に立てるメッセ―を受け取り下さい。
セミナーのタイトルは「人生を変えるドラッカー」…著作名と同じですね。
>「人生の変え方」を学べる時間になりそうです。
ホワイトボードにはとあります。
「なぜドラッカーが人生を変えたのか」
・1500時間
・読書オタク
・仲間
OLリクルート時代の話し…色彩と出会う。
78万円払って色彩検定の講座を受講。
無事、4つ検定で1級を取得!
カラーに出会って仕事楽しみに目覚める。
この経験いかして、「色で人を元気にできるかも」という仮説を立てる。
リクルート時代の上司の誘いで学びの場へ。
そこでの出会い…私や高塚さんがいた。
カラースクールの立ち上げから閉鎖までの話し…
やめると新しい出会いが生まれる。
>何かを行なうためにやめるのではない、何かをやめると新しいことが始まる―これはドラッカー教授のイノベーション鉄則でもあります。
バッタリ会った先輩から飲みに誘われ、「夢は何?」と問われる。
出版という夢を始めて口に出しました。
>夢を聞いてくれる人の存在は重要ですね。
その先輩から出版社と編集者を紹介されました。
>ご縁はつながりますね。
その後、実際、『7色のすごいチカラ』(2010)、『実践する色彩学』(2012)、『人生を変えるドラッカー』(2016)を世に出す。
>夢を口に出すと実現する、これ鉄則です。
40回読む価値のある本とは
今日の話は、カラーではなく、ドラッカー。
話題はドラッカー教授の『経営者の条件』に。
2006年から40回以上、読む…
なぜ何度も読むのか―読むつどに新しい言葉との出会いがある。
さらに実践すると変化があらわれ始める。
しかし…人に薦めても読み切れない現実が…
さらに深層部に…
まずは「まえがき」から…
「自らをマネジメントすることは常に可能である」に撃ち抜かれる!
話題は、「成果をあげる能力」に及びます。
<5つの習慣的能力を身につける>
①時間管理(汝の時間を知れ)
②どのような貢献ができるか
③人の強みを生かす
④重要なことに集中する
⑤成果のあがる意思決定をする
ドラッカー教授の言葉を実践する
どのように身につけるのか―自分の場合を事例として
・「知っている」から「やっている」へ(なかなかできない自分)
・時間管理を「やっている」状態へ―実践のキーワード
―まずは記録から、「破棄、廃棄、廃棄」、聖なる塊の時間の確保、定期点検
・貢献を「やっている」状態へ―実践のキーワード
―組織の成果と一人ひとりの貢献、貢献のリレー
・強みを「やっている」状態へ―実践のキーワード
―もっている強みを生かす、強みを繰り返し問うことで尖がってくる、仕事の設計も大切
・集中を「やっている」状態へ―実践のキーワード
―目指す成果をめざす、過去の計画的廃棄、優先順位と劣後順位、
・成果のあがる意思決定を「やっている」状態へ―実践のキーワード
―計画に落とし込む、原則を決めておく、その意思決定は必要な人に到達しているのか
>それぞれで実践ポイントが違いますね。
で…先ほどの課題…人に薦めても読み切れない現実が…
?! 「そうだ『経営者の条件』をベースにした小説を書こう」
出版という過程でさらに実践された「成果をあげる能力」
・読書会への「貢献」というモチベーション
・書くという「強み」を生かす
・読書会という組織に「貢献」するため自分の「強み」を使う=小説を書くという「意思決定」
・創作に費やした総時間、1500時間―「時間管理」「集中(廃棄)」の成果
・『経営者の条件』に「集中」する
・わかりやすい、入門者向けに「集中」する
・自らのイノベーションを起こすという「意思決定」
―新領域「ドラッカー」、「長編小説」
・意思決定から計画へ
―小説の書き方から始める…『もしドラ』のスタイルを真似る…
―関係者に伝える、仮説の有効性を検証(世の中のためになるのか)
>これがドラッカー教授の言葉と使うという状態ですね。
最後に、ホワイトボードでまとめです。
「なぜドラッカーが人生を変えたのか」
・1500時間―成果をあげるには一定以上の時間が必要
・読書オタク―個性プライベートに関係するものと思っていたが…仕事に使って世の中のためになる
・仲間―仲間の喜ぶ顔をみたいというエネルギー
ブックカフェ「イロドリ」を紹介しつつ、場に対する想いを語り…終了
最も好きな言葉は…の質問に
「自らをマネジメントすることは常に可能である」と返答。
>終止一貫していますね。
追記)著者ご自身の連載が始まっています
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