【理想の関係とは】部下が本音を言ってくれません【上司が信頼を得るコミュニケーション方法】


部下が本音を言ってくれません。
\私がお答えします/

清水 祥行(しみず よしゆき)

1968年、兵庫県西宮市うまれ。同志社大学卒。
Dサポート株式会社代表取締役、
ナレッジプラザ・ドラッカー読書会認定ファシリテータ、
一般財団法人しつもん財団認定ビジネス質問家、
経済産業省登録中小企業診断士(平成8年登録)。
楽天大学にて「もし楽天店舗さんがドラッカーのマネジメント論を学んだら」講師を務める。

部下が本音で話してくれません。

部下がなかなか本音を言ってくれない(何か言いたいことがあるはずなのに正直に打ち明けてくれない)のですが、上に立つ者としてどう接していけばいいでしょうか。

会話をしていても、のどに小骨が刺さったような、モヤモヤする感じになってしまいます。

明らかに不満を抱えていそうなのですが、相手が話してくれないなら、一体わたしはどうしてあげればよいのでしょうか。

このままでは、不満を溜め込み続けて、いずれ離職が出てしまいそうです。

問いかけの質を変えましょう。

もしかすると、“問いの質”がよくないかもしれません。

これまであなたは、相手の意見を聞いておきながら、「そうじゃない」「それは違う」と否定し、自分の正しさを押し付けていませんか?

聞け、話すな。


ドラッカー『経営者の条件』

部下と良質なコミュニケーションをとりたいのならば、自分が言いたいことをぐっとこらえ、落ち着いて相手から答えを引き出すことが大切です。

清水
清水
そのためにはまず、問いの質を意識して投げかけてみてください。
ポイントは、“どうすればいいのか”という問いです。

“なぜ”と原因を訊きだそうとすると、どうしても詰問のような印象を与えてしまいますし、相手を思考停止に陥らせてしまう可能性があります。「なぜこのトラブルが起こったのか」と質問した場合、もちろん何らかの回答は返ってくるでしょうが、建設的とはいえません。

それよりも、「どうすればこのトラブルを防ぐことができるのか」という問いを投げかけると、自然と相手は建設的に物事を考え、意見をしてくれるようになるはずです。

清水
清水
回答をより良く引き出す際は、質問の範囲と方向性を指定して「どうすれば」と問いかけてください。

たとえば「ホテルの経営を改善するにはどうすればいいか?」では、さすがにスケールが大きすぎて、スタッフもなかなか答えにくいと思います。しかし「102号室の部屋をどのように改装すれば顧客に喜んでもらえるか?」だとどうでしょうか。かなり限定的な内容でイメージがしやすいことから、具体的な意見が次々に出てくるはずです。

ただしこのとき注意しなければならないのは、あなたが期待する回答を得られなかった場合の対応の仕方です。

明らかに間違った結論に達している者については、『自分とは異なる現実を見て、異なる問題に気づいているに違いない』『もしその意見が知的かつ合理的であるとするならば、彼はどのような現実を見ているか』と考えなければならない

ドラッカー『マネジメント』

「そういう考え方もあるよね。それについてはいずれまた話そう」「いまは関係のない話だから、他の意見をくれ」と、軽視する人は決して少なくありません。

しかし、自分の望んでいない回答の中には、問題の本質が隠れている可能性があります。もしかするとそこには、大きな成果を掴むチャンスが眠っているかもしれないのです。

最後に:ドラッカーを学んでみたい方へ

今回のアドバイスで引用したP. F. ドラッカーは、“マネジメントの父”や”経営の神様”と称され、20世紀の経営学に多大な影響を与えた人物です。

ドラッカーの言葉に励まされ、影響を受けた経営者は数え切れないほどいます。国内だけでなく、世界中でも、ドラッカーを経営に活かした実例は無数に存在します。

もし今回のQ&Aで少しでもドラッカーに興味を持たれたなら、ぜひ一度、ドラッカーのオンライン読書会に参加してみてください。経営者や個人事業主の方はもちろんのこと、学生や会社員/役員の方の参加も大歓迎です。この読書会を通じて、普通では知り合えないような人とつながることもできますよ。

ドラッカーは“拾い読み”をするよりも、一冊の本を読み込み、体系的に学んだほうが、より効果的にビジネスに活かすことができます。

読書会では、ドラッカーの実践によって業績改善やイノベーションを実現できた先輩が、自らの実体験をもとにアドバイスしてくれます。

「小手先の経営テクニックだけじゃ通用しないと痛感した」「どんな波風にも動じない信念を身につけたい」「経営の普遍的な原理原則が知りたい」という方は、ドラッカーのオンライン読書会で新しい発見や気づきを得られるかもしれません。

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ドラッカーを学んだ経営者やビジネスマンが実際に仕事や経営に活かして数々のピンチを乗り越え、成功を収めた実例を記事形式で紹介しています。


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