ドラッカーマネジメントの中核―自分の強み(長所)の見つけ方/自分を生かすトリセツのつくり方【第7回】”アタマを使う仕事”は遊びと紙一重(頭が働き始めるツボ)


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MYブームの共通点

前回のMYブーム歴の列挙はいかがでしたか?
また、それらの共通点は何か見つかりましたでしょうか?

共通点に挙がるものとして、

  • スポーツばかりだった。
  • 人物ばかりだった。
  • コンテンツばかりだった。

というシンプルなものもありますが、

・鉛筆削り、読書、麻雀、サックス・・・。脈絡がないと思っていたけれど、並べてみると“指先の感覚”を研ぎ澄ますときに楽しくなることに気づいた。

・恥ずかしいな(笑)。よくみると“成長を見守る”ものばかりが並んでる!

・子供の頃見た、西遊記、ヤマト。“昭和的ドラマ”が共通点と思ったけれど“目的地までの長旅”が好きなのかも。あ、水戸黄門も好きだった。

・映画でも学校の勉強でも“ストーリー展開”を感じられるものが好きなことがわかりました。・・これって、他の人からは何を言ってるか、わかんないかもしんないけど。

といった具合に、実際に書き出してみると、本人にとっても意外なものが浮かびます。

 ちなみに、前回挙げた私の一覧から、私自身が感じた共通点は、「比較」。

・ウルトラマン、恐竜、宇宙戦艦ヤマトは、「大きさ」が一つのキーでした。人形やプラモデルは、同一縮尺にこだわっていました。

・お城や古戦場めぐりと放浪の旅は、地点間の「距離」。さらにいえば、「地図」と「実際に体感した距離」を比較していたかもしれません。

・これについては、往時と現在の「時点」間比較。あるいは「公式記録」と実際に行って手にした「現地での言い伝え」の比較なんかもしていますね。

・歴史小説や孫子の兵法、名作映画、それにドラッカーは、(ちょっとこれはとは離れるのかもしれませんが、関連付けるとすれば)「比較」の対象としての「原点」や「起点」を押さえておきたい、という感覚なのかもしれません。

 みなさんもぜひ、ご自身のMYブーム歴の共通点を、もういちど探してみてください。

アタマを使う仕事は、遊びと紙一重。

(ドラッカー教授の言葉)

仕事と遊びの違いについては、満足な答えが得られたことはない。
体の動きは、細かなことまで同じことがある。

=マネジメント(上) 第15章 新しい現実=

 今日のMYブーム歴分析のポイントは、”笑いのツボ”のように「楽しくなるツボ」「好きになるツボ」です。
 筋肉を疲労させる作業労働とは違い、アタマを使う仕事は、”パズル”や”迷路”や”知恵の輪”を楽しむように、楽しめる可能性が多分にあります。
 もし、共通点がみつかれば、アタマを使う仕事にも積極的に応用させて、仕事を楽しむことも可能です。

ちなみに、私の場合、「比較」をキーワードにすると、
 一覧表を作ったり、
 予実比較をしたり、
 前年対比で分析したり、
 年表を作って経緯を確認したり、
 企業の事例比較をしたりすると、
仕事が『パズルを楽しむような感覚』に変わり、いつの間にか楽くて眠れなくなって徹夜作業までしてしまうことを説明できます。

 上述の、「指先感覚」「成長を見守る」「目的地までの長旅」「ストーリー展開」の人たちについても、「どんな仕事をするのか」がなんとなく想像できませんか?

さて、自分が楽しくなるツボ(=頭がグルグルと働き始めるツボ)は、一つ一つを掘り下げてからの方が発掘しやすいです。

そこで、今回からいくつか、『Myブームを掘り下げる質問』をさせていただきますね。

Q:それは、何が楽しかったのですか?

「それ」とは、Myブーム歴であげていただいた一つひとつの「Myブーム」です。前回は、共通点をあげていただきましたが、ここからは一つひとつについて考えてみてください。ほかと共通である必要はありません。

この「何が楽しかったか?」については、そのMyブームについて「最も楽しかった場面」を思い浮かべていただきたいのです。

例えば、これまで、Myブームに少年野球をあげた方が何人かいらっしゃいましたが、楽しかった場面は人それぞれ。

「試合に勝ったとき」とは限りません。「千本ノックから解放されたとき」や「ご褒美にグローブを買ってもらったとき」だったり、「実は、メンバーを集めているとき」だったり、するかもしれませんよ。

意外なものほど、興味深い気づきがあるはずです!

注)他の人に行うときには、くれぐれも、「わけのわからない個人的なMYブーム」であっても、
 さげすんだまなざしで、無関心そうに「・・・・それって・・・なにが楽しかったの?」とは聞かないで下さいね。(笑)
 必ず、その方に対して敬意と、興味や関心を失わずに問いかけてください。

 

MYブームの一つひとつについて
Q:(最も楽しかった場面を思い浮かべて)それは、何が楽しかったのですか?

 

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【第1回】あなたの『自分取扱説明書』をつくりましょう!

【第2回】あこがれた職業は、自分の仕事観を示す。

【第3回】自分の仕事を「作品」として見てみる

【第4回】作品(仕事)を振り返って気づくこと

【第5回】“楽”ちんなことは“楽”しめない

【第6回】“MY”ブーム歴から考える

 

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清水祥行
『ドラッカーを読んだら会社が変わった!(日経BP社刊)』編集協力。 中小企業におけるドラッカーのマネジメント実践をサポートする[実ドラ・実践ナビゲータ]。 『実ドラ:実践するドラッカー』シリーズ(ダイヤモンド社)をテキストに、1日一冊で、マネジメントを実践的&体系的に学ぶ[実践するマネジメント講座]の講師を全国で務める。  趣味は、受講企業に訪問して実践事例を取材するとともに、自社では気付かない強みをフィードバックすること。

“ドラッカーマネジメントの中核―自分の強み(長所)の見つけ方/自分を生かすトリセツのつくり方【第7回】”アタマを使う仕事”は遊びと紙一重(頭が働き始めるツボ)”への2件のフィードバック

  1. makirica より:

    第1回から愛読しています。
    第4回まで読んだ時、自分のトリセツを書いてみようと思って実践したら、ものすごい気づきがあり、いまそれがきっかけで新しい事業に取り組んでいます(笑)

    MYブームはまだ書いてないので、試してみますー!

    • 清水祥行 清水祥行 より:

      makiricaさん ありがとうございます!
      それぞれの角度で自分の振り返りを行いますので、
      「どの問いかけに反応するか?」も意識してみてください♪

      きっとその問いかけは、モチベーションをあげる問いかけになるはずですー。

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