公認会計士を続けながら6冊の本を出版できた時間管理の極意―その2 タイム・マネジメントに成功するための決定的な条件


時間管理は、失敗を運命づけられている?

「手帳」とともに「時間管理/タイム・マネジメント」の特集記事は、ビジネス雑誌の常連です。毎年必ず一度は取り上げられます。時に「時短」や「生産性」と姿を変えて特集は、私たちの目の前に繰り返し出現します。

何年か前、私も雑誌の取材を受けたことがあります。

ドラッカー教授が時間管理について触れているからです。時間がなかったので1時間限定との約束で取材はスタートしました。

取材を受けてすぐに気づいたことがあります。

それは、時間管理を多くの人が失敗する理由でした。

私が気づいたのは、取材の質問が方法やノウハウに集中していたからです。

時間管理の本質は…どうやって時間を上手く使うか…ではなく、どんな活動に時間を使うかです。

極端に言えば、「どんな活動に時間を使わないか」が重要だということです。大事なのは、時間を上手く使う方法ではないということです。

このような事態に陥る最大の原因は、何のために時間管理をしているかを明らかにしていないことでした。これが多くの人が時間管理に失敗する原因です。

つまり多くの人が、目的を明確にしないままに手段を身につけようと必死になっている状況なのです。

目的地が異なれば到達点は異なります。目的地が不明確だと、そもそも目的地に到達できないでしょう。

それなのに目的を明らかにしないまま時間管理がうまくいかないと嘆く方が後を絶ちません。

曰く、

知識労働では、重要なことは仕事の目的である

『明日を支配するもの』から

 

目的を明らかにしましょう。

時間管理に成功するための決定的な条件は、時間管理の目的を明らかにすることです。

目的に沿った時間の使い方を時間管理の基本にすえることです。

1時間の約束で始まったインタビューは、目的について熱く語ったため2時間に及びました。タイム・マネジメントは失敗しました(笑)

 

 

<問い>

あなたは何のために時間管理を行いますか。

 

ここまでの記事

第1回 体系的廃棄というタイム・マネジメント

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佐藤 等
<実践するマネジメント読書会>創始者。『実践するドラッカー』(ダイヤモンド社)シリーズ5冊の著者。 ドラッカー学会理事。 マネジメント会計を提唱する佐藤等公認会計士事務所所長/公認会計士・税理士。 ナレッジプラザ創設メンバーにして、ビジネス塾・塾長。 Dサポート㈱代表取締役会長。 ドラッカー教授の教えを広めるため、各地でドラッカーの著作を用いた読書会を開催している。 公認ファシリテーターの育成にも尽力し、全国に約70名のファシリテーターを送り出した。 誰もが成果をあげながら生き生きと生きることができる世の中を実現するため、全国に読書会を設置するため活動中。 編著『実践するドラッカー』(ダイヤモンド社)シリーズは、20万部のベストセラー。他に日経BP社から『ドラッカーを読んだら会社が変わった』がある。 自身のブログ<ドラッカリアン参上>は連続投稿4000日以上を達成して続伸中

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