2003年に札幌で始まった読書会は、その後、函館(2006)、旭川(2007)、帯広(2008)と北海道内に広がっていきました。この頃の参加者が宮脇さんや川島さんなどです。今の読書会ファシリテーター(FT)の礎となる1期生の大半は北海道の読書会参加者です。
そして2008年、読書会は開始から5年を経て新局面に入ります。
初めて東京で開催することになったのです。北海道から出て橋頭堡を築こうという意識で海を渡ったのを憶えています。そして、その砦を何とか守り続けることができたという感慨が今はあります。
東京の読書会の初日、ドラッカリアンの会の頭に「日本」とつけた2003年のあの日のことが思い起こされました。目標は高く掲げよというドラッカー教授の言葉の大切さを実感します。
東京の読書会に当初から参加していたのが和光さん(FT2期)と八谷さん(FT4期)です。
ちなみに東京の十数名いた初参加の当初メンバーで残っているのは二人だけです。読書会への参加の継続の難しさと、継続のあとにある成果の大きさを実感します。
読書会の広がりは、まだまだこれからです。次は関西の橋頭堡の確保。今は京都を皮切りに大阪、神戸、広島、岡山と読書会が続いています。休止会場もあり、継続した学びの場にすることが私たちの悲願です。
この頃、相変わらずファシリテーター(FT)は私一人、ヒューマン・キャピタル・マネジメント社主催、参加費1万円で90分というスタイルでした。私自身、当時札幌で3クラスを開催していましたので道内と東京で延べ7か所、年間70回の読書会を担当していました。
このような状況が2011年まで続きます。一人では限界がある…と感じ始めたのはこの頃です。
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