【会計事務所では教えない?経営者のためのマネジメント会計入門】第1回 管理会計とマネジメント会計は違うのか


私の仕事は会計事務所の所長。

かれこれ30年、監査法人時代を含め職業会計の業界にいます。我ながら長いですね。

この間、会計業界は国際化や時価会計化など激動期にありました。

このような大きな変化によって影響が受けたのは主として財務会計と呼ばれる分野においてです。株主や債権者に現状を伝えることを主な目的とするため報告会計と呼ばれたり、一定のルールにしたがって作成すので制度会計などと呼ばれたりします。

主として利益(所得)計算を目的にする税務会計は、財務会計の下位に位置しています。

会計には、財務会計の他に管理会計という領域が存在します。私は大学時代、管理会計ゼミに属していました。原書を読まされた懐かしい思い出がよみがえります。

公認会計士の試験でも管理会計は原価計算という試験科目の一領域で出題されました。

管理会計で身につけた知識は会計実務でとても役に立ちました。さまざまな意思決定の判断基準となったからです。

管理会計はmanagement accountingの日本語訳です。

ここまでは職業会計人としていわば常識のこと。

 

「マネジメントのための会計とは何か」

問題はここからです。

21世紀に入って私は、故あってドラッカー教授のマネジメントを学ぶ機会を得ました。

 

「マネジメントのための会計とは何か」

違和感から…私は考え続けました。

 

しばらくかかりましたが、一つの結論に達しました。

学生時代や会計士の受験勉強で習った管理会計とマネジメントに役立つ会計は別物であると。

(つづく)

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佐藤 等
<実践するマネジメント読書会>創始者。『実践するドラッカー』(ダイヤモンド社)シリーズ5冊の著者。 ドラッカー学会理事。 マネジメント会計を提唱する佐藤等公認会計士事務所所長/公認会計士・税理士。 ナレッジプラザ創設メンバーにして、ビジネス塾・塾長。 Dサポート㈱代表取締役会長。 ドラッカー教授の教えを広めるため、各地でドラッカーの著作を用いた読書会を開催している。 公認ファシリテーターの育成にも尽力し、全国に約70名のファシリテーターを送り出した。 誰もが成果をあげながら生き生きと生きることができる世の中を実現するため、全国に読書会を設置するため活動中。 編著『実践するドラッカー』(ダイヤモンド社)シリーズは、20万部のベストセラー。他に日経BP社から『ドラッカーを読んだら会社が変わった』がある。 自身のブログ<ドラッカリアン参上>は連続投稿4000日以上を達成して続伸中

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