Biz Clipというサイトに私が監修する<実例で学ぶ!ドラッカーで苦境を跳ね返せ>というドラッカー・マネジメントの実践者の連載記事が載っています。一連の記事はドラッカー教授の言葉を経営に用いて成果をあげた実例です。
第16回目は、北海道の十勝(帯広)に本社をおく十勝バスの実践例です。第17回目でも同社を取り上げますが、テーマはイノベーションです。40年以上減少し続けた路線バスの乗客が増えるきっかとなった活動は、かつて読書会で読んだあの言葉でした。講演をまとめたものを2回にわたって伝えています。
日本における多くのバス会社がモータリゼーションの影響を受け何十年にわたって乗車数を減らしてきました。こうした中、国からの補助金でなんとか定期路線バスを維持している現状があります。前編では苦境のあえぐ組織、人々、社長の姿が描かれています。そんな中イノベーションのきっかけとなったのは、一つのバス停からある活動を始めることでした。
テーマはイノベーション編 社員との対立乗り越え経営改革です。
この事例から事業のマネジメント領域の次の点などを学ぶことができます。
<ポイント>
・経営資源は有限小さく行動を開始する
・小さな行動から情報を得る
・成果の要因がわかったら再現性を高める
拙著『ドラッカーを読んだら会社が変わった』(日経BP)掲載事例(p.02~)―私の解説つきです。
<ドラッカーに学ぶマネジメント>をお読みになる際には「マネジメント体系」を意識して読むと理解が深まります(同書p.207)
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<実践するマネジメント読書会®>創始者。『実践するドラッカー』(ダイヤモンド社)シリーズ5冊の著者。
ドラッカー学会理事。
マネジメント会計を提唱するアウル税理士法人代表/公認会計士・税理士。
ナレッジプラザ創設メンバーにして、ビジネス塾・塾長。
Dサポート㈱代表取締役会長。
ドラッカー教授の教えを広めるため、各地でドラッカーの著作を用いた読書会を開催している。
公認ファシリテーターの育成にも尽力し、全国に100名以上のファシリテーターを送り出した。
誰もが成果をあげながら生き生きと生きることができる世の中を実現するため、全国に読書会を設置するため活動中。
編著『実践するドラッカー』(ダイヤモンド社)シリーズは、20万部のベストセラー。他に日経BP社から『ドラッカーを読んだら会社が変わった』がある。
2019年12月『ドラッカー教授 組織づくりの原理原則』を出版。
雑誌『致知』に「仕事と人生に生かすドラッカーの教え」連載投稿中。
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