第一回のファシリテーター(FT)養成講座のオリエンテーションを終え、2011年2月、記念すべき第1期第1回目がいよいよ始まる。顔ぶれは読書会のベテランぞろい。
今も変わらないトレーニング中心のプログラム。
今振り返るとプログラムの幹の部分はまったく今と同じ。
ゴールを明示し、プログラムを簡単に説明し、即トレーニング開始。
第1回目<模擬ファシリテーション>開始
さすがベテランぞろい、和気あいあいと自由な雰囲気で進む。
私は皆さんのコメントに聞き耳を立てる。
‼…楽しそうだ♪
第2回目<模擬ファシリテーション>開始
タイムマネジメントの考え方を説明し、タイムキーパーを定め開始。
コメントの長さにはじめて意識が向く。
おっ! ちょっとやり難そうだな…よしよし。
皆さんのコメントに耳をそばだてる。
よし、次はこれにしよう。
第3回目<模擬ファシリテーション>開始
NGワードの設定。
理由は、云々…
一瞬にして参加者の顔から表情が消え、苦悩が浮かぶ。
しめしめ、やっぱり困っている!
あの多弁な●●さんが…無口になっている。
またしても私は皆さんのコメントに耳をそばだてる。
よし、次はこれにしよう…
一つひとつ障害走のように課題を設ける。
こうして濃厚な時間はあっという間に過ぎ、18時に。
温泉タイム!
予期せぬことが起こる 知覚から分析へ
そして懇親会にて…予期せぬことが…
疲労困憊で温泉に入れなかった…
土下座して帰らせてもらおうと思った。
そしてあの伝説の名言が発せられる。
「虫になりたい」
?????…意味不明だ。
私は眼の前で起こっている現象を分析してみた。
振り子がマイナス振れている。
一人を除いて全員読書会のベテラン。
これまで読書会で同じ時間を何十時間も共有しているからには、そこそこ、できると思っていたが蓋を開けてみると全く違う世界が広がっていた。
同じ空間でも立場が変われば思考は激変せざるを得ないと…実感しているようだ。
そして絶望感が心に侵入してくる…失敗した、来るのではなかったという顔、顔。
おや!?
一人ニコニコしている?
なぜだ?(つづく)
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あの名言はこの時生まれたのですね!
この話の続きが気になります。
ありがとうございます。
次回をお楽しみにして下さい。