【実践するマネジメント読書会 誕生秘話】2.読書会が始まる①―基本所作は同じ


「日本ドラッカリアンの会」にしよう。この時点では当然ですが、現在のように読書会が全国数十か所に広がると思いもよりませんでした。なにせ読書会も始めていないのですから。しかし今思えば、この時、未来はすでに起こっていたのです。

その場の勢いで日本ドラッカリアンの会は立ち上がったものの具体的な活動は何も決めていません。悩んだあげく、ゼミで身につけた<読書会>でもやったらどうだろうかと考えました。

こうして今に続く読書会が、2003年4月に開催されました。
当時、1000回も続く会になるとは誰も考えていませんでした。

ゼミで修得した<読書会>の本質を移植したものが現在の<実践するマネジメント読書会>です。基本所作―事前に読んでくる。線を引いてくる(ゼミではこれを基本に要約と所感をA4一枚にまとめました)。当日、該当箇所を読む(ゼミではレジメを一字一句読みます)―は同じです。

大きな違いは対象図書がドラッカーに限定していることと毎回1冊ではなく原則1章であることです。もう一つ加えるとすれば読書会を主導するのは、指導教官ではなくFT(ファシリテーター)が行っていることです。

現在私たちが実践している<読書会>は他の読書会とは異なります。基本所作を徹底し、型を重視します。ファシリテーターは基本所作を訓練によって身につけています。

私の<読書会>の理想像は恩師の読書会にあります。そこで行われているのは人づくりです。多くの情報を提供するものでもありません。著作を題材にして、わが経営、わが人生を振り返るというものです。その精神は私たちの<読書会>にも引き継がれています。

つづく

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佐藤 等
<実践するマネジメント読書会>創始者。『実践するドラッカー』(ダイヤモンド社)シリーズ5冊の著者。 ドラッカー学会理事。 マネジメント会計を提唱する佐藤等公認会計士事務所所長/公認会計士・税理士。 ナレッジプラザ創設メンバーにして、ビジネス塾・塾長。 Dサポート㈱代表取締役会長。 ドラッカー教授の教えを広めるため、各地でドラッカーの著作を用いた読書会を開催している。 公認ファシリテーターの育成にも尽力し、全国に約70名のファシリテーターを送り出した。 誰もが成果をあげながら生き生きと生きることができる世の中を実現するため、全国に読書会を設置するため活動中。 編著『実践するドラッカー』(ダイヤモンド社)シリーズは、20万部のベストセラー。他に日経BP社から『ドラッカーを読んだら会社が変わった』がある。 自身のブログ<ドラッカリアン参上>は連続投稿4000日以上を達成して続伸中

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